#Cardano の問題点シリーズ#16「重いフルノードウォレット」について話します。
つまりDaedalus重すぎる問題です。
ただし、これは本当に強調する必要がありますが、他のチェーンでは、
・フルノードウォレットを使っている一般ユーザーはおそらく、ほぼいない
・フルノードウォレットを使おうとするとDaedalusの比にならないぐらい、もっと重い
ので、他のチェーンとの比較の文脈では問題点にもならないとは思います。
とはいえ、フルノードを使い続けたいCardanoユーザーにとってはもっと速く軽くならないものかなと思うと思います。
そもそもフルノードウォレットとは誰も信用せずに使えるウォレットです。
フルノードではない、例えばYoroiはEmurgoがサーバーを動かし続けることを信用する必要があり、他のCadrnaoのウォレットとこの世の暗号資産系のウォレットの99.99%はそのようなタイプです。
なお、フルノードではないウォレットであっても、通常は互換性のリカバリーフレーズさえあれば他のウォレットで復元できますし、例えばYoroiはEmurgoがどんなに頑張っても資産を盗むことはできないので、そこまで一般ユーザーにとっては重要な問題ではないという考え方もあります。どちらかというとフルノードウォレットは誰も信用しなくても使える、というブロックチェーンのビジョンを体現したロマンの産物的な感じです。
とはいえ、フルノードであれば、やや安心感はありますので、そのような安心感をもっと簡単に得られたら嬉しいです。
そこで解決策としてMithrilが開発されています。これを利用すれば、何かの組織を信用せずにウォレットを使うことが可能になります。SPO等などが、データにお墨付きを与えていき、お墨付きが一定以上貯まると、かなり信用できるデータが確定します。それを利用することで膨大な同期時間を短縮できるのです。