チャールズ・ホスキンソンのサプライズAMA - 2020年1月3日

[チャールズ・ホスキンソンのサプライズAMA - 2020年1月3日

著者:@Eric_Czuleger

2020年1月3日、チャールズ・ホスキンソンは2020年初のサプライズAMA を開きました。 この中でチャールズは、次の10年の新しいテクノロジーと、その開発において暗号通貨が果たすであろうろう役割に期待していました。 また、Cardanoを金融にとってだけでなく社会的でもあるグローバルなオペレーティングシステムと位置付けることへの献身を改めて確認しました。

概要

  • 次の10年は、テクノロジーの劇的な拡大を目にし、暗号通貨はその発展の重要な一部分となるだろう。
  • 私たちは2020年代はCardanoの10年になると考えており、金融にとってだけでなく社会的でもあるグローバルなオペレーティングシステムへの成長を目指している。
  • 業界をリードする暗号プロジェクトになるためには、インセンティブ、商用化、テクノロジーはすべて、極めるべき重要なコンポーネントである。
  • 2020年は再帰的スナークの年であり、IOHKは現在、内部的にも外部的にもこのテクノロジーを研究している。
  • IOHKはCardano財団、Emurgoと連携して国際的な商業化とマーケティング戦略を開発している。

エキサイティングな10年

暗号通貨にとって新しい10年です。 また、Bitcoinの立ち上げから11周年となりました。 これは、Bitcoinがグローバル デジタルファイナンスの世界に多くをもたらしたことを思い出す良い時期です。 世界的な動きを生成し続けています。 何千もの論文が書かれ、世界中の人々が仮想資産による影響を受けています。 主要な政府機関と国際銀行が注目しています。 こうした機関は暗号通貨を受け入れ、規制し始めました。 私たちはこれをBitcoinが開始した革命の始まりとして捉えています。

私たちは次の10年を楽しみにしています。 今後10年間の進歩には、人間の心やプライベートな宇宙旅行、主流の仮想現実にリンクされたコンピューターが含まれてくるでしょう。 ここには、物理学、輸送、量子コミュ―ティング、無線通信の進展が含まれます。 これらの進歩のすべての結果が、各国政府やその他の世界を動かすことになります。 仮想資産は、これらすべてのベンチャーの重要な部分を形成するようになります。

変化の時

また、私たちは、世界経済の崩壊を見ることになるだろうと考えています。 他方、アフリカ諸国の中の1カ国またはそれ以上が世界的な統治機構に参加して、先進国の経済的ランクに入る可能性があります。 また、人々の動きに革命的な進歩が見られるでしょう。ここには自主的な主権アイデンティティが含まれるかもしれません。 この10年には、データの処理方法の再構成が含まれる可能性もあります。 私たちは、それはまもなく現在生活必需品であるものと同様に扱われるようになると信じています。 これらのすべてのセクター内で、暗号通貨は、新しい金融・社会の様式の基盤を築く上で果たすべき役割を担っています。

過去10年間というのは、私たちが知っている従来メディアの終わりであったということになるかもしれません。 独立したクリエーターが最前線に立ち、デジタルキュレーターは暗号通貨によって資金提供されることになるでしょう。 これは、長編の物語の中に出現する新たな時代に拍車をかけていくことになるだろうと私たちは信じています。 オープンソーステクノロジーが継続的に採用されているということは、アイデアが世界中でより自由に流れることを意味します。 これは、消費者にとっても世界にとっても良いことです。

Cardanoの10年

この10年はCardanoの10年です。 私たちは、2020年代にはCardanoが真の社会的オペレーティングシステムとして暗号通貨空間において優位に立つことを願っています。 私たちは、何千ものメタトークンが証券や商品(コモディティ)、その他価値のデジタル表現と共にプラットフォーム上に存在することを期待しています。 最終的に、これは適正なインセンティブのセットと商業利用を見いだすということに落ち着きます。 私たちはこれをピアレビュープロセスを通じて達成する適切なパラダイムがあると信じています。 これによって、インセンティブプロトコルから持続可能なグローバルエコシステムの構築方法の理解まで、あらゆるものをマスターできるようになったのです。

今年、私たちは商業化に大きな影響を与えるでしょう。 私たちの戦略は、Cardanoファーストです。 Cardanoは、他のフレームワークを調べる前に、ありとあらゆる商用利用に使用されるようになります。 Cardano プラットフォームの商用利用を開始するために、エチオピアとジョージア共和国でのプロジェクトを検討しています。 Shelleyとゴーグエンが開始されている中、これは特に重要です。 私たちはこの考え方をパートナーであるCardano財団とEmurgoにもプッシュします。

突き進む

私たちは、Cardanoの開発においてファーストクラスの市民としてのインセンティブ付きスキームを検討しています。 Bitcoinは、システムを採掘(マイニング)し、強化することに金銭的な報酬を与えたが故に成功を収めました。 短期間インセンティブ付きテストネットを使用したことを通じて、私たちはユーザーエクスペリエンスだけでなく、ネットワークのステークプールを実行するために必要なインセンティブモデルについて多くのことを学びました。 プロセスの学習と反復がうまく進めば進むほど、10億人の顧客への成長は早まります。 商業化、テクノロジー、そしてインセンティブは、2020年にBitcoinに先んじたナンバーワンのポジションを主張するためにすべて必要なものです。

ただし、私たちもまたBitcoinに由来していることを覚えておく必要があります。 そのエコシステムには学ぶことができる刺激的なものは多数あります。 Bitcoinはまた、他のすべての暗号通貨のための流動性も生み出しました。 これは本質的に、業界に入ろうとする多くの参加者にとってのゲートウェイです。 私たちはCardanoが暗号化の次の10年をリードすることを望んでいますが、それでも、元の仮想資産なくしてはここにいないということも覚えておく必要があります。

