150以上ぐらいあると読みきれないと思いますので、1203件ほどある提案を、dcSpark/日本人関連/要求額2000万以上/カテゴリ予算占有率25%以上…の提案133件でピックアップし、概要の紹介および評価コメント(BAD面も含む)を付記いただけました!(by 日本アセッサーさん達)
採択または否決の投票の参考となるよう、本一覧作成者の主観評価に加え客観的な指標としてPA(提案評価者)による評価の傾向を抽出併記し、スコアとともに掲載
■FUND9の有権者登録は8月4日まで!方法について
PDF: https://twitter.com/MattoH_united/status/1553981962209345536?s=20&t=388s5YIxe_lcM_kHfC-jxw
動画:
ショート版: https://twitter.com/Cardano_ISSA/status/1553224880610369536?s=20&t=388s5YIxe_lcM_kHfC-jxw
ロング版: Cardano Catalyst(カタリスト):有権者登録のやり方 - YouTube
■シート:CatalystFUND9提案スコア&PA評価&概要一覧🔥 - Google Sheets
■PDF:Fund9_ALL.pdf - Google Drive
■以下、内容概要のみ表示(基本的には上のシートかPDFをご参照ください!)
(PA評価のみ表示した一覧:CatalystFUND9提案PA評価サマリのみの一覧🔥 )
No | タイトル | 要求額 | 提案者 区分 |
提案概要 | PAコメント:Bad | PAコメント:Good | 確定 スコア |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | Solve asset fractionalization | 90,000 | dcSpark | 資産を移動する際のクロスチェーンコラボレーションにおいて起こりうる流動性の問題や、プロトコルのUXに悪影響を及ぼす資産の細分化の適正化を図るスマートコントラクトの構築 | ・全体的に一般的な説明が中心で技術的な説明に不足感がある ・予算の積算根拠や成果指標の提示が不十分 |
・MilkomedaによりADAを使用してERC-20トークンを取得した経験上、この技術の有用性はとても高い ・他のブロックチェーンユーザーからCARDANOへの移行がより促進される |
4.2 |
2 | Fracada Addressing Audit | 15,000 | dcSpark | 同社のNFTプロジェクト「Fracada」の監査費用 | ・「Fracada」とはどのようなものか、説明に乏しく判断が難しい ・予算の積算根拠や成果指標の提示が不十分 |
・以前のFundからの継続案件で、CARDANOプラットフォームのDappsのNFTを解決し、柔軟性を生み出す有用性の高いプロジェクト |
4.1 |
3 | Milkomeda Djed | 40,000 | dcSpark | MilkomedaテストネットへのDjedの展開およびWebインターフェイスの作成に要したコスト | ・実施内容の詳細な説明がなく、実施済みであるからこそ内容や成果について提案書の中で提示すべき | ・メインネット搭載前にDjedをテストできる環境を提供したという意義を評価 ・すでに実施済みのプロジェクトへの遡及的な資金提供で、実行性のリスクがない |
3.5 |
4 | Milkomeda Game #2 | 80,000 | dcSpark | 集中型サーバーに依存せずに動作する、ミルコメダとしては第2作となるブロックチェーンベースのタワーディフェンスゲームの開発 | ・開発遅延などリスク要因を提示しているが、その解決策に乏しい印象 ・同チームでの他の提案同様、その予算の積算根拠やロードマップの詳細や成果指標の提示に乏しく、提案書としては不完全との印象 |
・Fund8でもゲーム開発の実績があり、後続にも期待がもてる ・Mikomedaでのゲームのプロジェクトのリリースは、CARDANOとETHとの相互作用の強化にもつながる |
3.7 |
5 | Liquid staking for Milkomeda / L2s | 100,000 | dcSpark | スケーリングのためにベースレイヤーからL2への移行が必要とされるが、ステーキング報酬が止まってしまうため移行をためらうユーザーの悩みを解決し、スムーズな移行を促すミルコメダ標準の設計および実装 | ・同チームの他の提案と比較するとロードマップや工程評価は設定されているが、KPIの提示はやはり物足りない | ・ユーザーのサイドチェーンへの移行を促しエコシステムを拡大させるための有用性の高いプロジェクト ・このプロトコルは実行可能な概念実証(POC)があり、実績ある同チームによる開発で実現可能性も高い |
4.6 |
6 | cip25 (NFT) Rust & WASM library | 7,000 | dcSpark | CardanoのNFT標準であるCIP25を解析するネイティブのRust、WASM、およびTypescriptライブラリの作成 | ・例によってKPIが未設定である点を多くのPAが指摘 ・ただし、影響力が大きいだけに数多くの開発者からの閲覧や検証され、実質的に監査される環境にあるとの意見も |
・CARDANOにおけるNFTプロジェクトに必要となるプロダクト提案で、各方面への影響力と非常に高い需要がある ・7000$と安価な予算で実施可能としている点も高評価 |
4.0 |
7 | Cardano Wallet OneBox | 45,000 | dcSpark | 独自のライトウォレットまたはアプリケーションを展開する際に使用できる単一のツールの作成 | ・機能的な説明にやや不足感があるとの評価も ・他の提案と同様ロードマップや予算積算、KPIの記述がほとんどなく、Catalystにおける同社の姿勢や不完全な提案書でも資金が集まる構造への批判もあり |
・ライトウォレットの展開は、複数のツールの組み合わせが必要なため容易ではないが、この提案は開発者の作業を促進させ、エコシステムの拡大に寄与するプロジェクトと評価 | 3.0 |
8 | Rust SDK fix critical CBOR encoding | 50,000 | dcSpark | 複数の重大な問題を引き起こしているデータにおける、CBORエンコーディングをサポートするRustライブラリの作成 | ・チームが複数のプロジェクトでCARDANOのハードフォークのたびに従事するため、スケジュール通り取り組めるか不安との指摘あり ・例によってKPIが未設定だが、多くの開発者からの閲覧や検証され、実質的に監査される環境にあるとの意見も |
・ほとんどのCARDANO Dappsが使用するRust SDKのバグを修正することを目的としており、チャレンジ趣旨に明確に一致している ・開発者のエコシステムの大部分に直接影響を与えるプロジェクトで、有用性が高い |
4.5 |
9 | Fast reindexable data format | 50,000 | dcSpark | 開発の迅速性や効率性を向上させる、高速インデックス作成および高速分散でブロックを永続的に保存するためのストレージの作成 | ・チームメンバーの構成や詳細が不透明 ・同チームでの他の提案同様、その予算の積算根拠やロードマップの詳細や成果指標の提示に乏しく、提案書としては不完全との印象 |
・高速なブロックデータアクセスエンジンの提供によりインデックスが高速になり、開発者の効率性や俊敏性の大幅な向上に寄与する ・プロジェクトの結果のオープンソース化も高評価 |
3.8 |
10 | Carp over-budget + maintenance | 65,000 | dcSpark | cardano-db-syncツールのより柔軟な代替手段である同社の「Carp」の追加開発費用 | ・以前にCatalystによって資金提供されていたコストの補填という内容だが、そもそもとしてチームはなぜ以前の見積もりが間違っていたのか、今後そのようなエラーがどのように回避すべきか、という問題点に触れていない ・にも関わらず、今回も予算詳細等もないまま資金要求しており、一社への資金集中という現象について非常に懸念しているとの複数指摘あり |
・Dappsがブロックチェーンを照会し、DB-Syncよりも柔軟かつ素早く早く情報を取得するのに役立つツールで必要性は高い ・新たに開発を要するものではなく、未完や遅延のリスクが低いとも言える |
3.4 |
11 | Cardano carbon offset dapp | 120,000 | dcSpark | CARDANOエコシステムによるCO2排出量を環境に配慮したものとする、カーボンクレジットトークンをサポートするスマートコントラクトの作成 | ・そもそもイーサからの移行を図るチャレンジと一致せず、提案を提出するカテゴリが誤っている ・このカテゴリになるとしても、24%もの予算を占有するに足るような予算積算や成果指標、チームの詳細が例によって示されていない |
・カーボンクレジット化の実績のある「Moss.Earth」との提携により実現性が期待 ・環境問題への対処はCARDANOエコシステムにとって有用性が高い |
3.3 |
12 | Accelerator batch #3 | 120,000 | dcSpark | イーサリアムのスタートアップ企業をスカウトしCARDANOでのサポートを行うために、SOSV(米国で最も活発な初期投資家の1人)との提携による加速プログラムを実施 | ・継続案件であるからこそ、60から5として支援対象を選出した理由やCARDANOへのメリットなどについて詳細な説明があると望ましかった ・予算占有率が高いわりに資金使途が不明な点は他提案どおり |
・6週間のプログラム実施によりCARDANOへの移行を促進させるプロジェクトで、有用性は高い ・Fund7からの継続案件で、同社の提案にしてはロードマップやKPIが示されている |
4.0 |
13 | dcSpark (the company iteslf) | 400,000 | dcSpark | 開発者エコシステムへの不足資金としてCatalystより年利6%でローンを受け、2年間で返済する | ・そもそもカテゴリ趣旨と明らかに相違している ・同社への過去Fundからの相当額にのぼる資金提供を踏まえると、融資の実行までは明らかにやりすぎとの声 ・返済の2年後に同社が存在している保証はなく、資金返還の監査の仕組みも提供されていない ・とにかく賛否が完全に割れる問題提案(3:7で否が多い) |
・dcSparkのCARDANOへの貢献度を評価する声 ・昨今の暗号資産市場の下落により各方面でも社員削減などが相次いでおり、同社への支援もやむなしとの声 |
2.8 |
14 | WalletConnect for Cardano | 200,000 | dcSpark | モバイルウォレットをデスクトップdAppに接続するための標準である「WalletConnect」の自社ウォレットへの実装と他社ウォレットへのサポート | ・同社の他の提案と比べるとマイルストーンなどの記述は多少見られるが、それでも予算やタイムラインの提示は不十分な印象 | ・モバイルウォレットのさらなる開発と利便性の向上につながる ・他のウォレットがウォレットコネクトサポートを追加することが容易になり、マルチチェーンプロジェクトが可能となる |
4.0 |
15 | Catalyst SDK dRep support | 40,000 | dcSpark | 既存のCatalyst登録SDKを更新してdRep登録をサポートするとともに、CarpにdRepインデックスを追加し、FlintWallet内にdRepサポートを実装 | ・やはり予算積算やタイムラインなど提案書としての不足事項が多い ・本業が忙しいことで提案書に割くのが難しいのであれば、専業の執筆者を雇ってみてはとの声あり |
・CatalystにおけるdRep実施にあたっては有用なプロダクトであり、同社のウォレットへの搭載という実行性の担保もある ・Fund10からの開始に間に合うような計画であり、実質的にコミュニティの検証を経る形となる |
4.4 |
16 | Scoring Social/Environmental Impact | 48,400 | seirayun | Atala PRISMを活用し、個人および組織が行う社会的・環境的にポジティブな行動をアルゴリズムにより測定し、そのスコアに基づいてトークンで報酬を提供するソリューション ※分割提案あり:本提案はスコアリング分野 |
・参加者の行動評価手法のわかりやすい説明があるとなお良かった ・ソリューションの普及のための取り組みへの言及に不足感あり ・スコアリングによる報酬の集中化や、採点基準と技術的説明が不足との指摘あり |
