IntersectJapanタウンホール 第1回 議事録🎉 -Intersect+5名のCatalyst提案者プレゼント質疑応答!

Intersectとは?

  • 目的: Cardanoコミュニティの交差点を促進し、カルダノのエコシステムを盛り上げる会員ベースの組織
  • ガバナンス: 会員の投票で理事会のメンバーを交代可能
  • 委員会: 7つの委員会があり、理事会が最高意思決定機関
  • ワーキンググループ: 委員会の下に存在し、コミュニティハブもその一部

組織の重要性

  • 分散型組織: 提案書を提出し、Cardanoのブロックチェーンのパラメーターや機能を提案
  • 提案主体の分散化: 集権的な意思決定を避けることが重要

インターセクトの目的

  1. ロードマップの策定
  2. 予算編成
  3. ガバナンスの強化
  4. コミュニティの参加促進
  5. 提案書の提出と承認

日本ハブの役割と現状

  • 役割: 日本コミュニティのガバナンス参加を支援し、会員になって投票に参加することを促進
  • 現状:
    • 参加者:XSP/XSP2/CAMP/AKYO/SA8/SASA/AIRX/COFFE
    • 参加表明していないが参加している人もリストに追加予定
    • ジャパンハブのチャット人数は87人
  • ガバナンス: 表示会が意思決定を行い、13人のメンバーが多数決で決定

JapanHubの存在意義

  • 日本コミュニティがガバナンスに参加しやすくすること
  • インターセクトの年次総会に多くの日本人が参加することをサポート

会員になるメリットと参加方法

  • メリット:
    • 貢献やグラントへの参加
    • ネットワーキングイベントへの参加
    • NFTの取得など
    • 具体的なベネフィットリストは後日共有予定
  • 参加方法:
    • 企業や個人、無料会員の可能性も議論中
    • 金銭的な負担が必須ではない可能性あり

ワーキンググループ

  • インフラストラクチャー、メディアスタンダード、DRep、ステーブルコインなど、多岐にわたる分野で活動
  • ワーキンググループは作られては消えることが多い

Intersectの年次総会

  • 開催地: 東京
  • 開催時期: 10月
  • 議題: Cardanoのロードマップや予算案の決議
  • 参加者募集: 日本コミュニティからも多くの参加者を募りたい

会員の定義と参加方法

  • 参加方法:
    • 企業や個人が参加可能
    • 無料会員の可能性も議論中
    • 基本的に無料で参加できる設計になる見込み
  • 会員区分:
    • 年会費を払っている人のみが正式な会員
    • 無料会員は厳密には存在せず、議決権は持たない
    • 会員は議決権を持ち、1人1票の投票権がある

質問と回答概要

  • 会員の権利:
    • 投票力は保有資産に比例せず、1人1票のシステム
    • ボランティアベースで運営され、活動量に応じて議決権を調整
    • 不正が発覚した場合、グローバルインターセクトにエスカレーションして解散も可能
  • 日本の政治との比較:
    • Intersectのガバナンスを理解するために、日本の政治と比較することが重要

Catalyst提案の発表

まとめ:5名、5提案の発表がありました!

1.セラさん:DIDウォレットのファイル復元とSSIノーコードプラットフォーム:Community

2.ゆーにゃさん:ラーニングバザールの追加機能とマーケティング:Community

3.高瀬さん:ウォレットアドレスを入れただけで申告データ生成、暗号会計システム「RIKYU」のプロポーザル Community

4.MACさん:100万人のDAOを法改正でできたDAO合同会社、Clarity/NMKRを使い実現:Community

5.BTBFさん:フィルタリングとF12-13の日本語AI翻訳ポータルサイト:Community

詳細:

