Emurgo Africa Web3.0アフリカセミナー現状/No1のVC/AAICケニア代表・三菱商事・DCSpark・SBI Investment ・Keppleアフリカベンチャーズ・STANDAGEパネルディスカッション要約🎉

吉田CEOによるアフリカの現状について

:ballot_box_with_check:Web3.0​:heavy_multiplication_x:AfricaでEmurgoはNo1をすでに取ったと考えてます。

:ballot_box_with_check:アフリカの特徴

・アフリカは40%はネットアクセスできる。

・とにかく若い!10億人が35歳以下。

・実はアフリカの横の長さはロシアより長いです。非常に大きい。

・全世界的に、インフレが進んでおり、貿易が減少して、失業率も上がっています。アフリカも同様です。例えばケニア:債務は増え、赤字は増え、厳しい状況。

・VC活動は世界的に活動が減少していますが、、、アフリカでは11倍に。アフリカだけが唯一伸びている。(ただし、割合としては1%。その中でもWeb3はさらにその中の2%程度。急激に伸びているがかなり小さい)

・日本でネットアクセスできる人よりもナイジェリアでネットアクセスできる人の方が実は多い。

:ballot_box_with_check:日本では正直なくてもいいものも、アフリカではないと困るものである場合がある

「ステーブルコイン」

→日本だと、あってもいいかもしれないが、正直、なくても困らない

→アフリカだと、銀行口座もてない、ドル交換レートも高すぎる、現地通貨が下落している・・・という状況で、ステーブルコインが資産保全手段になっている。初めて一番簡単なやり方でドル建てで自分の資産を保全することができる。

「不動産登記をブロックチェーンで」

→日本だと、まぁあってもいいけど、正直どっちでもいい。結局政府が信頼できる。

→アフリカだと、2割しか登記されていない。売ろうとしたら別の有効な契約書を持っている人が出てくる。二重登記になる。チェーンによれば早期の登記が優先されるといったことを検証できる。

石田CEOによるEmurgon活動について

:ballot_box_with_check:自己紹介

久しぶりの日本。25年ぐらい。お前誰やねん、となっているかもしれません。日本人です。Emurgoの中東アフリカの代表です。高卒で土方やってアメリカへいき、そこからレバノン、シリア、トルコなどで勉強。慶應大学のリサーチャーもやってます。海外のファウンダーの勢いを普段から体感しています。ナイジェリアのテレビとかにも出てます。ドバイの総領事館に勤めて法案書いたりもしてました。2017年からこの業界へ。

アフリカ中東の勢いは凄まじい。アフリカって本当に最高です。

:ballot_box_with_check:Cardanoのミッション、経済的アイデンティティの必要性

2015年から、ずっと同じマーケットを見てきた。特にファイナンスのシステムの問題。世界のファイナンスのシステムは平等ではない。特に途上国の人々が打撃を受ける技術。これを解決する。経済的IDを付与する。そして経済へ参加の道を拓く。

アフリカの問題は金利と送金で、タンザニアの送金コスト27%などでこれはかなり酷い。

8.5億人がIDを持たないが、半分ぐらいがアフリカの人であり、銀行で借りれないなら、手数料75%闇金しかない。

だからブロックチェーンのテクノロジーが必要です。

:ballot_box_with_check:Emurgoの功績

・Emurgoの仕事は特にスタートアップへ投資、それを加速するためにアクセラレーター、それを一緒にやるためにインキュベーション。

・年間1200件としっかり話し合い、ファウンダーとあい、文章をチェックし、投資決定が50件ぐらい(うち40件がアフリカ。)。140億円にアフリカのために用意された。アフリカ1位のVCの年間投資数でも62件ほどであり、世界的にも上位水準です。他のAlgorandやBinanceも積極的にアフリカに投資をしている。

・ポートフォリオは、半分はフィンテック、半分強がナイジェリア。なお、アフリカのスタートアップの68%がフィンテック。ブロックチェーンの成長率が非常に高い。

・NODO:アフリカに足りないのは情報伝達。ニュースサイト+Web3プロダクトディレクトリー:700件登録されています。Lendingと打てばバット出てくる。

・100万人にリーチしました。6つの大学とリサーチも進めている。商業的な観点から研究を進めます。

:ballot_box_with_check:具体事例:

ケニアのBuuPass:ケニアに出稼ぎに来る人がいる。長距離バスなどを使う。今まで現金だったのが、デジタルに。予約など取りやすく。今からWeb3.0へ統合されていく。

メラニンキャピタル:環境にもやさしいレンディング

Sesoグローバル;不動産売買をスマートコントラクト活用、土地所有権をチェーンへ。政府とも連携。

6名の豪華パネルディスカッション要約

AAICケニア代表:石田さん

投資は総額100億円ぐらい、40件ぐらい。ケニアにいます。ウーバーも全然くるしスーパーもあるしビーチもある。イルカと一緒にも泳げます。場所と時間をわきまえれば危ないことにもなりません。処方箋を届けます、と言うサービスに投資しましたが、政府とも関わりながらさらに周辺サービスも整備していきます。政府や法令など巻き込みながら進めていけます。