・Atala Primの技術を活用したユースケースで、ポジティブな行動が記録されたブロックチェーンに基づきインセンティブが支払われるという興味深い仕組み ・チーム詳細やKPIは明確に提示(ただし、成果指標はやや非現実的という指摘もあり) |
4.8 |
17 | Atala Integration with Milkomeda | 46,100 | seirayun | AtalaPrismとMilkomedaを統合させるソリューションの開発によるAtalaの利用拡大 | ・同提案者の他の提案でAtalaPrismに関するソリューションが複数盛り込まれているが、この提案が採択されなかった場合の影響が懸念される ・そのため、他提案との関連性やそうしたリスクへの対応なども提案書内に盛り込んだ方が望ましいと感じる |
・同社の製品であるMilkomedaベースの「Socious」をAtalaPrismと統合させることで、ERCトークンやウォレットと接続可能となり、より多様なユースケースが想定される ・予算積算やKPIなどの提示が明確であり実現性への信頼性が高い |
4.9 |
18 | Japanese Traditional Crafts NFT | 51,000 | ranket | 着物や和紙などの日本の伝統工芸品の再興および職人の支援を目指し、アートNFTを介した取引市場の構築 | ・当面は購入サポートがメインとなるが、その後の持続可能な運営についての方向性がやや不透明な印象 ・取り扱う職人や工芸品をどのようにさらに増やしていけるか、その働きかけや手法への言及があるとなお説得力があった ・チームの詳細やプロジェクトの進捗報告手法の提示に不透明感があるとの指摘あり |
・伝統工芸とNFT市場という斬新な組み合わせにより職人や販路の拡大を図る ・問題背景やその解決策について明確に示されている ・伝統工芸の活性化や職人の報酬増、これらによるCARDANOの認知度向上やエコシステム拡大へ期待との声あり |
4.3 |
19 | Vcoincheck-Share(Knowledge) to earn | 52,400 | vcoincheck | CARDANOおよびブロックチェーンの知識の共有やトレーニングの実施、教育コンテンツを提供するプラットフォームの構築 ※関連提案あり |
・そもそものサイトの完成度や普及度合いに疑問があり、スコアリングの仕組みの説明も不十分 ・継続的な取り組みの必要性に触れている反面、これまでどれほどの利用者があり成果が上がっているのかという側面での言及が少ない |
・過去Fundより継続的に取り組んできており、その記載内容も提案書として明確に示されている ・スコアリングによるポイント付与によるクイズ形式など、意欲を喚起させる教育プログラムを構築 ・PA評価の多くはそのコンセプトやチーム実績、KPIなどに好意的で、Badコメントのような評価は少数派という印象 |
4.9 |
20 | Impact lending for the unbanked | 63,600 | seirayun | クレデンシャル履歴の代わりにDIDへの善行記録(インパクトスコア)を利用した、銀行口座を持たない人向けの低金利のP2P融資プラットフォームの構築 | ・参加者の行動評価がどのように行われるかまでは提案からは見通せない ・別提案のAtalaPrism統合提案が採択されなかった場合、この提案の遂行への影響が懸念 ・リスク要因への対応策がやや不十分で、給与単価もやや高額(エンジニアとマーケティングのアンバランス)であるとの指摘あり |
・Atala Primの技術を活用により低金利融資を受けられるという内容で、発展途上国などでの採用に期待 ・同者の別提案ソリューションに基づくもので、活用範囲の視点を広くもっている ・チームの詳細やKPIが明確との評価多数あり |
4.8 |
21 | Recognize Impact through DIDs | 68,967 | seirayun | Atala PRISMを活用し、個人および組織が行う社会的・環境的にポジティブな行動をアルゴリズムにより測定し、そのスコアに基づいてトークンで報酬を提供するソリューション 分割提案あり:本提案はアプリ開発分野 |
・別提案のAtalaPrism統合提案が採択されなかった場合、この提案の遂行への影響が懸念 ・スコアの評価方法や参加者から反論があった場合への対処など、このソリューションの仕組みへの説明があるとなお説得力がある |
・Atala Primの技術を活用したユースケースで、ポジティブな行動が記録されたブロックチェーンに基づきインセンティブが支払われるという仕組みで有用性が高い ・同社の他の提案同様、チーム詳細やKPIについての提示に高評価 ・おおむねプロジェクトを評価する声が多数 |
4.8 |
22 | IoT/M2M Oracle Platform Development | 70,000 | bakemonio | CARDANOにおけるブロックチェーン対応システムの実現可能性を高めるOracleプラットフォームの開発 | ・昨年行われたChainlinkとの提携によるOracle環境構築と比しての今回の提案の差異や優位性、必要性についての説明に不足感あり ・チーム実績や構成が不透明で、まだ開発企業も未定という青写真段階であり、予算積算や評価指標も明確ではないことからも実行性の担保に懸念 ・PA評価のほとんどが上記について言及しており、同者の他提案同様、資金の提供には強い懸念があることは否めない |
・この提案が実現できれば、外部からの多種多様なデータ活用が可能となり、低コストや高処理などのCARDANOのハイスペックな性能を生かせる環境を構築できる | 2.7 |
23 | Smart Card Hardware Wallet | 80,000 | bakemonio | デバイスに指紋センサーが搭載された、クレジットカードサイズのハードウェアウォレットの開発 | ・ウォレットの携帯性と安全性の両立や日常でのユースケースについての描写に不足感あり ・チーム実績や構成が不透明で、まだ開発企業も未定という青写真段階であり、予算積算や評価指標も明確ではないことからも実行性の担保に懸念 ・PA評価のほとんどが上記について言及しており、同者の他提案同様、資金の提供には強い懸念があることは否めない |
・指紋認証によるカード型ウォレットはこれまで事例がないという先駆性という意味では評価 | 2.8 |
24 | L-Earning Bazaar: Web3 Integration | 80,000 | yunya | 講師として自分の知識を共有し収入も得ることができる、DIDによる学習成果証明を備えたWeb3学習プラットフォームとマーケットプレイスの構築 分割提案あり:本提案は開発部門 |
・提案の中でも触れられているが、競合する同種のプラットフォームとの優位性を確保し、どのように参加者を募っていくか、そのマーケティングの展望にやや不足感のある印象 ・予算の積算根拠が他項目の詳細な書き方と比べて少し粗い印象 |
・コンセプトが非常に明確で、幅広いジャンルの授業の構成や報酬の仕組み、講師と学生の双方が得られるメリットなどが詳細に練られている ・ロードマップや成果指標もしっかりと示されている ・コンセプトやビジョン、チーム詳細などの提示など、おおむねプロジェクトを評価する声が多数 |
4.7 |
25 | L-Earning Bazaar: Platform Building | 80,000 | yunya | 講師として自分の知識を共有し収入も得ることができる、DIDによる学習成果証明を備えたWeb3学習プラットフォームとマーケットプレイスの構築 分割提案あり:本提案はPF構築部門 |
・提案の中でも触れられているが、競合する同種のプラットフォームとの優位性を確保し、どのように参加者を募っていくか、そのマーケティングの展望にやや不足感のある印象 ・予算の積算根拠が他項目の詳細な書き方と比べて少し粗い印象 |
・コンセプトが非常に明確で、幅広いジャンルの授業の構成や報酬の仕組み、講師と学生の双方が得られるメリットなどが詳細に練られている ・ロードマップや成果指標もしっかりと示されている ・コンセプトやビジョン、チーム詳細などの提示など、おおむねプロジェクトを評価する声が多数 |
4.7 |
26 | Decentralized Escrow for Remote Job | 54,400 | seirayun | リモート開発者と雇用主の双方を公正な契約と安価な手数料で結び、紛争を未然に解決する、分散型エスクロー(第三者預託)サービスの構築 | ・利用者を増やしこのソリューションを普及させていくための取り組みへの言及に不足感がある ・時給100$という給与設定がやや高額なのではとの指摘あり |
・提案者のソリューション「 Socious」を使用したプロジェクトであり、問題提起や解決策まで具体的に示されている ・ソリューションの実現によりフリーランスによる開発活性化が期待される ・チームの詳細や予算の内訳、最終的な成果指標も詳細に示されているとの評価が多数 |
4.9 |
27 | Support dRep Japan and Vietnam | 14,500 | nguyenthiha07tp1 | dReps関連のドキュメントを日本語とベトナム語に翻訳してコミュニティで共有するとともに、日本とベトナムでのセミナーやオンライン会議に使用 | ・東半球タウンホールの提案内容と重複しており、対象言語や実施分野が限られている分、優位性として不利な印象あり ・チームのこれまでの成果物を見る限り、機械翻訳に頼らず専門用語を含めてわかりやすく解説可能かどうか不透明であるとの指摘もあり |
・実施内容が明快であり、ドキュメント公開によりdRepへの理解や参加促進、適正な投票につながる ・チームの実績や予算内訳、成果指標などが明確に提示されているとの評価多数 |
4.7 |
28 | Eastern Hemisphere dRep TownHall | 23,060 | easterntownhall | 東半球タウンホールにおける、dRepに関する情報の収集や多言語化および会議やコンテンツ作成による投票者への共有 | ・KPIやロードマップの提示が英語の画像資料のみで翻訳もできず、多言語化という提案趣旨と相違している ・資料作成後どのように拡散させて幅広い参加につなげていくという方向性の提示にやや不足感あり ・おおむね高評価も、他の提案と比べると文章量や内容で淡白なPA評価が目立つ点が気になる |
・継続して公開ミーティングを開催している、実績あるチームによる提案 ・今後のdRep実施に向けて、適正な判断や投票が可能となる情報を英語以外の7か国語の言語に展開することで共有できる ・ほとんどのPAが上記の有用性について高い評価 |
4.8 |
29 | dRep tool for non-English speakers | 26,500 | nguyenthiha07tp1 | Catalyst提案の概要やレビューが英語、日本語、ベトナム語の3か国語で掲載されたドキュメントの作成 | ・日本コミュニティにおいて現状同内容のデータが作成されており、日本語のコンテンツとしては内容的に重複しコストも高い ・同提案者による既設サイトの完成度を見る限り、翻訳の精度には不安あり ・そもそも既存ツールのGoogle翻訳でも充分なのではとの指摘や、コミュニティからの翻訳精度の確認手法やツールの公開形式などが不透明との指摘あり |
・Catalystの提案の概要やアドバイザースコアがわかりやすい日本語などでまとめられ、投票するための判断として使用できる ・将来的にさらなる多言語展開を見込んでいる ・予算的にも妥当で非英語圏の参加につながる点を評価する声あり |
4.6 |
30 | Startups & Onboarding for Students | 100,000 | issa.ichikawa | 学生が行うブロックチェーン事業のスタートアップ支援とコミュニティへの参加をサポートするチャレンジカテゴリ | ・学生の意欲や可能性を期待し支援するものではあるが、その企画力や実行性に対する予算枠としてはこの規模でもやや過大とも言える印象も正直あり ・このチャレンジにおける成果指標について、提案の提出段階での評価(リアクション数やコラボ数など)ではなく、提案実施による実現効果(企業での採用や雇用機会の向上など)に重点を置くような設定が望ましいとの指摘あり |
・提案毎の予算上限を設定することで数多くの採択機会を増やすとともに、参加資格に学生としての身元提供を要件づけるなどカテゴリ趣旨としてよく練られている ・上記については多くのPA評価においても好意的に受け止められており、学生が起こすイノベーションに期待が寄せされている |
4.5 |
31 | dRep improvement and onboarding | 100,000 | yutazzz | dRepの改善と参加につなげるためのチャレンジカテゴリ | ・Fund9の状況を見る限り、IOGなどから提供されるコンテンツの翻訳や要約に偏る傾向もあり、多様な提案が集まるかは不透明 ・成果指標の設定にやや曖昧さがあるのではとの指摘あり |
