15.12.2017 - 今週のカルダノ財団のニュースレター

カルダノソフトフォークにおけるトランザクション・サイズの拡大と、ワドラー教授のファンクショナルプログラミングに関するブログについて

カルダノは現在、9月のローンチ以来最も重要なアップデートを実施しています。ソフトフォークアップデートは、カルダノのトランザクション・サイズを拡大し、アップデートメカニズムを実証します。本日のニュースレターでは、アップデートに関する重要なハイライト、並びにソフトフォークの動作に関する情報をお伝えします。また、IOHKでプログラミング言語担当上級研究員と地域リーダーを兼任するフィリップ・ワドラー教授が記したプログラミング言語に関するブログを共有いたします。ワドラー教授は、カルダノを開発したハスケルプログラミング言語の創始者の一人でもありますので、是非ご覧ください。※ブログは英語のみの公開です。

カルダノ1.0.3アップデート

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カルダノソフトフォークは、カルダノのトランザクション・サイズを拡大します。

カルダノはこのソフトフォークを通して、ブロックチェーンのアップグレードを行い、開発における新たなマイルストーンを達成しました。このソフトフォークは、カルダノ プロトコルにおける初めての変更であり、結果的にカルダノのトランザクション・サイズを4 KBから64 KBに増加させることを可能にしました。これまでのカルダノネットワークにおいて、トランザクション・サイズが上限に近づいたため、今後予想される更に多くのトランザクションに対応するための必要なステップです。

カルダノにソフトフォークを実施するためには、ネットワーク上における多数の利害関係者がこのアップデートについて賛成票を投じる必要があります。実際に投票が行われ、過半数の承認が確認されると、「ロックイン」が実施され、 プロトコルの変更がアクティブになる前にノードがアップグレードされます。大部分のノードでソフトウェアの更新が確認され、プロトコルの変更の準備が完了すると、フォークが安全に起動します。このプロセスは、コンセンサスに達する可能性がないことを保証し、ブロックチェーンが分割されないよう実施されます。

ソフトフォークは、パフォーマンスの改善を含むアップデート・パッケージの一環です。 カルダノノードの起動に時間がかかりダイダロスが起動しないなどの不具合も、このソフトフォークによって改善されています。さらに、カルダノノードがシャットダウンを起こした際、次回の起動時にダイダロスがネットワークに接続されないという問題も改善される事が期待されています。

リリースノートはGitHubでご覧できます:GitHub

Simplicity and Michelson: A programming language that is too simple

“Only once in my life have I encountered a programming language that was too simple to use. That was Lispkit Lisp, developed by Peter Henderson, Geraint Jones, and Simon Jones, which I saw while serving as a postdoc at Oxford, 1983–87, and which despite its simplicity was used to implement an entire operating system. It is an indictment of the field of programming languages that I have not since encountered another system that I consider too simple. Until today.”

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アップデート :star_struck: いいですね。
IOHKはじめチームの皆様は良いものを作り
出来上がってきたものが世の中を変えていくことに貢献されていますよね。
アップデートされるたびにカルダノの価値が
上がって行くことがわかります。
頑張って下さい。 :four_leaf_clover:

頑張っていきます :muscle: まだまだたくさんのアップデートがあって、楽しみですね〜

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