コアテクノロジー
ノード (台帳、コンセンサス、ノードAPI、CIL)&Plutusチームは6月のVasilハードフォークの準備を続けました。予定されているパイプラインのアップグレードは、マスターにマージする前にベンチマークを進めています。
DevOps チームはByronとShelleyのファイルを同じパラメーターで作成するGenesisジェネレーターに取り組みました。cardano-worldリポジトリを改良し、node、submit-api、wallet、db-syncのエンドポイントとOCI画像を強化しました。CardanoノードのNixビルドの具体化を実行し、評価時間を短縮しました。
ネットワーキング チームは、拡散テスト、型付きプロトコルのリファクタリングの作業を続け、テストスイートのパフォーマンスの不具合を解消しました。現在、動的ブロック生成の有効化する作業、また、50の新たなSPOが評価とフィードバックのためにテストネットに参加できるようにするため、8ノードをテストネットに再デプロイする作業を進めています。
ウォレットとサービス
Daedalus チームは、予定されているDaedalus v.4.10.0の回帰テストを始め、新しいcardano-wallet APIの互換調整を行いました。また、主にlight-wallet-browser-extensionの既存UIコンポーネントを再利用するかたちで、新しいデスクトップウォレットのベースボイラー版の作成を進めました。
スマートコントラクト
Plutusチーム は、READMEファイルのplutus-appsのリリース、分岐、および依存関係管理ポリシーを更新しました。新ツールにも取り組み、Conformanceテストスイートの基礎を作成し、複数のバグの修正を完了しました。
Marlowe チームはJSON形式のMarloweコントラクトをHaskellエディターからPureScriptにパスできるようMarlowe Playgroundを変更し、MacとWindowsユーザー向けに開発者環境を修正しました。任意のタイムアウトを使用せずにフォロワーコントラクトを書き換え、コントラクトニックネームを編集できるようにPlaygroundを更新し、同名で複数の選択肢を表示したときの不具合を修正しました。
Marloweパイオニアの新トレーニングコース登録受付を開始し、応募の管理を行いました。
Basho( スケーリング)
Hydra チームは適切なed25519署名の使用法を実装し、現在0.5.0リリースの準備をしています。Coordinated Headプロトコル監査の方法を調整するためのIOGの研究に協力しました。PlutusV2への更新とCIP-42(serializeData)に備えて依存関係を更新しました。
ガバナンス
Project Catalyst Fund8の投票が終わり、現在集計を進めています。Project Catalystは3か月ごとに、技術、ビジネス、クリエイティブ、コミュニティに焦点を当てたプロジェクトの新しいパイプラインを作り、Cardano Catalystコミュニティが投票した提案を実現するために資金提供します。Fund9は6月初頭に始まります。通常通り、提案者は提案を再提出することができます。
Cardanoを基盤とするスタートアップに向けた、FT x Cardano Blockchain Challengeの申請受付が始まりました。締め切りは2022年5月31日です。このプログラムでは以下が可能です。
- 個人指導レッスン付きブートキャンプ3日間に参加
- Cardanoコミュニティをよりよく知る
- Seedstarsのメンターと投資者ネットワークにアクセス
- Seedstars International Ventures Fundへのショートトラックを取得
- 技術特典を取得
- FT Talent by Financial Timesから可視性パッケージを取得
プログラムの詳細は、ウェブサイトをご覧ください。
現時点の統計
出典:Weekly development report as of 2022-05-06 | Essential Cardano