・Fund10より実施予定のdRepの仕組み構築やツール提供に関する内容で、その目的や指標も詳細に設定されており、予算枠もFund9の状況を踏まえ適正化されている ・dRepの適正な実施およびCatalyst投票の公正化にあたって必要なカテゴリ設定であり、予算枠の減も含めて評価する声が多い |
4.5 |
32 | Grow E. Hemisphere, Grow Cardano | 500,000 | easterntownhall | 東半球の国々に関連する提案を取り扱うチャレンジカテゴリ | ・提案者が東半球タウンホールであり、穿った見方をすれば彼らの提案採択がより集中するような環境となる懸念もある ・加えて、同メンバーをプロジェクトに含めるという提案要件には賛否あり ・東半球という提案範囲の括りは、言語圏や文化的な相違から幅広すぎてふさわしくないとの指摘も |
・これまではアジアやアフリカなどの地域ベースでのカテゴリだったが、東半球としたことでより対象が広範となる ・人口比的に多くをカバーすることとなり、幅広い影響力の行使が期待される |
4.8 |
33 | Empower Vietnam Cardano Community | 500,000 | easterntownhall | ベトナムにおけるプロジェクト実施に関するチャレンジカテゴリ | ・東半球カテゴリと同じくタウンホール発の提案だが、趣旨的にはいずれかに絞ることが望ましい印象あり ・同様に、チャレンジカテゴリとしての重複と、一国に要する予算設定としては過剰との意見も多く、賛否両論あり |
・最近のFundでの提案数も増加傾向にあり、熱量も強いベトナム圏でのさまざまなプロジェクトに対応できる ・高評価とするPAのほとんどは上記をその理由に挙げている |
4.3 |
34 | Social and Business Development | 500,000 | nguyenthiha07tp1 | 社会的影響力のあるビジネスソリューションに関するチャレンジカテゴリ | ・やや漠然とした括りでもあるので、ビジネス全般としての提案の受け皿となる可能性もある ・そうしたビジネス分野に対して全体で50万$の予算枠の設定は少ないのではと懸念する声も |
・人道的活動や環境保護など、社会貢献的な側面において国や企業からの提案を呼び込みたいとする趣旨であり、意図としては明快 ・Fund8におけるビジネス関連提案の数を考えると、今回の同趣旨のチャレンジカテゴリ設定は必要性が高いとの声が多数 |
4.1 |
35 | Sustainable Coffee to Earn | 50,000 | toshimasa.yagi | コーヒーの生産に伴うCO2の排出量を可視化し、その削減量の取引として企業から得たインセンティブを途上国のコーヒー生産者への支援に充てるソリューションの開発 | ・現状ではエンジニアが不在であることや、企業へのカーボンクレジットの働きかけに関する方向性についても触れられておらず、調査終了後のフェーズ2においての実行性にやや懸念がある ・予算積算の提示にやや不足感あり ・多くのPAがチームの実績や詳細が不透明である点を指摘 ・また、目標が壮大であるゆえに短期的なKPIの設定の必要性へも言及あり |
・自身がコーヒー関連産業に携わっていることから問題提起が明確であり、提案の必要性への説得力がある ・開発工程を2つのフェーズに分け、今回はCO2測定と明確に示していること、国連非営利団体からの採択を受けていることも実行性の担保が感じられる ・ビジョンやコンセプト、ロードマップの提示については評価する声が多数 |
4.3 |
36 | Quality Assurance of Organic Foods | 10,462 | nhirayama | CARDANOの食材トレーサビリティ技術による、農薬を使用しない「土壌微生物活性化農業」の普及促進 | ・提案内で書かれているとおり、JAとの関係性による継続性のリスクがあるのであれば、まずはその点の見通しや打開策の提示がほしいところ ・出張費の詳細が不透明でやや過大な印象 ・多くのPAがチームの実績や詳細、出張費が不透明である点を指摘 ・計画の中でAtala導入後のKPIが示されず、JAとの折衝不調も含めて実行性への不安も散見 |
・AtalaPrismの活用を念頭においた提案で、生産地や流通経路ではなく土壌の肥沃性を証明するという観点がユニーク ・農業に携わる提案者だからこその観点で、問題提起や解決手法がフェーズに分けたロードマップとして明確に示されている ・ビジョンやコンセプトはPA評価においておおむね好評 |
3.9 |
37 | Connecting Asian Voter and Proposer | 15,000 | easterntownhall | 東半球タウンホールコミュニティ参加国向けの、Catalyst提案への理解や提出に役立つコンテンツの言語への翻訳や新規の参加を促す活動の実施 | ・どのようなコンテンツを翻訳するのか方向性がやや不透明 ・同提案者の「Onboarding East Asia Today」と目的や成果として被っている部分が多く、予算確保という目的以外にわざわざ分割させる意味があまり見通せない ・上記の評価は比較的少数ながらも散見され、予算提示の不透明さや総花的な提示で実行性への不安の声もあり |
・インドネシア語を中心に、Catalystドキュメントの翻訳プロセスの向上や参加促進のための活動を行うもので有用性はある ・非英語圏の国々からのCatalyst参加や提案提出を促すコンセプトやビジョンに対しては、チーム実績の担保もありおおむね評価する声が多い |
4.5 |
38 | Onboarding East Asia Today | 17,000 | easterntownhall | 東半球タウンホールにおけるCatalyst提案の多言語化コンテンツ作成を行う半自動翻訳システムの構築 | ・投票の重要性をホルダーに伝えるコンテンツを見込んでいるが、どのような内容となるのか提案内容からは見通せない ・同提案者の「Connecting Asian Voter and Proposer」とのコンセプトやビジョンに明確な違いが見出せないとの指摘あり |
・英語が不慣れなアジア圏の投票者向けに、Catalystに関する多言語コンテンツを作成するというシンプルな内容で有用性はある ・Fund6からの継続性や半自動翻訳システムの構築を評価する声が多い |
4.8 |
39 | Eastern Town Hall Team Operation | 22,500 | easterntownhall | 東半球タウンホールの向こう3か月間の運営資金 | ・過去Fundからのコピペ的な内容だが、少なくとも日本において第三者的に見たときに、提案プレゼンや進捗報告のオンライン会議の参加者数などを踏まえると、目に見える成果や必要性の説得力があまり感じられず、現状では労力に要するコストとして疑問が生じる ・例えばサイト管理費用も過去Fundより相応の資金が提供されているが、現状未整備の箇所も多いままで、SNSの発信も活発とは言えない ・ただし、上記の指摘は極めて少数であり、マイナス評価はほとんど見られていない |
・Fund6以降から継続するコミュニティの取組支援となる提案であり、必要性や意図として明確に示されている ・運営レベルとして他の地域との交流促進が図れる ・継続的な取り組みやチームとしての知名度や信頼性もあり、その必要性についてほとんどのPAにて高く評価されている |
4.8 |
40 | Service Marketplace for Japan, VN | 24,150 | nguyenthiha07tp1 | 英語を話さないベトナムと日本コミュニティ向けに、スキルの高い人と経験の浅い提案者およびPA(提案評価者)をつなぐプラットフォームの作成 | ・サービスの内容は明快だが、Catalyst関係者というそもそも絶対数が少ないユーザーのうち、翻訳にコストを投じる人がどれほどいるのかという点で、運営が維持できるか疑問あり ・サイトの完成度は現状では疑わしく、利用者から使用料をとるのに予算に翻訳料を盛り込んでいる点に疑問の声も ・多数の評価のうち、減点しながらもコメントでは満点同様に絶賛するものも多く、PAの信ぴょう性にやや疑問も… |
・Fund8にて資金提供を受け、すでにプロトタイプとしてのサイトをオープンしており、サービスのイメージがつきやすい ・工程や成果を明確に示しており、実現可能性も高く見込まれる ・通常の提案の5倍ものPAコメントが集まり、そのほとんどがコンセプトを支持している |
4.7 |
41 | Vcoincheck Library (Phase 2) | 28,500 | vcoincheck | CARDANOに関する情報、知識共有Webサイトの構築 関連提案あり |
・すでにいくつかの記事が上がっているが、少なくとも日本語に関しては図書館が「としょうかん」となっていること、さらにその翻訳も項目箇所のみで肝心な本文は日本語化されていないなど、サイトとしての完成度がそもそも低い ・このクオリティでさらに記事を上乗せされても成果としては見込めないというのが正直な印象 ・しかし、日本人PAはほとんどいないと思われるため、上記の指摘はほぼない ・ただし、コメントも提案内容を羅列しているものなど似通っている評価も多い印象で、PAの信ぴょう性にやや疑問も… |
・過去Fundより継続的に取り組んできており、その記載内容も提案書として明確に示されている ・今回は掲載記事をさらに充実させるというシンプルな内容 ・通常の提案の4倍ものPAコメントが集まり、そのほとんどが継続性やコンセプトを支持している |
5.0 |
42 | CNFT Community in Asian Community | 31,500 | yunya | CNFTに関する最新情報の多言語化による発信や各種SNSの充実による、東アジアにおけるCNFTのコミュニティの発展 | ・KPIをコンテンツの作成量やイベントの実施回数としているが、提案主旨から踏まえるともう一歩踏み込んで、CNFTへの理解や参加がどれほど増えたかなどという効果測定的な指標も必要と感じる ・3か月間の活動費用としては正直過大な印象がある ・上記の評価は少数であるが、メンバーの実績やプロジェクト進捗の開示方法について不足感を指摘する声もあり |
・さまざまなコンテンツの発信やコミュニティの充実によりNFTの楽しさを伝え、東アジア圏でのCNFT市場も活性化させたいという強い意志が感じられる ・実績ある提案者によりビジョンや実施内容が非常に明確に示されており、提案書としての完成度が高い ・多くのPAにおいてもビジョンやコンセプトに賛同する声が多く、高評価が集まる |
4.7 |
43 | Cardano Japan Brand Dev Initiative | 63,000 | tanakafj | CARDANOの日本における地位を確立し、新たなビジネスの着手やプロジェクトの数を増やすため各業界へのアプローチの継続 | ・継続案件であるからこそ、これまでの活動状況や成果などをここでも示してほしい ・予算積算の説明もやや不足感があり、全体として過大にも感じられる ・ほとんどのPAがその予算過剰な点(時給180~300$換算)について懸念を示しており、進捗状況の提示も不十分であるとの指摘も多い |
・Fund8からの継続案件であり、マスメディアのみならず政府機関への働きかけも視野に入れるなど、明確なビジョンが示されている ・日本における知名度と採用の促進を図るうえで効果的な活動を行っている ・これらのビジョンについては理解を示す声も多くみられる |
3.9 |
44 | Antique Tokenization for Fairness | 40,000 | qogwarp | 浮世絵などの骨董品をNFT化および骨董品所有者へのトークン付与によるマーケットプレイスサービスの開始 | ・アーティストへの依頼料やミントに要するコスト、渡航費など全体的にロードマップや予算使途が不明瞭で過大であるとの指摘が多い ・完了までに2年を要し、成果指標も示されていないなど実行性に懸念があるとの声も |
・実製品とNFTとを結びつけ価値を証明するというビジョンについては賛同の声もあり | 3.0 |
45 | Chatbot AI for Project Catalyst | 40,124 | CaoT | ProjectCatalyst関連のユーザーからの質問に対し素早く回答ができるAIチャットボットの構築 | ・現状では製品のイメージもなく、データ更新の人材も不足感があり開催ごとに拡大するCatalystに対応可能か懸念の声もあり | ・ビジョンやコンセプトが非常にわかりやすく、実現までのプロセスやリスクも示されている ・チーム実績や予算内訳の明瞭さも踏まえ、有用背のあるツールとして評価する声が大多数 |
