翻訳記事元:IOR Cardano Vision Work Program 2025: End-year report – Technology Validation (Draft)
Cardanoコミュニティの皆様
Input Output Research(IOR)は、「IOR Cardano Visionおよびワークプログラム2025:技術検証年末レポート」を共有できることを嬉しく思います。1月23日までに皆様からのフィードバックをお寄せください。技術検証は、基礎研究(SRL 1~2)と完全な実装(SRL 5以上)を繋ぐ重要な架け橋であり、初期コンセプトを実装可能な設計へと変換する役割を担っています。
技術検証のワークストリームは通常6〜12か月間実施され、迅速なプロトタイピング、形式検証、シミュレーション、決定的な仕様書やCardano改善提案(CIP)の作成を伴います。このエビデンス主導のプロセスにより、Cardanoの高い品質とセキュリティ基準を維持しながら、もっとも有望なイノベーションのみを前進させることが保証されます。
2025年、7つの技術検証ストリームが大きな進歩を遂げ、インパクトの大きいソリューションの実現可能性を証明しました。
2025年の技術検証における主な成果
- TV-1 Leios:プロトタイプ、洗練されたシミュレーター、SPOのリソース使用に関するコストモデルを完成させ、Leiosプロトコルをデプロイ可能な状態まで進めました。本プロジェクトは2025年第4四半期に、CIPの提出とともに実装のためInput Output Engineering(IOE)へと正式に引き継がれました。
- TV-2 グラインド攻撃対策(Phalanx):計算コストを大幅に引き上げることで、グラインド攻撃を実質的に不可能にする、Praos互換の拡張機能「Ouroboros Phalanx」を設計しました。この設計はCIPとしてまとめられ、CIPライブラリーにマージされました。
- TV-3 Jolteonライブネス:SubstrateパレットとしてのJolteonのTRL4プロトタイプを完成させ、形式的安全性証明を完了しました。パートナーチェーンが自信を持ってこのプロトコルを採用できるよう、ライブネスの機械化証明に向けた作業が進んでいます。
- TV-4 RSnarks: 複数のトランザクションに検証を分割することで、Cardano上で初となる大規模な再帰型Halo2-BLS検証ツールのオンチェーン実行に成功し、その実現可能性を証明しました。マルチスカラー乗算(MSM)の組み込み関数を導入するCIPはすでに実装段階にあり、実用的な統合を確実なものにしています。
- TV-5 プルーフオブリステーク(Minotaur): 機能的なプルーフオブコンセプト(PoC)ライブラリー、詳細な仕様、シミュレーションを完了し、プロジェクトをSRL4の境界まで進展させました。しかし、SRL5およびSRL6へのさらなる進展は現在ブロックされています。これは、実用的な実装作業の進捗がResearch部門によるコア理論プロトコルの最終確定を上回ったことによるものです。
- TV-6 意図ベースの処理システム(Cavefish):Cavefishは初期プロトタイピングの段階に入りました。中央集権的なAPIへの依存を脱却し、「インテント(意図)」とプライバシー保護のための暗号技術を利用したリソース効率の高いライトクライアントプロトコルを開発しています。
世界トップレベルの研究開発を通じてCardanoを前進させ続けるためには、コミュニティの協力が不可欠です。ぜひレポート草案全文をご確認いただき、Cardanoフォーラムでフィードバックをお聞かせください。皆様の洞察は、私たちの活動を洗練させ、将来の優先順位を計画する上で極めて重要です。
レビュー期間:2026年1月(1月23日まで)