業界全体としては、暗号通貨の冬の時代を終えて順調です。 トラブルメーカーやイージーマネーがエコシステムを去り、私たちは現在他の暗号通貨プロジェクトとのコラボレーションに目を向けています。 HyperledgerやHorizonなどのプロジェクトがその対象となるかもしれません。 私たちのコミュニティは、今後の10年間、純粋な競争ではなくパートナーシップを通じて大きな利益を得るでしょう。 IOHKは、これをリードしたいと考えています。

ブロックチェーンのインターネット

IOHKは、将来的にブロックチェーンのインターネットを目算に入れています。 今月は、短期的、長期的なその実現に関して多数のリリースを目にすることになるでしょう。 近日中に、Adrestia、Haskellウォレットのバックエンド、およびByronの再起動ノードを接続します。 OBFTフォークは、2月にはならず1月に発売される可能性があります。 Haskell Shelley テストネットも、Shelley メインネットと共にまもなく登場します。 公式の日程は近日中に発表します。 その後、ゴーグエンに焦点を合わせる必要があります。

私たちはPlutusチームと協力して、PlutusでDappが記述でき、モックチェーンからCardanoメインネットに簡単に展開できるよう取り組んでいます。 スマートコントラクトは、私たちのシステムにとって最優先事項です。 Marlowe、Plutus、そして私たちが選択したモデルはEVMモデルよりも優れていると私たちは考えています。 ただし、イーサリアムの相互運用性戦略が計画されています。 これは後日発表しますが、今年中に行われるものと考えています。

スナークを注視する

BashoとHydraに関してはシミュレーションが進行中で、私たちはこれらと作業を継続できることを喜んでいます。 これはまた、再帰的スナークの年でもあります。これは競争のフィールドを変えることになるでしょう。 スナークを使用すると、ブロックチェーン全体を維持せずに、包括的な説明責任の達成が可能になります。 再帰的スナークを最前線に送り出しているHaloの作業について、私たちはElectric Coin Companyに感謝しています。 それらは、アウトソーシング可能なコンピュテーションからプライバシーまで、すべてに関連しています。

これにより、スナークが発展する中競争上の地位を維持したいすべての暗号通貨プロジェクトに革命がもたらされます。

この目的のために、私たちはSonicの実装に熱心に取り組んでいる専任チームを有しています。 これは、2018年に作成したスナークです。 私たちは今月末にエジンバラでサミットを開催し、これまでに行ったことをアップグレードし、現行のスナークを調べ、HaloのようなものをCardanoに取り込みます。 これにより、確実にクラス最高のスナークの実装が可能になり、パックをリードできるようになります。

また、プライベートコンピュテーションを検討しています。 これはKachinaという論文で紹介しました。 これは、このトピックに関して私たちが発表する多くの論文の始まりにすぎません。 私たひは、医療記録から政府機関の資格まで、多くの業界でプライベートのスマートコントラクトが重要になると考えています。 将来的には、これに基づく製品をリリースする予定です。

さらに、私たちは相互運用性にも関心を持っています。 最適化とプルーフ・オブ・ステーク サイドチェーンにおいて大きな進歩を遂げました。 これには、再帰的スナークのサイドチェーンも含まれます。 Horizonプロジェクトと共同で、内部でラティスと呼ばれる内部論文を書きました。 これについては今後発表いたします。 最も重要なことは、ブロックチェーン間に互いに相互作用する対話があるということです。 私たちはこれがどうなっていくのかを楽しみにしています。なぜならこれによって金融上のみならず社会的でもある世界的なオペレーティングシステムへの成長が可能になるからです。

商業的な焦点

インセンティブ付きテストネットにコミュニティから途方もない参加があったことには頭が下がる思いです。 これは、私たちのサポーターの忠誠心と誇りに対する証です。 私たちは、私たちが持っているもので革命を開始できると信じています。 小さなコミュニティだけであっても、途方もない成長が非常に迅速に起こることはあり得ます。 私たちは、高校生から退職者まで、多様なサポーターを擁するグループを目にすることができたことを嬉しく思っています。 単一のメッセージで多くの人々を統一することは、頭が下がるものであり、そして刺激的でもあります。 今年は、フォーカス、商業化、規律ある開発についての年です。

今年は私たちが真価を発揮する年です。 皆さんに感謝します。皆さんと一緒に取り組み、皆さんと一緒に作り上げていけることを楽しみにしています。 今月か来月に、製品マネージャーがエコシステム内の各製品の定期的な更新を開始します。 これは、説明責任と責任あるリーダーシップの実証の両方のために行われます。 Cardanoに関して私たちは過去数か月に驚くべき進歩を遂げましたが、私たちのメッセージはまだ完全には浸透していません。 マーケティングをより良くする責任は私たちにかかっています。

今月は、Cardanoの更新について、McCannからの最初のブランド提案も見てみる必要があります。 私たちはMcCannと私たちの主要な利害関係者と協力して、あらゆる人にとって有効なブランドを構築します。 IOHKはまた、Cardano財団の理事会に、アフリカと日本についての明確で簡潔な戦略を持ってくれるよう正式なリクエストを送りました。 日本の戦略は、流動性の獲得に基づくものに、アフリカのそれは、アフリカの52カ国すべての国を包み込んで代表するものに基づくことなるでしょう。 これを機能させるためには、地上戦力と開発中のプロジェクトの両方が必要です。 Emurgo、IOHKおよびCardano財団を大陸に配置する必要があるのはこのためです。

私たちはCardanoがリードする10年を楽しみにしています。

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