4.7 |
46 | MultiSwap (X-Chain Swaps by Ferrum) | 200,000 | 2000万以上 | L1ソリューションをeUTXOとEVM互換のネットワークの両方に接続する、クロスチェーンスワッピングDEXの構築 | ・予算積算内訳が全く不明 ・ほとんどのPAにおいても、予算の積算や内訳が不明瞭である点が指摘されている |
・チーム実績があり、マーケティングの方向性も明確 ・DEXの流動性を高めるソリューションの開発に対しては多くのPAにて評価する声 |
4.1 |
47 | Self Deployable DAO Slack | 225,000 | 2000万以上 | セキュリティ上の不安を抱えるdiscordに代わる、DAOを促進させる新たなコミュニケーションツールの開発 | ・予算積算やロードマップがなく、チーム実績も不明で説明も不足 ・ほぼすべてのPAが同様の評価で、提案書として不適格 ・提案内容の長文解説とともに満点を投じている不自然な評価あり |
・もし実現できれば、新たなツールの提供によりコミュニティにプラス効果はある | 1.9 |
48 | DEX using Protocol Owned Liquidity! | 209,000 | 2000万以上 | 他のDEXとは異なり外部の流動性に依存せず、価値担保された「SWEET」トークンの活用による自給自足の分散型ビジネスの構築 | ・DAOによるDEX運営ではあるが、内容的にはDappsカテゴリなのではとの指摘あり ・KPIは明確ではあるが、開発の進捗状況の確認方法が不十分との声も |
・コンセプトややロードマップ、予算積算は明確 ・DEXの運用をDAOによる自給自足とするコンセプトを評価する声も見られる |
4.1 |
49 | VyFinance DEx and Bar | 1,673,728 | 2000万以上 | 収益分配のためのトークン生成の結果デフレを生じさせる現状のDEXに代わる、配布メカニズムの構築によりインフレトークンを保持できる持続可能なDEXの開発 | ・ソリューションが実際に機能するビジョンは提案書からはやや不透明 ・莫大な予算を必要とする割にその資金の必要性や積算根拠の提示に乏しく、掲げたリスク要因への対処の提示も不足感があるとの指摘あり |
・提案書の記載が全体的に詳細で実行性の担保がとれる ・チーム実績を評価し、現状DEXの問題点の改善による新たな仕組みの構築に期待する声もある |
4.3 |
50 | ZOOMLOOK Luxury CNFT Platform | 1,500,000 | 2000万以上 | 高級ラグジュアリーブランドのプラットフォームである「ZOOMLOOK」へのCNFT統合によるCARDANOのブランド化とマーケティング促進による市場拡大 | ・高額予算提案に似合った積算根拠が示されていない ・ほぼすべてのPA評価において、チーム実績の不透明さ(特にブロックチェーンエンジニアがいない)、過剰な予算や曖昧なビジョンを指摘しており、実現性が懸念される |
・ブランドとしての実績によるCARDANOへの好影響は期待される ・少数ながら上記に期待するPA評価もある |
3.5 |
51 | Uncollateralized crypto loans | 1,470,000 | 2000万以上 | 銀行が実際で行っているように、一般ユーザーが機関投資家のレートで優れたプロジェクトに融資できるような無担保ローンプラットフォームの構築 | ・説明が難解で翻訳も機能せず、テクノロジーの内容への理解が困難 ・予算積算や成果指標の提示が不十分 ・今フェーズ以降の全体計画の見通しの提示が不透明でタイムラインや進捗報告手法の具体性もなく、予算規模に対して実行性の担保がとれていないとの声が多数 |
・開発を3つのフェーズに分け、資金調達は今フェーズのみ明言している ・貸付プラットフォームとして成功すれば、CARDANOエコシステムの拡大につながると評価する声もあり |
4.1 |
52 | BLAGO - Global Paradigm Shift | 1,000,000 | 2000万以上 | 平等な金融取引やマーケットプレイスの提供、公正なガバナンスの実現、コミュニティを促進するツールなど多様なサービスを提供するプラットフォームの構築 | ・過大な広告費や予備費など予算の積算が雑すぎる ・一部の不自然な評価コメントを除き、ほぼすべてのPAがその実現性を疑問視しており、提案書としての評価は厳しい |
・理念的な作文としての筋は通っている | 1.9 |
53 | Daedalus Turbo - 10x Quicker Sync | 759,000 | 2000万以上 | Daedalusの同期を10倍早めるアルゴリズムの開発 | ・ミスリルが見込まれている現状、1億円もの費用と2年の期間を費やす必要性に疑問 ・上記の評価は皆無で、ほぼすべてのPAにて絶賛されており、予算内訳の40%が税務用途という点にいくつか疑問視されている程度 |
・提案内容としては明快でプロセスの説明も明確 ・完全に同期する時間を12〜24時間ではなく30〜60分に、 1か月後の同期時間を1〜2時間ではなく1〜5分へと削減するプロトコルの実装で、ほぼすべてのPAにて必要性が高いと評価 |
5.0 |
54 | Proof of Study & Skills | 700,000 | 2000万以上 | ブロックチェーンに学位と認定を登録し、NFTを発行して関係者がその真正性を検証できるようにするソリューションの構築 | ・予算過多、説明不足など提案書として論外な内容 ・すべてPAが実現性を最低スコアとするなど、評価に値しない提案内容 |
・内容は良く言えば簡潔明快 ・ビジョンに対しては一定の評価を受けている |
2.2 |
55 | AdaStamp: signing, workflows | 660,000 | 2000万以上 | 法的文書を分散型ストレージにアップロードし、管理された安全な方法での署名により関係者と共有できるソリューションの開発 | ・明らかに予算過多な印象があり、特にマーケティングに3000万円は高すぎる ・ロードマップが明確な反面、上記のように予算積算への疑問をもつ評価が散見 ・今回提案実行の前提となるFund8のソリューションが未完成である点も懸念の声あり |
・説明としては明確で実行性もある程度担保されている ・ブロックチェーンストレージへのKYCやセキュリティ化により、PDFやテンプレート、ワークフローなどの利便性向上を図るコンセプトは高く評価する声が多い |
4.5 |
56 | Dynamic NFT-based reputation model | 578,000 | 2000万以上 | プロジェクトの実施にあたり参加ユーザーの信用性または匿名性の権利に配慮しながら、ウォレットに関する評判情報の収集や使用および共有できるシステムの作成 | ・予算規模に対する必要性の判断が難しい ・多くのPAがその必要性は認めつつも、現時点ではアイデアレベルでの提案であり、それに対する予算使途やマイルストーンの提示が不十分と指摘している |
・チーム実績としては明確で、難解なソリューションをわかりやすく説明しようと努めている ・dcSparkやGeniusyieldとのパートナーシップによる計画を評価する声もある |
3.8 |
57 | CH2O Africa - ADA NFT Charity | 509,395 | 2000万以上 | アフリカの水質問題の改善のため、クリーンな井戸の採掘とNFTトークンを結びつけて非営利団体を支援するスキームの構築 | ・活動費としては予算過大な印象 ・予算規模や解決しようとする課題に対してチームメンバーの実績が不透明であり、その実行性へ懸念する声が多い |
・説明としては明確で実行性もある程度担保されている ・アフリカの水質問題解決のスキーム自体には多くのPAにてその必要性が評価されている |
4.1 |
58 | GameFan-Gaming & Esports Fandom | 500,000 | 2000万以上 | プロのE-sportsアスリートやゲーム開発者とファンを結び、NFT取引やトークン収益化により交流や支援を行うコミュニティプラットフォームの構築 | ・今回の予算は営業費用のみであり、今後のフェーズで数億ドルもの資金を必要とするなど明らかに過剰 ・ほとんどのPAが上記と同じく過剰な予算額やその使途を批判しており、採択は現実的ではない |
・提案の意図としてはシンプルで明確 ・予算や実現性を度外視すれば、ゲームプラットフォームの構築そのものには評価する声も |
3.5 |
59 | Cardano ERP - Main Project | 491,400 | 2000万以上 | 大企業や政府での採用を推進させるERP(資金管理計画)ソリューションの構築 | ・予算過大なプロジェクトのわりに、これからEMURGOアカデミーなどで履修予定などチームとして実現性に不安 ・よく読み込んでいるPAほど、このソリューションがそもそも現状必要なのかという疑問を呈している ・ビジョンやチーム詳細が不透明で予算規模にふさわしくない点は多くのPAが指摘 |
・実現し普及した場合には政府や大企業での採用促進につながる ・上記についてはいくつかのPAにおいても評価する声はある |
3.3 |
60 | NGO Impact Data Collection App | 453,600 | 2000万以上 | デジタル配信された調査を通じてプログラムの受益者からデータをすばやく収集しトランザクションにより検証できる、NGO向けのデータ収集アプリの開発 | ・提案の説明もボリューム不足し、とりわけ予算規模に対するロードマップや予算積算としてはかなり不十分 ・ほとんどのPAがチームの詳細や実行性、KPIの不透明性を指摘しており、提案書として不備が多い印象 ・加えて、採用するHavutaのネイティブHie Tokenトークンの有効性や必要性についても疑問の声あり |
・NGOの市場規模的に提案実現の際には影響力が大きいと思われ、すでにアプリベータ版も作成している ・上記の点を評価する声も何点かある |
3.2 |
61 | Earthonomy Carbon Offset Platform | 430,000 | 2000万以上 | ADAおよびCARDANOネイティブトークンを用いた、ソーシャルメディアベースのカーボンオフセットプラットフォームの構築 | ・提案の説明もボリューム不足し、とりわけ予算規模に対するロードマップや予算積算としてはかなり不十分 ・ほとんどのPAがチームの詳細や予算の不透明さ、進捗確認手法の不備を指摘しており、実行性を強く疑問視している |
・目指すソリューションとしてはシンプルで理解はしやすい ・ビジョンそのものを否定する声は少ない |
2.9 |
62 | Littercoin: Mass Adoption | 420,069 | 2000万以上 | 環境に良い行動により楽しみながらトークンを得られるアプリであるOpenLitterMapの、CARDANOへの導入開発の継続 | ・提案書が冗長で見づらく利点がつかみづらい ・現状ある程度完成して稼働しているプロジェクトに、さらにこれだけの予算を投じる必要性があまり見通せない ・上記に関連し、Fund4での実施成果が不透明であるなか今回の予算規模としたことや、2008年より取り組みながら現状でプロジェクトが未達であることに対し、チームタスクや見通しの甘さを指摘する声が多い |
・Fund4より継続しているプロジェクトで、OpenLitterMap自体はそれ以前から活動しており実行性の担保はとれている ・これまでの進捗報告などもクリアにしている ・ビジョンそのものを評価する声は多く、継続性についても一定の評価あり(否定もある) |
4.0 |
63 | 500+ ₳Community Sent to Conferences | 420,000 | 2000万以上 | 業界の主要な会議やイベント、展示会へCARDANOコミュニティとして出店や参加するための費用と、そのコミュニティスペースとなるSnapbrilliaアプリの構築 | ・向こう1年の20以上のイベントへの出展費用で6000万円近くを一度の要求するという提案は、あまりに乱暴な印象 ・上記の評価は皆無といってもよく、40近くのPA評価は諸手を挙げて賛同している印象 |
・主要なイベントへ人材を送り込んで働きかけや採用を目指すというコンセプトはわかりやすい ・先日のコンセンサスでの実施効果もあり、ほぼすべてのPAがこのコンセプトを絶賛しており、明示されたイベントロードマップや実施結果の公表等を含めて非常に評価されている |
5.0 |
64 | REiD Real electronic identification | 408,000 | 2000万以上 | AIアシスタントガイドや生体認証セキュリティシステムを備えたオペレーティングシステムの開発 | ・チームが未結成で開発者もいない段階でのこの予算要求は根拠がない ・上記はほぼすべでのPAが指摘している致命的な欠点であり、開発者が現状いないのに予算は過大であり実行性の担保がないと言える |
