多くの提案は何かを実行するための資金提供を求めるものです。しかし、この提案が問いかけているのは、それらの取り組みが実際に成果を上げたかどうかをどうやって知るかという点です。
「必要最低限のガバナンスを超えて:カルダノのガバナンスを継続的に改善する」
提案を読む: Ekklesia
この提案は@Michael_Madoff氏とIO Voltaireチームによって提出されました。また、憲法委員やガバナンス実務者からの協力も得ています。なお、Civics Committee(シビックス委員会)は公式には関与していませんが、一部のメンバーが個人の立場で協力しています。
提案の内容
- カルダノ・ガバナンスの基盤となるKPIを定義する
- エコシステム全体のデータ(定量・定性の両方)を収集する
- 初の「ガバナンスの現状」レポートを公開する
- 毎年、ガバナンスを評価・改善するための繰り返し可能なプロセスを構築する
ガバナンスが進化するためには、継続的なフィードバックループが必要です。しかし現状では、その仕組みが存在していません。
なぜ重要なのか
今はカルダノのVoltaire(ヴォルテール)期の初年度にあたります。提案が作成され、資金提供を受け、実行に移されていますが、システム全体で何がうまくいっているのか、何が不足しているのか、どこが改善されているのかを測定する手段がありません。
DRep、SPO、あるいはツール開発に関わるコントリビューターであれば、この問題は直接あなたに影響します:
- 有意義な参加とは何かについての明確な基準が定義されていない
- ガバナンスシステム全体がどのように機能しているか可視化されていない
- 改善方法に関する説明責任の枠組みが存在しない
この提案は、上記すべての課題に対する基盤を築くことを目的としています。
誰が関わっているか
提案の提出者はMichael Madoff氏とIO Voltaireチームです。協力者としては以下の方々が名を連ねています:
- Erik Olmenhik氏、Max van Rossum氏、Zev Tsak氏(憲法委員)
- Thomas Uffredi氏(Intersectのガバナンス・ワークショップファシリテーター)
- ガバナンス研究者やツール開発の協力者たち
この提案は数ヶ月にわたるコミュニティの取り組み(4月のガバナンス・ワークショップや以前の予算ガイダンスなど)に基づいていますが、それ自体で独立した提案となっています。
5月2日(金)開催のX(Twitter)スペースに参加しよう
この提案はこれまでほとんど注目されていません。タウンホールにスレッドも立たず、X(Twitter)上でも大きな反響が得られていない状況です。このままでは完全に見逃されてしまうかもしれません。
そこで、この状況を変えるべく、提案の著者や協力者を招いてXスペースを開催します。売り込みは一切なし、ただ議論するための場です。
ホスト: @DiscoverCardano(X): https://twitter.com/DiscoverCardano/status/1918077812013191184
リマインダーを設定: https://x.com/i/spaces/1lDxLzVYBQPGm
提案を読む: Ekklesia
私たちは、ガバナンスがより良くなっていくことを望んでいるのか、それともただ動いているだけの必要最低限のガバナンスで満足するのか。