Cardanoブロックチェーンに価値をもたらしたい人が財務金庫(現在、ステーキング報酬から20%ほど抜かれて送られているCardanoブロックチェーン改善用の資金)からXXXADAを資金調達したい!と提案し、それに対してADAホルダーがADAでその提案に賛成か反対かを投票する”Catalyst”が始まろうとしています…現在50を超える提案が水面下で動いています…そこで
どんな提案に「賛成」すべきですか?
について考えてみましょう!私の考えでは、Catalystの資金は、(1)Cardanoのユースケースを増やす、または、(2)ADAの価値を追加して、Cardanoネットワークの価値をあげる提案に提供されるべきです。
露骨な言い方をすると、Catalystの資金は、(1)Cardanoでのトランザクションを増やす、または、(2)ADAを保有するメリットを増やしして、ADAの価格をあげる提案に提供されるべきです。そのため、①目的がADAの価値を上げること(そのラウンドの「挑戦課題」に適合していること(ラウンド1の挑戦課題は「 開発者や起業家に、今後6か月以内にカルダノの上にDappsやビジネスを構築することをどのように奨励できますか?」))②費用がその効果に対して合理的であること③実現性が高いこと、の3つが重要と考えています。
理由:
ADAによる資金提供は、わかりやすくいうと、それだけ売られる可能性のあるADAが増えます。ADAホルダーにとっては、売られる可能性のあるADAを追加で放出されるプロジェクトへの賛成投票は、仮にADAの価値を増進しないものであるならば、いかにその内容が素晴らしいことを提唱しているように見えたとしても、ただ自分自身のADAの価値を引き下げる提案に賛成しているだけとなってしまいます。なお、Cardanoチェーンのトランザクション数を増やすことはそれだけ手数料としてのADAが必要となり、またステーキング報酬の増加によりADAを保有するメリットを増やすのでADAの価値増進に貢献します。
1.目的:そのプロジェクトが実現したとして、①Cardanoでのトランザクションを増やす、または、②ADAを保有するメリットを増やしして、ADAの価格をあげることにつながるか?(かつ、そのラウンドの「挑戦課題」に適合していること(ラウンド1の挑戦課題は「 開発者や起業家に、今後6か月以内にカルダノの上にDappsやビジネスを構築することをどのように奨励できますか?」))
いかに素晴らしいプロジェクトであっても、ADAの価値を増進しないのであれば、それはCatalyst以外の場所で資金調達すべきです。
また、ラウンドごとに「挑戦課題」があります。ラウンド1の挑戦課題は「 開発者や起業家に、今後6か月以内にカルダノの上にDappsやビジネスを構築することをどのように奨励できますか?」です。これにどれだけ適合しているかも分析する必要があります。
2.費用:そのプロジェクトが実現したとして、ADAの価格をあげる効果は、それにかかる期間や資金調達されるADA(市場に放出されるADA)に比して、重要か?
重要でなければ、さらに短い期間で、さらに少額のADAで、そのプロジェクトを遂行できないか再考すべきです。もし、IOG/Emurgo/財団の事業と重複する可能性がある場合、IOG/Emurgo/財団より優れた費用対効果と実現性を発揮できることを説明できなければいけません。
3. 実現性:そのプロジェクトは、本当にそのチームと資金調達希望のADAと提案した期間で、実現でき、今後もずっと継続できるか?
・チームメンバーに確かにそれが実現できる能力があること(実績)、プロトタイプがあること
・資金調達希望のADA数でそれが実現でき、さらに、一度実現しただけではなく今後ずっと実現し続けることができること
・マーケットに適合していること(本当にそれを皆が求めていることをどのように確かめたのか、ライバルに対する優位性は何か、マーケティング戦略はあるのか)
Catalyst始動にむけて、どのような提案に賛成投票をすればADAの価値が増進するか判断するために必要な情報を提供すべく諸々動いて参ります!
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