・目指すソリューションとしてはシンプルで明確 ・ビジョンや必要性については一定の理解を示す声もあり |
2.5 |
65 | Baba Elliot 360 | 400,000 | 2000万以上 | 不明※記載なし | 記載なく否決すべき | 評価外 | 1.0 |
66 | Community Oracle Price Feeds pt. 3 | 400,000 | 2000万以上 | オフチェーンデータ(価格フィード)の提供 | 詳細記載なく否決すべき | 詳細記載なく評価外 | 1.2 |
67 | let’s make it professional | 400,000 | 2000万以上 | 他のコミュニティからのFUDや荒らし防止のため、ブロックチェーンに接続してユーザーのアドレスを読み取ることで参加者のみが利用できるチャットの開発 | ・説明ボリュームや予算積算が不十分で、その規模に似合った内容となっていない ・ほとんどのPAがチーム詳細や予算積算、KPIの不備を指摘しており、提案書としてのクオリティが低い ・そもそもdiscordとの違いはなにか、FUDでありコミュニティにふさわしくないという判断を誰が下すのか、中央集権的なソリューションではないかという指摘もあり |
・提案の方向性としてはシンプルで明確 ・FUD抑制によりCARDANOの価値向上につながり得るという意見も少数ながらある |
2.3 |
68 | Atrium - The Center of Everything | 375,000 | 2000万以上 | CARDANOすべてのウォレットとDeFi情報をシンプルなインターフェイス上に表示し、日々のNFTの値動きや最適なDEXなどがわかるダッシュボードの構築 | ・過大な予算を必要としている割には説明ボリュームや予算の根拠、ロードマップの説明が不足 ・多くののPAがチーム詳細や予算積算、KPIの不備を指摘しており、過大な予算に似合ったクオリティに達していない |
・目指すソリューションはシンプルで明確 ・プロダクトに期待する声はそれなりには見られる |
3.0 |
69 | Multisig wallet with fiat on-ramp | 365,000 | 2000万以上 | クレジットカードを使用してADAを直接購入できるマルチシグ対応のウォレットの開発 | ・予算積算の記載がやや不十分で、これほどの資金が必要とするかもやや疑問 ・予算額そのものへの指摘はそれほどないものの、ロードマップやそれに対応する予算の記載が大まかである点、チームの詳細の紹介が不透明である点にいくつか指摘の声あり |
・提案内容はシンプルで明確に説明されている ・インパクトで全員が満点をつけているように、ソリューションへの実現に大きな期待が寄せられている |
4.3 |
70 | PeakChain Cardano Car Wallet Device | 358,300 | 2000万以上 | コネクテッドカー市場へのCARDANO導入につなげる、ブロックチェーンと車を接続できるようにするハードウェアデバイスを作成 | ・予算やロードマップが別添で見づらい ・関連提案での記載重複がやや気になる ・別掲による資料提示はマイナス評価が多いあるほか、成果指標の提示方法についても不十分との指摘あり |
・提案業者はコネクテッドカー業界にも従事しており、提案内容に説得力や実現可能性を感じる ・上記を評価する声も多く、実行性に期待がもてる |
4.3 |
71 | Tribal DIDs=Indigenous Sovereignty | 352,800 | 2000万以上 | ニュージーランドの先住民族であるマオリ族のID管理アプリである「Āhau」へのAtalaPrismの融合 | ・予算やロードマップが別添で見づらい ・散発ながら出た指摘としては、KPIの不透明さや高額といえる給与の根拠に加え、ここまでプロジェクトが進行していながらAtalaPrismからの代替ソリューションを考慮していることへの疑問視など |
・すでにローンチされているアプリへの拡張機能搭載で、問題提起から実施内容、ロードマップや予算の記載(別掲)など、提案書としての完成度が高い ・プロジェクトとしての継続性と問題解決の意義、AtalaPrismのユースケースとしての展開拡大に期待する声が多い |
4.9 |
72 | MentalHealth = Wealth: heal2earn.io | 340,000 | 2000万以上 | 心身の健康的な行動によりインセンティブを得られるような、「heal2earn」を実現するメンタルヘルスアプリの構築 | ・次回Fundでも同程度の予算を必要としているなど過大な印象で、開発者の実績も不透明 ・上記の過剰予算への指摘は多く、加えて専門的知見が必要と思われる分野なのにそのエビデンスが不足し、このソリューションの効力への説得力が不足しているとの声もある |
・目的や成果品など提案内容としては明確 ・うつ病などの精神疾患へのヘルスケアを講じるというビジョンに対しては一定の評価あり |
4.3 |
73 | Ledger Live Integration #2 | 330,000 | 2000万以上 | Ledger LiveとCardanoのさらなる統合として、ステーキングやトークンの追加、Dappエクスプローラーなどの導入 | ・継続させる理由や必要性などの説明が乏しいため、過大な予算との印象あり ・上記の指摘はPAでも散見されたが、明確と言えるほどのデメリットの指摘は見当たらない |
・コンセプトとしては非常に明確で、前回提案からの継続プロジェクトとして実行性が高い ・プロジェクトの有用性やチーム実績、継続性により賛同する評価が多数 |
4.7 |
74 | API Datapoints & Notification Frame | 330,000 | 2000万以上 | 暗号化された情報をハッシュ形式で収集し、人間が読める形式に簡素化されたデータポイントの提供より開発工程を大幅に効率化させるAPIソリューションの構築 | ・予算規模に対してその積算や説明が不十分 ・多くのPAが成果指標の提示が曖昧であると指摘したほか、タイムラインの記載が不十分であるとの声もある |
・チーム実績は明確で財団とも協力して進めていくとしている ・上記と同様にチーム実績や継続性を評価し、実行性へ期待を寄せる声が多い |
4.2 |
75 | DripDropz Cardano Mainstreet Suite | 326,000 | 2000万以上 | 企業と消費者間の支払いオプションを多様化し、新しい市場機会を創出するマルチチェーン支払いプラットフォームの開発 | ・説明ボリュームにやや不足感があり、ロードマップがなく予算根拠も不十分 ・上記のほか、パートナーシップの相手先が不明であることや成果指標の不透明さなどを指摘する声も散見 |
・DripDropzの開発チームにより開発実行性はある程度担保できる ・ほぼすべてのPAが同様にチームの実績を評価し、実経済での取引に寄与するソリューションの実現に期待を寄せている |
4.6 |
76 | NFT Use & Utility on AR Platforms | 300,000 | 2000万以上 | CARDANOのNFTをオープンワールド拡張現実(AR)ゲームへ導入し、ユーザーがスマホを使って屋外でコンテンツをプレイできるARゲームプラットフォームの構築 | ・開発者がまだチームにおらず、ロードマップや予算根拠も規模に対して説明が全く不十分 ・すべてのPAがあらゆる面でダメ出しをしており、実行性も感じられず採択は望ましくない |
・コンセプトはシンプルに示されてはいる ・「実現した場合には」ポケモンGOのようなゲームがCARDANOで楽しめるという意味でのメリットはある |
2.4 |
77 | Your Justice: Web3 Reputation Layer | 295,890 | 2000万以上 | Catalystでの提案評価(PA)を始めとするWEB3コミュニティでの公正で高質な評価を実現するレピュテーション(評価)システムの構築 | ・提案の説明が全体的に理念的で漠然としていて、実現や活用への具体的なイメージがつきづらい ・チーム実績や予算内訳の提示が不透明という指摘が複数あるほか、ビジョンが広範すぎて要点がつかみづらいという意見も |
・コンセプトとしては明確であり、すでにプロトタイプも開発済みとしていることから実行性の担保も期待できる ・公正な評価システムの有用性を評価し実現を期待する声は一定数ある |
3.9 |
78 | PeakChain Uber on Cardano | 294,000 | 2000万以上 | CARDANOブロックチェーンにおける、Uberのようなカーシェアリングソリューションの開発 | ・関連のコネクテッドカー提案でも相応の予算を必要としており、記載の重複も見られ双方の採択にはやや疑問 ・上記のとおりチームの役割も重複し、壮大なビジョンの実現見通しにやや曖昧な点もあり、実行性に不安を示す声も ・別掲資料によるロードマップや予算内訳、KPIの提示は賛否分かれるがどちらかというと否定的な声が多い |
・提案業者はコネクテッドカー業界にも従事しており、提案内容に説得力や実現可能性を感じる ・多くのPAがチーム実績を評価し、セキュリティと記録性や効率性に優れたカーシェアソリューションの実現を期待する声も |
4.4 |
79 | Cardalonia, A Metaverse On Cardano | 270,000 | 2000万以上 | 様々な文明における土地の購入やアバターのカスタマイズのほか、資産を賭けて報酬を獲得できるメタバースの構築 | ・後発としての優位性などの説明に不足感があり、予算の積算も不十分 ・上記についての指摘は多く、すでに多くのGameFiが頓挫しているなか、このゲームが成功を収めるというビジョンを見ることが難しい ・チーム実績も不透明であり実行性に不安の声も |
・すでに開発は進行中であり、今後の進捗も含めてロードマップとしては明確に示されている ・メタバースによるNFTゲームを構築するというチャレンジに期待する声も多少はある |
2.8 |
80 | Tokenizing Income Share - PoC | 268,814 | 2000万以上 | 途上国などの新興市場における高等教育や起業家の育成支援のため、卒業後の所得分配契約(ISA)に基づいて教育費支払いの先送りを可能とするソリューションの構築 | ・プロジェクトの完了までに相応の期間と予算を必要とする ・現状でも概念実装の段階で、他の関連提案の進捗に左右される点を懸念する声あり ・時給200$設定は過剰との指摘も |
・提案書としての完成度が高く、そのコンセプトが非常に明確に示されている ・ロードマップや予算積算も別掲載ながら詳細であり、実現性の担保が感じられる ・チーム構成を評価し、そのビジョンに共感するPA評価は多数 |
4.6 |
81 | Dynamic mind-brain NFT design | 265,500 | 2000万以上 | 指紋認証に代わる、心拍数や脳波にマッピングされる動的NFTを用いた認証システムの開発に必要となる研究開発の実行 関連提案あり |
・提案の記載が長すぎて要点がつかみづらく、予算規模に対してその積算根拠が不十分 ・ハイリスクハイリターンとも言える内容でその実行性と開発の遅延を危惧する声や、KPIの公開手法が不十分との指摘もある |
・SingularityNET関連技術に基づくFund8からの継続案件で、チームメンバーの実績も詳細でテクノロジーとしては興味深い ・画期的なテクノロジーの実現に期待し、コメントボリュームに熱のこもったPAが多い |
4.2 |
82 | Trust-less non-custodial L2 NFT DEX | 264,600 | 2000万以上 | イーサリアムベースのL2プラットフォームであるNFTマーケットプレイス「Erdstall」のCARDANOへの拡張 分割提案あり:「Multi-chain token bridge」 |
・そもそも肝心のプラットフォームはイーサリアムでもローンチされておらず、分割提案によりこれの2倍の予算を要する割にその実現や普及への担保としてはやや懸念 ・上記の意見はほぼ見られず、テストネットとしての評判により期待を寄せられており、予算的な懸念もあまり指摘はない ・進捗状況の公表手法などに不透明感があるとの指摘がいくつかある |
・ETHとCARDANOの双方向というコンセプトとしては明確であり、技術的な説明や必要性も提示されている ・「Erdstall」がテストネットながら高く評価され、その技術やコンセプトのCARDANOへの適用を期待する声が多い |
4.7 |