1.セラさん:DIDウォレットのファイル復元とSSIノーコードプラットフォーム:Community

  • 提案: アタラプリズムのマスアダプションに向けた2つの課題解決

    1. シードフレーズがマスアダプションを妨げている
    • ソリューション: マルチファクターオーセンティケータを導入
    1. コーディング知識がないとSSIソリューションを統合するのが難しい
    • ソリューション: ノーコードのSSIプラットフォームを開発
  • 3.質疑応答:AtalaはCardanoの上に構築されています、他のウォレットv2.0まで対応されていません、フォークして利用することができます。Catalystは運転資金になってはいけないので開発のみです。IOGの立場はウォレットは開発しないとしています。

2.ゆーにゃさん:ラーニングバザールの追加機能とマーケティング:Community

  • 提案: ラーニングバザールの追加機能とマーケティング
    • 現状:
      • テストネット上で稼働中・テストネットでテストADAを利用。具体的な使い方はDiscordに記載
      • クラス一覧、授業内容、口コミ評価などの機能が実装済み
    • **先生側の機能:**クラスのマネジメント/テスト作成/バッジの付与
    • **資金調達の目的:**プラットフォーム上のポイントをADAで購入可能にする/バッジをNFTとして発行し、ウォレットと紐付ける
  • **質疑応答:**現在前払い式のポイントのみだがADAとクレカで可能に。ステーブルコイン対応はない。お金はスマコンで先生と運営に分配。6ヶ月以内メインネット、他のプラットフォームとの連携もある。

3.高瀬さん:ウォレットアドレスを入れただけで申告データ生成、暗号会計システム「RIKYU」のプロポーザル Community

概要

  • メンバー: 2名
  • ミッション: 法人および個人向けの暗号資産会計ツールの提供

目的

  1. 法人がブロックチェーン事業に参入するハードルを下げる
  2. デファクトスタンダードを構築する

背景

  • 日本政府がWeb3を推進しているが、法整備と税制に課題あり
  • 2023年の税制改善により暗号資産を持ちやすくなっている
  • 2024年以降、暗号資産の決済やトークンエコノミクスが拡大見込み

市場規模

  • 国内市場は2023年の1000億円から2027年には2.4兆円に成長見込み

課題

  • 複数のウォレットと取引データの管理が複雑
  • 手動での損益計算が必要

ソリューション

  • 暗号会計システム「利」
    • ブロックチェーンデータをAPIで取得し、自動で取引を取得、損益計算を行う
    • CSVの取り込み不要、ウォレットアドレスを入力するだけで取引を取得
  • 対応チェーン: 現在5チェーン、今後ソラナ、アスタ、BNBなどに対応予定。カルダノチェーンへの対応進行中

デモ

  • ウォレットの同期と取引取得、取引管理画面での取引一覧表示
  • 金額表示、仕訳出力機能、マネーフォワードやフリーへの出力を目指す

質疑応答

  • カルダノとビットコインのUTXOベースの違い:
    • 技術的ハードルが高いが、需要が高いため取り組む価値がある
  • DAO対応:
    • 現在は株式会社と個人の会計に注力しているが、合同会社型DAOのリサーチを進行中
  • NFTによるアクセス制御:
    • 現在はGoogle認証などのシングルサインオンを使用
    • 将来的にはメタマスク認証やNFT保有者限定コンテンツの提供も検討中
  • 価格情報:
    • 現在コインゲッコーのAPIを使用。将来的にはチェーンリンクの導入や価格情報の内製化を検討
  • 税制やルールメイキング:
    • 今後の税制やルールメイキングにも積極的にコミット
  • 価格設定:
    • 法人版は年間3万円から5万円程度を予定
  • マーケティング:
    • イベントや登壇、税理士や会計士向けのマーケティングに注力
    • プロダクト主導のマーケティングを考え、ユーザーへの還元を重視
  • 将来的なコラボレーション:
    • チェーンごとの実装や抽象化を考慮し、将来的なコラボレーションを検討