三菱商事:中野さん:

電力アフリカスタートアップに出資。ケニアにいます。ベトナムよりアフリカはいいところです。

コロナの時に物資を投げたら人が群がるとかサファリとか、そんなイメージがあるかもしれませんが、ナイロビとか日本とあまり変わりません。スマホは8割ぐらい持っています。銀行口座なくても決済できます。ケニアだと携帯電話あればどこでも決済できるのに、丸の内でご飯食べようとすると現金ないと時々食べれなかったりする。案外アフリカは進んでいます。

電力来ない人が5億人以上、半分は電気が来ない。家の中でオイルランプや懐中電灯生活。

太陽光パネルパッケージ、1日20円でパッケージ。支払いはモバイルペイメント。

自分で言うのもなんですが、明らかに生活を変えてるなと思う。電気がない家に電気がやってくるのです。

スタートアップが世の中を本当に変えている、これが実感できます。

アフリカは日本でのビジネスの実験場として考えられる側面もある。例えばドローン配達。

Keppleアフリカベンチャーズ:成田さん:

アフリカでWeb3投資担当。ケニアは涼しいので美味しい野菜があるが、ナイジェリアは暑くて野菜が食べづらい。リアルユースケースである。Defiで儲けて、Web3の世界の中だけでお金が回る、と言うことがよくあるが、アフリカだと、Web3が本当に生活を改善する。送金が良い例です。以前は原始的なDefiが多かったが、現在ではゲームWeb3、新しいテクノロジーが回っている。

アフリカの銀行は1000万円などは出せない。アメリカの銀行まで行ったりしないといけない。とにかくベンチャーはお金がない。Web3からお金を流していきますというものになる。

SBI Investment ジョナサンさん:

日本は遅れているな、と言うイメージもありましたが、FTX事件もあり、規制も進み、日本は人気が出ています。Defiはちょっとまだですが、Web3としても日本は良いと思います。

投資はインドが熱い。資金調達はサウジやドバイ。Web3は東南アジア。インドネシアや台湾、ベトナムの技術がすごい。人口も多い。

ユーザビリティや、NFT詐欺などを防ぐものなどに注目しています。

セキュリティと規制を気にしています。クウェートは一斉に禁止されました。

技術が全てではない、最終的に投資家が見たいのはリターンです。

DCSpark セバスチャン:

Emurgoで開発をしていました。日本はブランディングが強いです。Web3でもそう言うところが強いと思う。海外のものを和風化して、日本で売る、と言うものもいいなと思う。海外からの輸入だけではなく、日本からも研究開発が出たらいいなと言う想いでやってます。たくさん日本の会社と話したけど、結局は、東南アジア、特にベトナムにブロックチェーン開発をお願いしているところが多いです。

ヨーロッパとアメリカがまだメインだと思う。新興国は頑張っているけど、資金力はアメリカとヨーロッパが強い。ユーザー数は新興国が多いが、収益はアメリカとヨーロッパがメインになっている。

新興国はゲーミフィケーションが流行っている。日本などでもそう言うことをやろうとしているところはあるが日本の政府は興味ないようなので。何か行動をすると、ポイントがもらえる、と言うようなもの。

NFTミントの「手数料」などが新興国の人々にとってハードルになっている。

今日は電気止まって仕事できなかったです、みたいなのも良くある。

STANDAGE 足立さん:

伊藤忠から出て、今ではステーブルコイン貿易決済へ。船荷証券をブロックチェーンを使ってNFT化するスタートアップ。それにより銀行を介する必要もない可能性も出てくる。日本は良くも悪くも2017年盛り上がったが、2018年にハッキングをうけ規制強化で停滞をしている。多くのプロジェクトが海外で盛り上がり、日本が取り残されたな、と言う雰囲気はありました。日本に残ってしぶとくブロックチェーンやっている企業は少ない。大体は海外へ。日本円へ持っていくのが難しかったが、その可能性が法令改正で進みそう。

ナイジェリア、エジプト、ケニアなど。ナイジェリアの現地商社の方と話す中で、ナイジェリアは危険地域となっていたので、現地に人がいない、しかし現地通貨も弱い、と言う中では、USDCが非常に便利です。

PLAY to Eernは非常にナイジェリアでも流行っていた。日本人はお小遣いだな、と言う感じだが、ナイジェリアだと本当に新時代の稼ぎと言う感じ。従業員が急に羽振りが良くなって独立して、ステップンが落ち着いたら、また会社に戻ってきた人もいた。

元参議院議員東京大学客員教授 慶應大学国際ビジネス創造センター藤末さん:

暗号資産系の法案全て担当しましたがなんかイメージ当時悪かったので、ホームページとかには書いてません、

東京大学と慶應大学でいろいろやってますので、なんか大学使いたいなと思ったら藤末いたなと思い出してください!

来年はもう世界は大不況くると思いますが、大不況の中でメガ企業が出てきたことを思い出してください、これはチャンスだと思います、ぜひよろしくお願いいたします。