83 | Scaling ArtSuite NFT4Good Platform | 258,900 | 2000万以上 | NFTマーケットプレイス「Art Suite」のアップグレードおよびマーケティング費用 | ・マーケティング中心の費用としては過大であり、他にも4つある関連提案を踏まえると過剰投資との懸念もある ・コスト面の指摘に加え、他のプロジェクトと平行して作業は可能なのかどうか、そもそも後発として利用者を集めることができるプラットフォームなのか、という点で懸念の指摘もあり |
・すでにローンチされており、さらにユーザーへの認知と利用を図るために今回の提案で実現させたいコンセプトは詳細に示されている ・実行性の担保として上記の点は多くのPAにて評価されている |
4.4 |
84 | Community Endorsement formalized | 251,200 | 2000万以上 | 150か国以上200万人以上の若者が利用する教育とキャリアアップのモバイルアプリ「Goodwall」のDID化 | ・そもそも現状どれほどの偽アカウントでの課題があるのか明示がなく、技術的な説明やロードマップも具体性が予算規模に対しては不十分な印象 ・上記の意見は散見し、全体的に説明が明確でなく成果指標の具体性にも乏しいという指摘が見られる |
・すでに実績あるアプリにて、偽アカウントやなりすましを防ぐためのCARDANO導入提案で、提案の説明としてコンパクトでわかりやすい ・チーム実績やソリューション実装への実現に期待する評価は多い |
4.4 |
85 | Rare Bloom Cardano Community Event | 250,000 | 2000万以上 | コロラド州デンバーで10月14日と15日に開催されるCARDANOコミュニティイベント「Rare Bloom」の開催費用 | ・もし採択されなかった場合の対応策に触れておらず、どのように資金調達して開催するのかという懸念がある ・上記についてはすでに自己調達にて進行しているとの評価あり ・提出カテゴリ相違ではないか、予算やチームの提示が不透明ではないかとの指摘もある |
・ゲストにチャールズやSingularityNetのベン・ゲルツェルなど、そうそうたるメンバーを揃える大規模イベントであり、成功が期待される ・開催がコミットされているイベントであり、その参加への効果を期待する声はかなり多く、平均スコアよりは好意的な評価が多い印象 |
4.1 |
86 | Fluent: Bridging TradFi+DeFi | 250,000 | 2000万以上 | USDとペッグしたステーブルコインおよび決済システムの開発 | ・Djedを意識しているが、技術的な説明よりもリスク説明の方が詳細であり、ロードマップや予算積算の明示もなくプロジェクトへの信頼性に欠ける ・説明内容の具体性が乏しく、プロジェクトの実現を不安視する指摘も多い |
・目指している成果品は明確であり、チーム実績も詳細に提示 ・チーム実績を評価する声は多い |
4.1 |
87 | Gamefi Infrastructure Restore2Earn | 250,000 | 2000万以上 | 森林を地球規模で復元するなど、ゲーム内の環境へのプラスの効果を現実の世界に反映するGameFi(Restore2Earn)の開発 | ・具体的なゲームイメージの説明が乏しく、開発者もこれから採用など実行性に疑問があり、予算規模にふさわしい提案内容とは言えない ・予算使途を始めあらゆる面でその説明の不十分さに厳しい指摘が集まり、そもそもCARDANOチェーンでの開発を約束するものでもなく、最終的に450万$を必要とするプロジェクトにふさわしくないとの評価 |
・環境問題を解決するためのGameFiの開発というコンセプトとしては明確 ・残念ながら高評価とするPAはほとんど見当たらない |
2.6 |
88 | Non-Fungible Collectables | 250,000 | 2000万以上 | 物理的なコレクションに価値を裏付けされたNFTの発行により実商品を取引できるマーケットプレイスを作成 | ・予算規模に対してロードマップや予算積算の説明が不十分で、開発者もチームにいないため実行性に不安 ・予算の詳細やKPIの不透明さについて厳しい指摘が相次ぎ、実行性へ懸念する評価が多い |
・目指しているソリューションの説明としては明確 ・ビジョンやコンセプトそのものには賛同するPA評価が多い |
3.8 |
89 | Cardano NFT Gaming - Lovelace Saga! | 250,000 | 2000万以上 | CARDANOをベースに構築されたPlay-to-EarnのNFTゲームである「LovelaceSaga」の開発 | ・ゲーム内容についての説明やPRがなく、どのようなゲームであるか見通せず、多くのユーザー獲得につなげるためのマーケティングなどにも触れられていない ・どのようなゲームか内容が不明なためその魅力や完成度が見通せず、多額の予算を提供するに足るプロジェクトなのか疑問を示す評価が多数 ・満点としているPAもあるが、コメントが浅い印象 |
・すでにある程度開発は進行しており、完成までの道筋は見えている ・ゲームの開発というプロジェクトそのものに賛同する声はある |
4.1 |
90 | JUS: Decentralized On-Ramp + Credit | 250,000 | 2000万以上 | 顔認証、電話番号およびモバイルマネーの支払い方法の入力で、誰でも簡単にステーブルコインを購入しDeFiに参加できるソリューションの構築 | ・分割提案や次回Fundでの要求額50万$にふさわしいプロジェクトかどうかの判断が難しく、少なくともロードマップや予算根拠の記載はその規模にふさわしくない ・予算積算やロードマップの記載内容に整合性がなく、チーム実績の提示の不透明さや根拠のない過大な成果指標なども含め厳しい指摘が多い |
・ビジョンは明快で、その仕組みの説明やサハラ以南のアフリカをターゲットとするなどの方向性も示されている ・上記のようにビジョンを評価し、実現効果に期待する声は一定数ある |
3.5 |
91 | ARTIFICIAL INTELLIGENCE ML/Dapps | 250,000 | 2000万以上 | 機械学習と人工知能のトレーニングモデルへのスムーズな情報アクセスを提供し、信頼性の高い意思決定システムをブロックチェーン上に構築するソリューションの開発 | ・ロードマップにやや不足感はあるものの予算の積算としては妥当感があり、提案書としての完成度も全体的に高く明らかな減点要素はあまり見当たらない ・Fund8との作業並行性やチーム構成にやや言及があった程度で、明確なデメリットと言える複数の指摘は見当たらない |
・ロボット業界では屈指の実績あるチームにより、Fund5および8から継続して開発中の壮大なプランで、そのコンセプトやビジョンも明確に示されている ・平均の5倍近くにものぼるコメントを集め、そのほとんどがこのテクノロジーの実現を期待する声であり、非常に評価が高い |
4.6 |
92 | subHandles ADA Handle | 246,400 | 2000万以上 | 「$charles@iog」など、ルートハンドルに関連付けられた複数のサブハンドルを発行できるようになる機能の追加 | ・需要の高いプロジェクトとは思われるが、予算規模として妥当かどうかの判断が難しい ・ごく一部に必要性や予算提示への疑問があった程度で明確な指摘はなく、総じて評価が高い印象 |
・すでにローンチし各方面で利用されている「ADA Handle」の拡張機能を搭載する提案で、その必要性や開発の見通しなどが詳細に示されている ・ほぼすべてのPAが有用性を高く評価し、ロードマップやチーム構成も踏まえ期待が大きい |
4.8 |
93 | Typhon Wallet Mobile App | 245,000 | 2000万以上 | ユーザーフレンドリーなデスクトップウォレット「TyphonWallet」のモバイルアプリ版の開発 | ・既知のプロダクトではあるが、予算規模に対してロードマップや予算積算の提示が充分とは言えない ・上記の指摘はかなり多く、とりわけタイムラインや成果指標の不透明さにかなりマイナスの評価が目立ちスコアも伸び悩んでいる |
・すでに実績のあるウォレットのモバイルアプリ開発提案で、提案内容としては明快 ・Cardanoscanの開発元という信頼性は高く、多機能モバイルウォレットの開発へ期待する声は非常に多い |
4.1 |
94 | Global Levelling Up of Education CP | 240,000 | 2000万以上 | 教育コンテンツプラットフォームの「checkpoint」へのCARDANOブロックチェーンの導入 | ・肝心なこのプラットフォームについて、サイトやTwitter、YouTubeを見る限り現状では活発に稼働しているとはとても思えず、これだけの予算を費やす必要性が感じられない ・上記の指摘は他のPAでは見られず、ビジョンや成果目標がややぼやけているという指摘がいくつかある程度で総じて評価は高い |
・提案意図や必要性については明確に示されてはいる ・世界的に多くのユーザーを抱えるプラットフォームの導入そのものへの評価が高く、期待を寄せるPAが多い |
4.3 |
95 | Launching Landano on Mainnet | 236,000 | 2000万以上 | ガーナ、モザンビーク、ケニアにおける土地の記録をNFTにより作成および管理するRealFiソリューションの引き続きの開発 | ・予算の積算がやや不十分であることに加え、リスク要因で挙げられている法的な担保がなく、現状では公的な認証の見込みがない点が気になる ・上記の指摘や成果指標のあいまいさは散見されるものの、総じて評価は高い |
・プロダクトは具体的であり、Fund7からの継続案件で現在テストネットまで完了しており、今回の提案での完了が見込まれる ・アフリカの土地登記問題の解決につながるソリューションへの期待は大きく、チーム実績も含め高く評価するPAが多い |
4.8 |
96 | Custom AI tools & growth paths | 234,000 | 2000万以上 | SingularityNETのスピンオフプロジェクトである人工知能アプリケーションPATHFORMの引き続きの開発 関連提案あり |
・説明が難解でありこの提案による実現できるメリットや要点がつかみづらく、予算規模に対してその積算根拠が不十分 ・評価する声はなんだかすごそうな雰囲気という感じでのぼんやりしたものが多い反面、指摘事項では過大な予算に似合った報告がなく、上記のようにビジョンや成果が見えづらいとの具体的なものが多い |
・SingularityNET関連技術に基づくFund7からの継続案件で、チームメンバーの実績も詳細でテクノロジーとしては興味深い ・WEB3時代を視野に入れたツールとの評価でチーム実績を込みで期待する声も多い |
4.7 |
97 | C4S-Cardano4Seniors Incubator | 225,000 | 2000万以上 | CARDANO内に独立した起業支援基金を設立し、発展途上でニッチなシニア世代の市場に焦点を当てたプロジェクトへの資金提供を実施 | ・提案ボリュームが薄く、恣意的な採択や持ち逃げ、仲間内での山分けを防ぐための透明性や監査機能などについてほとんど触れられておらず、採択には非常に懸念あり ・そのほか、チームの詳細が不透明で予算の内訳も大雑把であること、そもそも資金分配のコンセプト自体が不透明で、むしろFund10チャレンジカテゴリの設定が望ましいのではとの指摘が多数 |
・Catalystで多額の資金を得てプロジェクトに分配するというコンセプトとしては単純明快 ・Fund8での同チームのプロジェクトにより評価をする声も多少ある |
3.4 |
98 | There’s no We without Me | 223,749 | 2000万以上 | スポーツアスリートのNIL資産(名前-画像‐肖像)の盗用と偽造を阻止し、NFTとDIDの統合により収益化を図るソリューションの構築 | ・全体的に説明が難解で理解が難しく、予算の内訳は相応の積算をしているはずだが、その提示がない ・同様に予算やタイムライン、チームの詳細の提示がやや不透明感ありとの指摘がいくつかあり |
・アスリートの権利をNFTとDID技術により保証するテクノロジーというビジョンについて非常に明確に示されている ・インパクトの項目で満点がついているように、提案内容のビジョンやコンセプトについては異議もなく高い評価 |
4.8 |
99 | AdaPulse: Independent Media Outlet | 222,800 | 2000万以上 | CARDANOの開発状況やプロジェクト、ニュースに関するコンテンツを掲載している「Adapulse」の今後1年間の運営資金 | ・記事作成に要する経費としては妥当性はあるが、デザイン費用は過大な印象があり、Catalyst提案の作成経費まで盛り込む必要性があるのか疑問 ・上記のような指摘はなかったが、当サイトの運営がCatalyst資金に依存しているため、将来的に独立した持続可能な運営のためのビジョンがほしいとの指摘あり |
