IOG最高研究責任者Kiayias教授記事-中小にも競争力あり/オープン/長期社会的コミット投資推進となるプラットフォームへ

Emilios Avgouleas エディンバラ大学国際銀行法および金融学部長

Aggelos Kiayiasエディンバラ大学サイバーセキュリティとプライバシーの議長

■問題点:集中型大規模金融業社/ビックテック金融プラットフォーム

COVID-19のパンデミック→過剰借入・単一農業を貧困国導入することの推進・仲介業者の政府との癒着・短期主義が問題に。グローバルフォーラムはこれをすべてリセットしようといっているが、まだ挑戦しきれていない。あまりにも巨大な挑戦…世界経済は崩壊しており、2008年以降のツールを使うだけでは再生できません。長期的なインフラ、社会的責任投資、社会市場経済(例えば、消費者信用や社会的住宅)、化石燃料からの脱却の加速のために、実体経済で資金調達をするのは困難です。単なる金融市場の貪欲が原因ではない、抜本的な解決策が必要だ。

特に「投資」においてこれは顕著で、仲介者(証券取引所など)は仲介手数料を最大化するために、短期的な視点を重視します…しかし投資家の投資は中長期的であるものです。投資を仲介者ではなく投資家に取り戻すことは格差を少なくし、分散化により大規模金融業社/ビックテックの支配を逃れる必要がある。

■解決策:分散台帳技術(DLT)に基づくcooperate-and-compete モデルの分散型オープン金融(多目的・多資産)プラットフォーム

論文:「The Architecture of Decentralised Finance Platforms. The Architecture of Decentralised Finance Platforms: A New Open Finance Paradigm」

①プラットフォーム:暗号化技術を利用:②をオープンで競争力あるものにする基盤

②分散型アプリ:(1)分散化→投資仲介排除→手数料削減で中小企業助かる(2)アクセス拡大、長期・コミット型社会経済的な目標を達成する可能性を強調するユースケースを。マルチアセットで流動性の低かったものを高めることができる。(COVID-19パンデミックでよりひどくなっている)中小フィンテックが生き残り、プラットフォームの規制がガバナンスの面で協力しながら、競争力をもつ(大規模金融業社/ビックテックの支配から逃れられる)ことができます。大規模フィンテックもこれに参入できますが、同じ条件での参加になります。

※規制:規制面、技術目での課題は多いが、コンプラの自動化ができる…効果的な事前運用アルゴリズムと事後監査システムに基づくカウンターパーティのポジション制限、ショートセラーの注文と価格の制限、フロントランニングの禁止など。そもそも規制の標準や消費者契約の各国標準化も重要。政策立案者による統合分散型プラットフォームへの支持はビックテックや大規模金融機関の支配対策の唯一の現実的手段。

③ユーザーインターフェーズ:リスクとリターンを超えて、社会的・倫理的な選好を包含する投資家の選好の多元性を説明するためにパラメトリック化

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第1話:ウォレット開設編♪

第2話:プールを選んでステーキング編♪