Cardanoの問題点シリーズ03:「ネットワークの集中構造」

Cardanoの問題点シリーズ03:「ネットワークの集中構造」の話をします。

現在、CardanoのすべてのプールはIOGのノードを接続先に含めることを推奨され、また追加で任意のプールに接続先を手動で指定しています。これは控えめに言ってもビットコイナーやイーサリアマーが聞いたら狂喜乱舞するレベルの中央集権的なネットワークで、IOGが落ちたら、それでCardanoブロックチェーンはおそらく止まらないにしてもかなり不安定な動きをすると思います。

実はこのネットワークの分散化の機能としてはすでに実装されていますが、入念にテストを重ねており、まだ全プールがONにすることが推奨されてはいません。

すぐONにすりゃいいじゃないかとも思えますが、CardanoはITNで悪夢を経験しました。諸々原因はあるのですが、このネットワークの分散機能がうまくいかず、ITNではネットワークが荒れまくっていました。これを繰り返さないためにも、メインネットでONにすることを推奨する前に、入念なテストが求められるのです。

ここに関してはすでに実装されていて、ONにすることを推奨するだけなので、今年中にはONになり、他のブロックチェーンと全く遜色ないレベルの分散化は達成できると思います。

https://docs.cardano.org/explore-cardano/cardano-network/p2p-networking