・提案内容としては単純明快であり、現在のサイトもスタイリッシュで相応数の記事も掲載されており、今後のコストや掲載本数なども明確に示されている ・これまでの掲載内容も高い評価を受けており、引き続きの運営を期待する声が多い |
4.5 |
100 | SaaS3:Permissionless Oracle Network | 220,000 | 2000万以上 | 実世界のデータ(土地の価格など)と直接相互作用するスマートコントラクトを即座に作成できる分散型のオラクルソリューションの開発 | ・予算規模に対するロードマップや予算積算の提示としては不足感がある ・上記に加え成果指標の提示方法にやや指摘があったほか、他に多数の提案を抱えるチームへの計画実行性やタスク管理への懸念の声も散見 |
・ChainlinkやAPI3など、ハッキングされやすいとされる集中型Oracleの代替策となるテクノロジー提案で、その必要性やビジョンについて明確に示されている ・上記と同様、ほとんどのPAにおいてもそのテクノロジーの有用性が高く評価され、チーム実績も踏まえ開発への期待が大きい |
4.4 |
101 | PubWeave: Academic Publishing | 214,800 | 2000万以上 | 著者がすでに公開されている査読済みの学術論文にNFTを関連付けることができるOpenScienceNFTマーケットプレイスの構築 | ・提案者がリスク要因としてあげているソリューションの普及のためのマーケティングについて、その手法などに不足感あり ・上記の指摘もPAでは見られず、総じて高い評価が集まる |
・学術論文出版分野にかかる透明化や持続性を確保するソリューション提案で、過去Fundでも実績のあるチームによりビジョンが具体的に示され、ロードマップや成果指標も明確である ・すべての項目を通じて指摘らしい指摘はなく、非常に評価が高く期待度が大きい |
4.9 |
102 | ALGAE RHYTHM to save the biospheres | 212,000 | 2000万以上 | 微生物生産施設をアップグレードし、電力供給を賄うため、分散型オープンソースの検索エンジンプロトコルを開発しその運用収益による資金分配 | ・説明内容が難解でソリューションへの理解が難しく、検索エンジンの概要も説明内容からはつかむことができないため、プロジェクトの可否の判断が困難 ・マイナス面の評価はほぼ上記の内容に集約され、詳細な説明を求める声が多数 ・5点と評価したコメント内容もボリュームが薄く、正直何を評価したものなのか不明な印象 |
・提案のコンセプトやビジョンが実際の運営施設や図解とともに示されている ・チーム実績は評価する声も |
4.1 |
103 | Cardano Music Marketplace | 206,883 | 2000万以上 | ミュージシャンがミュージックNFTを作成し、ファンと音楽を共有するためのシームレスでシンプルなプラットフォームの開発 | ・提案そのものの説明よりもリスク要因の記載ボリュームが大きいが、解決策を明示しているとは言えず、そもそも7月30日にローンチとしているロードマップと予算要求の整合性がつかない ・コンセプトが不透明で、既存プラットフォームと比較した優位点やメリットが見えない点を多くのPAが指摘 ・タイムラインや成果指標の提示にも苦言が相次ぎ、全体的な評価としては低い |
・提案内容自体は非常にシンプルで明確に示されている ・チームの詳細については評価する声も |
3.3 |
104 | Decentralized Social Intelligence | 200,000 | 2000万以上 | SNSデータの収集や分析により、各メディアにおけるユーザーの発言や活動の可視化を行うプラットフォームの開発促進 | ・ロードマップや必要経費は明確と言えるものの、一歩踏み込んだ積算根拠の提示もほしいところ ・進捗報告の手法や競合他社との差別化などへの指摘もあるが、明確なダメ出しは少ない |
・コンセプトやビジョンは明確ですでにベータ版をリリースしており、プロダクトの稼働イメージがつきやすい状況となっている ・実行性の担保もとれており、おおむねそのソリューションの実現を期待する評価 |
4.1 |
105 | Layer 2 Advanced Architecture | 200,000 | 2000万以上 | コミュニティとチャリティーに貢献する非営利団体としての分散型AIシステムの構築 | ・説明が端的でそのソリューションが見通せず、大物としての余裕なのか予算やロードマップの提示も皆無であり、採用は困難 ・不明瞭なプロジェクト説明に予算積算に見通せないKPIなど、あらゆる角度からフルボッコを受ける残念な評価 |
・IOHKやチャールズ、Ben Goertzelなどとの関係性をほのめかしたプロジェクトとしており、大物の雰囲気を漂わせている ・上記もやはりエビデンスはなく、残念ながらポジティブな評価は皆無 |
2.0 |
106 | ADAGram- Decentralized Social Media | 200,000 | 2000万以上 | 検閲やボットアカウントを排除し、コンテンツ作成者にユーティリティトークンで報酬を与えられるオープンソースの分散型ソーシャルメディアプラットフォームの構築 | ・プロダクトの説明が理念的な内容に終始し、チームに開発者がいない現状では実現性の担保にも乏しいが、こうした段階でこの規模の予算要求は望ましいとは言えない ・マーケティングとしてカルダノサミットへの参加経費に多くの予算を見込んでおり、チームが未結成でアプリの完成も見込めない段階でのこうして工程に多くのPAが批判を寄せている |
・提案のコンセプトとしてはわかりやすく、問題提起も含め明確に示されている ・bot排除による偽インフルエンサーの影響を受けないソリューションの意義的には支持する声も多い |
3.7 |
107 | Joghar Move To Earn On Cardano | 200,000 | 2000万以上 | ユーザーが散歩やジョギングをしながら報酬を得ることができるM2Eゲームの開発 | ・具体的な説明がほとんどなくSTEPNの模倣といも言える作文レベルに加え、予算やロードマップを始めとしたその他の記載に至っては皆無に等しく、評価に値しない ・上記と同じく、過半数が2点以下の惨憺たる評価を下していることがすべて |
・「STEPN」そのものの提案であり、コンセプトはシンプルにして明確 ・STEPNを知らない海外PAのなかには有用なM2Eゲームと評価する人もいる |
2.3 |
108 | Wolfram Cardano Ent. Private Cloud | 200,000 | 2000万以上 | 企業のCARDANOアプリケーション導入を促進する、Wolfram Enterprise Private Cloud(EPC)の概念実証バージョンの作成 | ・ロードマップや予算積算が充分とは言えず、今回の提案はあくまで実証段階で実際の完成にはさらなる資金が必要としている点もやや懸念あり ・多くのPAが同様に予算やロードマップの記載が不十分と指摘している |
・実績の豊富な企業による提案で実現性の担保があり、完成に至れば企業のCARDANO導入拡大が見込まれる ・開発企業への信頼性は多くのPAが同様に評価し、実企業への将来的な導入に期待を寄せる |
3.9 |
109 | MLabs - CTL Blockfrost Backend | 50,000 | 占有率25%超 | CARDANOブロックチェーンの状態を検査し、Txの送信や料金の見積もりなどの特定の重要なアクションを実行するクエリレイヤーとしてBlockfrostを追加 | ・カテゴリ趣旨に間違いなく合致してはいるが、すべての予算を使い切る提案はいかがなものか ・しかし使い切りに対する懸念は他のPAでは見られず、ロードマップのあいまいさに指摘があった程度で総じて評価は高い |
・IOGとの協力関係にある実績あるチームで、提案内容もシンプルで明快 ・実績のあるチームによる開発環境の向上に資する提案に高い評価と期待が集まり、明確な指摘事項は見られず |
4.5 |
110 | Unreal Engine Integration | 13,500 | 占有率25%超 | Blockfrostを搭載したコミュニティ主導の使いやすいUnrealEngineプラグインの開発 | ・説明が端的でこの分野に詳しくない素人には必要性が伝わりづらい ・チームが1人のみであることへの懸念が多少あるほかは総じて高い評価 |
・CARDANOにUnreal Engine開発者が オープンソースでアクセス可能となるソリューションで、ゲーム開発の促進が期待できる ・明確な指摘事項もなく、ゲーム開発の促進へ期待する評価が多数 |
4.7 |
111 | Watch Wallet for Cardano | 12,584 | 占有率25%超 | WatchOS(アップルウォッチ)とWear OS(Androidウォッチ)に対応可能なウォッチウォレットアプリの構築 | ・予算規模に対する計画内容としてはやや総花的な印象もあるが、今回の提案ですべて完成を見込むのか長期計画の一部なのかが不透明 ・機能の必要性そのものに疑問を呈する意見もあるが、明確なダメ出しはない印象(ただし、他の提案評価と比べると5点ながら淡白で短いコメントが目立つ) |
・提案内容はシンプルでわかりやすく、カテゴリ占有率は高いものの予算単価そのものは妥当との印象 ・スマートウォッチへのウォレット機能搭載という明確な提案内容へ期待を寄せる声は多い |
3.9 |
112 | A Verify and Pay System | 12,500 | 占有率25%超 | ユーザーの関与や成果、貢献に対してを検証して報酬を与える、APIキーとポリシーIDを使用したシステムの構築 | ・今回の資金だけではおそらく完成には至らないと思われるが、今後必要となる工程や全体像の提示がやや不透明 ・チームの詳細が不透明で、KPIの記載がなく報告場所とされるGithubも見当たらない点などに多くのPAからの指摘あり |
・目指しているプロダクトの提示は明確であり、カテゴリ占有率は高いものの予算そのものは妥当との印象で、コメント欄での返信も丁寧で好感 ・良質なコンテンツ提供により報酬を得られるソリューション自体には期待を寄せる声もあり |
3.6 |
113 | Tokenized tech indie drama film | 200,000 | 占有率25%超 | クリプトトークンの使用による非営利のインディーズ映画の資金調達の問題解決 | ・すべての項目において説明が不足し提案書として未完成であり、設定予算を使い切る内容も全く望ましくない ・提示内容がないため評価不能として極めて低いスコアが集中する |
・提案内容としてはシンプルで明快ではあるが ・高評価するPAは皆無 |
1.4 |
114 | Env. impact certification protocol | 120,000 | 占有率25%超 | カーボンマイナスのプロジェクトを実施し炭素市場や気候変動の配当により収益化できる、分散型フレームワークの構築 | ・カテゴリ予算の過半を費やすほどの必要性や実現性の担保が提案内容からは見通せない ・予算やタイムラインについてはPAからも指摘の声があり、提案の必要性そのものも賛否が分かれる印象 |
・目指すソリューションとしてのビジョンやコンセプトは示されている ・環境問題解決のフレームワークとして期待の声もあるが、仕組みがややわかりづらいと評価は分かれる |
4.1 |
115 | token system for the world of work | 100,116 | 占有率25%超 | 仕事の世界に関わるすべての人にインセンティブを提供する、世界的トークンシステムの作成 | ・「こんなことできたらいいな」という願望レベルの作文で、チームも存在しないため実現性もまったく見出せない ・論外というPA評価に終始 |
・ビジョンとしてはよく書けている ・そのビジョンを汲み取ってか、妙に甘い評価をしているPAもいくつかある→確定スコアで除外 |
1.2 |
116 | Better Cardano Blockchain Insights | 58,000 | 占有率25%超 | さまざまなデータの分析や可視化ツール「Cardano Blockchain Insights」のメンテナンスと教育コンテンツへの展開 | ・今後どのように発展させていくかというビジョンとロードマップの具体的な提示がやや弱い印象 ・PAは上記の指摘よりも、すでに完了している箇所も含めた資金要求の是非や、そもそもdappカテゴリ対象なのではないかという指摘があり |
