Cardano の問題点シリーズ#17「本体の不十分スループット」

#Cardano の問題点シリーズ#17「本体の不十分スループット」について話します。

たくさんの人が使いづらい、ということです。現在の需要に間に合いうレベルのスループットはありますが、数十億人が使って欲しいとCardanoは思っているわけなので最高レベルのスループットが必要です。

あまりにも奥深すぎるテーマなので、深入りすると大変なので、ざっくり本当に簡単に、話の規模も限定して話します💦

ここで考えたいのは本体の、スループットです。そもそもCardanoは基本的には本体だけで数十億人に使われるという設計ではない(たくさん手足が伸びてトータルで使われるイメージ)のですが、とはいえ、本体のみのスループットにも無駄があるなら極限まで排除する必要があります。

おもちゃ工場でコントロベアから流れてくるおもちゃを箱に詰めて検品して出荷するとします。

現在のCardano本体では、3000人の中から、ある時間がきたら1人がおもちゃを確認し箱に詰めて検品して出荷し、それを他の3000人も確認、というのを永遠に繰り返しています。

ここで、例えば、おもちゃが流れてきたらとりあえず1人が箱に入れ、それについて1500人以上が問題ないことを確認した上で、最後に1人が検品して出荷して、出荷したことを3000人が確認、としたらどうでしょうか?なんかその方が効率良さそうな気がしますよね。

これが、Ourorboso Leiosで、現在Cardano本体のスケールアップに、最も注目されているソリューションです。(Hydraというのもあったと思いますが、これは本体ではなく大量の手足を伸ばす方法で別論点です)

かなり大幅な変更になるので、Cardanoとしてはいつも通り、学会での査読から始めて慎重に実装していきますので、これはサクッと実装という感じにはいきませんが、デザインも公表されており、実装が楽しみです🔥