Cardanoの問題点シリーズ04:「ガバナンスの集権構造」

Cardanoの問題点シリーズ04:「ガバナンスの集権構造」の話を専門用語なしでします。

現在Cadranoの財務資金や重要アップグレードを可能にするための秘密鍵は、IOG、Emurgo、財団が握っています。(中でもIOGが強力な秘密鍵を握っています。)その意味で分散化されていませんので、解決が必要です。

この点をコミュニティの手に引き渡すためのアップグレードがCIP 1694です。これは、基本的にはコードも論文も書かないチャールズさんも自ら共同執筆者となるぐらい気合が入ったものであり、今年行われる最重要アップグレードと考えて問題ないかなと思います。

ここで難しいポイントが、ガバナンスには絶対的な正解がないことです。コミュニティのフィードバックを現在求めています。

十分なフィードバックがない場合は、実装も遅くなる可能性もあるかもしれませんので、ガバナンスの集権構造をなるべく早期に適切にコミュニティに引き渡すために、ぜひご意見をお送りください!

CIP 1694の概要要約・日本語訳・フィードバックフォームを以下に設けています。

このCIP1694のポイント3点をより簡単にして並べます。

【ポイント1】 CIP1694で決めたいことは大きくは2つー「Cardanoの開発資金(国庫と呼びます)の使徒の決め方とCardanoが今後どう開発されるかの決め方」を決めること。

【ポイント2】登場人物は3つー①憲法委員会②DREP③SPO。この3つが、上記の承認、非承認を決めます:**憲法とはCardanoのビジョンをまとめた文書で、憲法委員会とはかなり少数のCardanoにかなり精通したメイン開発者たち。

【ポイント3】基本的に①ー③全ての承認が必要ですが、例外ケースやどの程度必要かなどが細かくケースバイケースで分けて決められています。