・ツールは現状でもCARDANOのTxやウォレット増加数などわかりやすい可視化ツールとして機能しており、有用性も高い ・すでに稼働中のプロダクトで、その有用性も含めて評価する声は多い |
4.1 |
117 | United Media BlockChain Community | 330,000 | 占有率25%超 | ブロックチェーンに関するメディア制作やコンテンツ作成、デジタルマーケティングなどの実施 | ・説明ボリュームがなく具体的に何をしようとしている提案なのかまったく見通せず、予算規模にふさわしいクオリティではない ・不明瞭な予算やチーム詳細、実行性への疑問、そもそもクロスチェーンコラボのカテゴリではないなど、厳しい指摘が相次ぐ |
・メディア面からのアプローチは貴重ではある ・ビジョンに共感する声も多少はある |
2.9 |
118 | Spectrum.Network Layer 2 for DeFi | 312,000 | 占有率25%超 | 異なるDeFiプロトコル間で流動性を転送可能な、クロスチェーンdAppのプラットフォームの構築 | ・ロードマップがやや簡潔な上、今回の提案はテストネットまでと示されており、その後の見通しが不明である点は懸念 ・技術的な指摘や今後の展望についてのより詳しい説明を求めるPA評価あり |
・ErgoDEXの開発チームによる提案で、自社製品のバージョンアップのみならず、オープンソースで他社にも還元可能なプロダクトとしている点は非常に有用性が高い ・上記のとおり総じて評価や期待度はかなり高く、むしろ採点が厳しいと思えるものも |
4.4 |
119 | Multi-chain token bridge | 231,525 | 占有率25%超 | マルチチェーンL2プラットフォームであるErdstallのCARDANOへの拡張 ※分割提案あり:「Trust-less non-custodial L2 NFT DEX」 |
・そもそも肝心のプラットフォームはイーサリアムでもローンチされておらず、分割提案によりこれの2倍の予算を要する割にその実現や普及への担保としてはやや懸念 ・上記に関しては懸念する声は少なく、むしろETHでのテスト環境が進んでいることを評価する声もあり ・チーム詳細が不透明、KPIが不十分との指摘はあり |
・ETHとCARDANOの双方向というコンセプトとしては明確であり、技術的な説明や必要性も提示されている ・ソリューション導入への期待は大きく、明確にダメ出しする意見は少ない |
4.4 |
120 | C.S.E.R.DEFI | 225,000 | 占有率25%超 | 資産の搾取や詐欺、危険な行動から高齢者を保護するためのソリューションの構築 | ・説明が全体的に不十分なうえ、資金の大半を2年後のマーケティング活動に充てており、それならば開発段階に応じた提案提出とすべき ・そもそもとしてクロスチェーンコラボのカテゴリではないとの声が多く、不透明な予算やKPIの提示など提案書としての厳しい評価が相次ぐ |
・正解的な高齢化社会を見据えたビジョンとしては明確 ・一部その理念に賛同するものもあるが、残念ながらポジティブな評価はほとんど見当たらない |
2.9 |
121 | DAO Infrastructure Framework (DIF) | 400,800 | 占有率25%超 | コミュティにとって安心で信頼性の高いWeb3サービスを提供する直感的なDAOインフラストラクチャの構築 | ・素人的には具体的なユースケースのイメージがつきづらく、多額の予算に対してチームの実績が不透明(コメント欄で補足はあり) ・他チェーン(ゴーレムともチェインリンクとも)からの仕組みの移転ではCARDANOの価値向上に資するかは疑問という意見あり ・チームも1人しかおらず、予算やKPIの詳細も不透明として実行性への懸念の声が多い |
・論文のような構成で、素人的にはよくわからないがとにかく色んなことが実現できるソリューションとしてロードマップを含め詳細に示されている ・デメリットでの指摘とは反対に、優れたDAOの構築につながるものと評価する声もある |
4.1 |
122 | Open-Source DAO Framework | 400,000 | 占有率25%超 | 金銭的価値ではなく、NFTに裏打ちされた評判システムに基づき、メンバーとして提供される作業の質の評価と組み合わせるガバナンス機能を備えたDAOフレームワークの構築 | ・チームに開発者が現状ではいない段階での論文的な提案であり、過大な費用やロードマップを担保するものとはなっていない印象 ・マイナス評価はほぼすべて上記に集中し、KPIも備わっていない概念的な内容に実現性は疑問との評価が相次ぐ |
・現状のDAOの課題や提案の必要性、ビジョンについては明確に示されている ・そのビジョンや理念を評価する声は多く、実現性や監査性と比べて評価点がかなり高い |
3.7 |
123 | littlefish - Redefining Earning | 260,000 | 占有率25%超 | 仕事にまつわる人や組織間の関係性を従来のピラミッド構造から再定義し、参加者全体が公正で公平な立場で収益化できる運用モデルの構築 | ・まずはメンバーの研修受講から始まる1年以上にわたる長期的な計画としているが、予算額が過大なためフェーズごとに分割した方が望ましいのではという印象 ・メンバーのトレーニングが必要という点については同じく懸念するPAあり |
・非常にボリュームのある提案だが、背景や課題、必要性などのコンセプトやビジョンは明確に示されている ・PAコメントも非常に長文で詳細に評価するものが多く、いずれも画期的なDAOの実現に期待の声を寄せている |
4.9 |
124 | Quideos smart-contract | 2,000,000 | 占有率25%超 | 農業生産者と消費者が物理的な商品を交換するためのスマートコントラクトプラットフォームの構築 | ・説明ボリューム不足、不明なチーム、具体性のないロードマップなど、3億円近い予算を必要とするに足るクオリティに全く達していない ・すべてのPAが上記について厳しく指摘しており、採択は望ましくないと評価 |
・目指したいこととしては明確に示されている ・影響力の項目では比較的高評価であるとおり、ビジョンに関して切り取れば期待する声も多い |
2.8 |
125 | Glow on the PAB | 300,000 | 占有率25%超 | EVMで動作するGlowの、PAB(Plutus Application Backend)との互換性によるCARDANOへの移植 | ・高額な予算に対する積算根拠としては不十分な印象 ・チームや成果指標の提示の透明性は賛否が分かれる程度だが、予算の不透明さには多くのPAが指摘 |
・コンセプトは明快で提案内容もシンプルにまとまっており、すでにある程度の開発は進んでおり実現性にも期待がもてる ・開発環境の向上に資する提案内容には多くの高評価と期待の声が寄せられる |
4.6 |
126 | No Code Smart Contract Indexer | 250,000 | 占有率25%超 | リアルタイムデータを視覚化するスマートコントラクトツール「Unmarshal」の導入 | ・実績あるツールではあるが、予算規模に対する積算根拠は不透明感あり ・他チェーンでの実績はあるが、チームのCARDANOに対する技術や理解が提案内容からは読み取れず、実行性に不安ありとの声が複数 ・そもそも代替ツールがすでに存在しており、多額の予算を投じる必要性にも疑問との意見も |
・ETHやBNBなど8つのチェーンにて展開するスマコン開発者向けツールで、CARDANOへの移植実現性も高いという印象 ・期待する声は上記の観点に集約されているが、賛否が大きく分かれている印象 |
3.5 |
127 | Role interaction studies in Cardano | 40,000 | 占有率25%超 | Catalystにおける恣意的な評価や不正行為を防止し公正な投票モデルを構築するための研究 | ・実際にどのようなことを行い成果を目指すのかという点が抽象的で、ロードマップや予算積算もあいまいな印象 ・全体的に一般論的な内容に終始し、解決のための具体的な手法に触れていない点への厳しい指摘が相次ぐ ・予算やKPIも同様に曖昧なため提案書としてのクオリティに疑問符との評価 |
・PAやvPAの公正な評価を促し、今後のdRep導入に備える上では有用性も感じられる ・上記の方向性としては正しいものとして評価し期待する声もある |
2.6 |
128 | Cooperative dApp | 300,000 | 占有率25%超 | 他のメンバーが承認した場合にのみ取引が成立する、アフリカの協同組合とNGO向けの支払いシステムdAppの開発 | ・説明ボリュームもなく破格の予算使途も工程もほとんど記載もなく、提案書として成立していない ・5点満点を投じるPAがサクラのように浮いてしまうくらい、あらゆる面で論外と切られており否決すべきとの評価 |
・問題的の作文としてはそこそこ評価するPAも | 2.1 |
129 | EDUCATE SENEGAL INNOVATORS - DI/FI | 300,000 | 占有率25%超 | アフリカでの若者主導の起業や活動を支援しする社会的投資および動員プログラムの実行 | ・計画が綿密なのは良いことだが、それにしても記述が長すぎて要点がつかみづらい ・そもそも予算についての記載が漏れており、残念ながら多額の予算を必要とする提案としてはふさわしくない ・予算の不提示が評価に値しないといっても過言ではなく、採用は望ましくないとの多数の厳しい評価 ・著名なアーティストのコミットがとれておらずイベント開催そのものを懸念する声も |
・コンセプトやビジョン、その方法論などが非常に詳細に示されている ・メンター主導のイベント開催などプログラム実施の必要性についていくつか期待する声もあり |
3.1 |
130 | SHiELD Dapp, growing Africa digital | 255,000 | 占有率25%超 | アフリカ内のすべての国にハイブリッド官散分散データベースを無料で提供するプロトコルの構築 | ・チームメンバーや団体のサイトがないため実績として不透明で実行性に懸念があり、予算積算も説明不十分で要求額に似合った内容とは言えない ・上記を指摘し実行性を懸念するPA評価が相次ぐ ・そもそもAtalaPrismを使用しないDIDや独自チェーンなど、CARDANOとは別物なのではとの指摘も |
・まずはリベリアでの展開を目指すとしている内容で、コンセプトとしては明確ではある ・KPIが明確な点には比較的評価が高く、問題提起や解決策としてのソリューション提示に理解を示す声もあり |
3.2 |
131 | Singular- Mobile-Centric DeFi App | 250,000 | 占有率25%超 | 低手数料、高利回りのステーキング、専門的に管理された分散型資産へのアクセスを提供するモバイルDeFi投資プラットフォームの開発 | ・どのような機能を加えて何を目指したいのかという説明がほとんどなく、そもそも予算を使い切る時点で論外 ・予算過剰な点は多くの厳しい指摘があったほか、そもそもdappカテゴリが望ましいのではとの意見も ・仮に進行したとしてもアジア諸国の法制関係のリスク要因もあり、実現性の見通しも難しい |
・現状でアプリとしてはローンチ済で、そこにAIを搭載したいものと思われる ・アジア圏を対象としたモバイルプラットフォーム構築という点については期待を寄せる声も少しあり |
3.6 |
132 | AI Blockchain Activity DApp | 90,000 | 占有率25%超 | AIとブロックチェーンテクノロジーを組み合わせた、モビリティや旅行者、輸送業界向けのDAppソリューションの構築 | ・チーム構成や実績、提案内容の記載に不透明感があり、予算規模に対してその工程や使途の説明が不十分 ・そもそもカテゴリがdappなのではとの指摘 ・提案自体も仕組みの説明が不明確で、どのようにこのアプリが機能するかどうかという疑問が相次ぎ、予算過剰な点からも採択は望ましくない |
・トークンを用いて輸送サービスの効率化を図る提案で、ビジョンとしては明快 ・一部PAからはソリューションの有用性を期待する声あり |
2.7 |
133 | KYC Solution | 125,000 | 占有率25%超 | アーティストの身元や登録状況による知的財産権を明らかにするKYC検証プロセスの確立 | ・説明ボリュームが足りず、ロードマップや予算積算の提示も不十分であり、提案書として完成度が低い ・ソリューションの説明や表面的で、チーム詳細やKPIも不透明との指摘あり ・カテゴリ相違ではないかとの意見もあり |
・コンセプトとしては明確ではある ・音楽業界におけるKYCの必要性という側面からこのプロジェクトに期待する評価もあり |
3.8 |