4.MACさん:100万人のDAOを法改正でできたDAO合同会社、Clarity/NMKRを使い実現:Community

プロジェクト概要

  • 合同会社を活用してDAO(分散型自律組織)を実現するプロジェクト。
  • 金融以外の分野でDAOやウォレット、dApps(分散型アプリケーション)の活用ケースが少ないため、これを解決しようとしている。
  • 誰でも参加できるDAOを体験し、dAppsを使うことができるプロジェクトを立ち上げる。

2. プロジェクトの詳細

  • DAOの理念は、Web3の理念を広げ、金融以外の領域でも活用すること。
  • 参加者はADAコインやクレジットカードでNFTを購入し、DAOのオーナーシップを取得することができる。
  • ウォレットを作る必要がなく、エンドメイカーでNFTを購入後、クラリティと連携してDAOの活動を行う。
  • 投票や資金の管理は、クラリティで行い、参加者が意思決定に参加できる仕組みを構築。

3. 具体的な活動内容

  • 分散型のお祭り、農地の管理、不動産の活用など、具体的なプロジェクトを提案。
  • 最初は少人数から始め、最終的には数十万人、100万人を目指す。
  • クラリティを使った投票や意思決定を通じて、参加者が実際にプロジェクトに関わる仕組みを提供。

4. 質疑応答

  • NFTの発行と販売:
    • 合同会社が業務執行社員を通じてNFTを発行し、日本法人として販売する。
  • 既存の組織のWeb3化:
    • 今ある組織を少しずつWeb3に載せる考えも進行中。ただし、今回は大々的にDAOを立ち上げることで参考事例を提供し、他のコミュニティに利用してもらうことが目的。
  • 6ヶ月後の目標:
    • リアルイベントへの参加者は約150人を目指す。
    • エンドメイカーを通じて1万人規模のコミュニティ形成を見込む。
  • マルチチェーン対応:
    • 現状、カルダノチェーンをメインに進行。ただし、将来的には他のチェーンの対応も検討。
  • クラリティでの投票とトランザクション手数料:
    • エンドメイカーとクラリティの連携により、カストディアルウォレットのまま投票が可能。
    • クラリティ側でトランザクション手数料をパッケージとして提供し、運営者が支払う形になる。

5. 今後の展望

  • 初期段階ではカルダノチェーンをベースに進行し、参加者にDAOの体験を提供。
  • 最終的には100万人規模のコミュニティを形成し、DAOを通じたプロジェクトの実現を目指す。
  • コメント:
    • 再先端のトークン設計と法務の部分に詰まっているため、勉強したい人たちが大量に集まる可能性がある。
    • 100円払って情報をもらえることも多くの人を引きつけるポイントになるかもしれない。
  • 質問:
    • NFTの購入方法:
      • 「1円でNFTを買えないのでは?」という懸念。最低価格設定やカストディの問題についての質問があり、NMKRの利用料に関する懸念も指摘された。
    • マイルストーンのモジュール:
      • マイルストーンモジュールの実装についての確認。

5.BTBFさん:フィルタリングとF12-13の日本語AI翻訳ポータルサイト:Community

カタリストの日本語ポータルサイト:

  • 前回のファンド11でプロトタイプを公開し、評判が良かったため、ファンド12で本格的に実装する提案を出した。
  • フィルタリング機能の強化、提案の全文日本語化を目指す。
  • オープンソース化を検討し、コミュニティ全体で改善を進める。

質疑応答(カタリストポータルサイト)

  • 実装方法:
    • APIを利用してデータを取得し、スクレイピングで詳細データを取得する方法を採用する。
    • Pythonでの実装をベースに進める。
  • オープンソース化:
    • コミュニティ全体での改善を促進するため、オープンソースにする予定。
  • 協力ツール:
    • Wikipediaのように分散作業化し、誰でもデータを入力できる仕組みを導入する可能性について議論。

フィードバックの重要性と今後の予定

  • フィードバックの重要性:
    • 提案書の内容に影響を与える最後のチャンス。
    • フィードバック期間中の積極的な参加を促進。
  • 今後の予定:
    • 14日10時からのセッション。
    • 15日21時からのTwitterスペースセッション。