Cardanoエフェクトは、Cardanoの世界で発生している高レベルの開発者情報およびプロジェクトを取り上げ、それらをコミュニティ向けに消費可能なポッドキャストエピソードにしています。 エピソード第20では、IOHKからDavid Esser、Duncan Coutts、Ravi Patel、Charles Hoskinson、およびNeville Freemanが参加して次回リリース予定のCardano1.5 について話合いました。
このエピソードでは、次回予定されているリリースについて、それがどのようになるのか、またこのアップデートはどのように取引所に影響を及ぼすのかなどの詳細を知ることができます。
次回予定のCardano 1.5リリースは、Cardano プロトコルにとって非常に重要なマイルストーンとなりますが、それによりByronコードベースから新しい分散化されたシェリー環境に移行することになります。 以下の図に示すように、これは2つのハードフォーク上で行われます。
(注記: 「ハードフォーク」という用語は暗号通貨では否定的な意味合いを持ってますが、皆さんが考えるだろうと思われるリスクとコミュニティにおけるドラマを避けるために、私たちはこの用語をテクニカルハードフォークとして使っています。 現在のフェデレーションシステムのすべての関係者が変更に同意し、「スプリット」がないような計画されたプロトコルアップグレードと考えてください。)
Byronとシェリーがしばらくの間並行して動作し、ユーザーにとってスムーズな移行を保証するようなやり方で切り替えが行われます。 それによりアップグレードを可能な限り早く完了しつつもアップグレードが正しい原理原則を持って正しく行われることが保証されます。 Ouroboros BFTを使用することによりシェリーまでの実装およびデプロイメント時間をスピードアップすることができます。
それに、Ouroboros BFTとは何でしょうか? BFTとはByzantine Fault Tolerance(ビザンチン・フォールト・トレランス)の略語で、コンセンサスアルゴリズムの特定クラスに当たります。またOuroboros BFTとは、この資格に当てはまるOuroborosファミリーの中の最小主義のバージョンです。 Byronが使うOuroboros ClassicとShelleyが使う Ouroboros Genesisは本質的に異なる二つのプロトコルであるためその橋渡しとして使われます。 Cardano 1.5がリリースされた後では、すべてのユーザーがBFTハードフォークの前にアップグレードを実行することが非常に重要になります。
最後に、取引所にとっては、これらすべての予定されている変更に備えてアップグレードする必要があります。 第一に、しばらく前から利用可能であるv1 APIを採用する必要があります。 取引所もIOHKの取引所ニュースレターを購読する必要があります。 最後に、困難に直面しているか援助を必要としているかのどの取引所でもIOHKのZenDesk(テクニカルサポートデスク)でサポートチケットを入手して必要とするサポートを得ることができます。
Cardano ユーザーへのもう一つのアドバイスとして、まだ資金を安全なウォレットにおいていない場合は、取引所からいずれかの金額でも資金を引き出すことをお勧めします。 使っている交換所がハードフォークによる必要なアップグレードを完了していない場合は、パフォーマンスとエイダの引出しに制限がかかることになります。
ここで全エピソード(英語)を見る:
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