Cardanoの問題点シリーズ02「コンセンサスの集中化」

今回は「コンセンサスの集中化」の話をします。

簡単にいうとIOGがプールを1000個作って私たちが全てそこに委任し、そこのみがブロックを生成していたならば、チェーンは集中化してしまいます。現在複数プールを作成しているオペレータはたくさんいます。(私が言えた話ではありませんが💦)

また、最低固定費用340ADAの存在のため、小さいプールはやや収益力を落とす構造となることがあります。

この対策となるはずだった仕組みが「誓約」システムです。プールのオーナーがプールに誓約金を入れるほどにプールの魅力が増すというものです。

ただしこの誓約システムにはトレードオフがあります。このシステムを強めるほどに、金持ちがより高い利益率を出せる仕組みになっていってしまいます。そこでこの誓約システムはかなり弱めの設定になっています。

よって、あまり大きな意味をなしていません。

解決策として提唱されているものは多いですが、よく言われるのは、

・最低固定費用の引き下げまたは撤廃

・1ウォレット複数ポートフォリオ委任機能

・プール上限の引き下げ

・誓約の影響度を強める

などが考えられ、どれも技術的には非常に難しいものではないので、どのようにこれらを行なっていくか、議論が進んでいます🤔