チャールズ動画:「Cardanoの2分停止について」+「分散型システム-予防回復」概要要約🎉

「分散型システム-予防回復」

:white_check_mark:チェーンで小さな不安定化がありましたが、これはクラッシュではない、むしろ回復力を示しています。

:white_check_mark:100%完璧に運営されるシステムを作れというのはもちろんそれはゴールですが、しかし分散型システムでは、スピード・アクセス・悪者の3つの悪魔がいます。悪者を排除しようとしすぎるとアクセスが悪くなりスピードも下がります。諸々の伝統的な対策はありますが基本的にはシステム自体が回復力があると良いです。

:white_check_mark:例えば拡散パイプラインを導入しましたがスピードは上がりましたが、今までリレーが1つ停止する話であったものがその周辺いくつかも停止することになる可能性があります。ではこれは安全性を低下させるのかというと、せいぜいいくつかが停止するに過ぎないので、そうではありません。このようなトレードオフがあり、それを私たちは研究しています。

:white_check_mark:チェックポイントなしで回復するためのGenesisも今年に実装されます。スカットルバットビザンチン耐性ゴシッププロトコルの論文も書きました。今までNakamoto式コンセンサスの議論で言われてきたネットワーク層の問題を初めて定量化し分析しました。この研究はすでにCardanoの実装にも反映されており、これがCardanoが回復力を持つ理由です。

:white_check_mark:なぜこのような話をしたかというと、将来を見据えた場合、インプット・エンドーサーのようなものがあります。ウロボロス・レイオスの論文は今年の前半、つまり2023年に発表される予定です。それはどういうことかというと、このデザインはスピードの鬼になるということで、アクセシビリティとスピードが大幅に増加しますが、3つの種類のブロックを扱い非同期に動作するので新しい攻撃手法も出てくるということです。

:white_check_mark:だから形式手法、純粋関数、モデリングが非序に重要なのです。表現力を上げるとさらに多くの攻撃パターンを持つ可能性があります。これがビットコインがスマートコントラクトを持たない理由です。だから私たちは拡張UTXOを設計し、Plutusを設計したのです。ハザードを避けるために、強い形式的な保証の可能な仕組みにしています。よく開発者が「イーサリアムではできたのに!」と言っていると思いますが、私たちはこのハザードを避けなければいけません。少し大変かもしれませんが、システムの安全性を上げる方法です。

:white_check_mark:イーサリアムではシャードを導入しようとしていますが、表現力が高すぎ、どのようにハザードを回避するのか保証がどこにあるのかわかりません。担保を取り、悪いことをしたら担保を没収する仕組みによってシステムを運用しようとしていますが。これはない方がオープンです。担保罰則システムを導入しない決断をしたので私たちはかなりローンチが遅れました。イーサリアムで停止が起こると、担保没収の可能性もありますが、Cardanoではありません。これがトレードオフです。

:white_check_mark:今回の不安定化と、その瞬時の回復は、回復力のバランスが取れていることを示します。数十億人にスケールする時にはさらなるう議論もあるでしょう。このようなシステムでは瞬間的な障害状態はありえます。これが何百と起こり、多くの人が怒るかもしれませんが、人間の体も大量の細胞があり、時には病気になることもあります。その度に免疫により克服されます。Cardanoは美しく設計されたので、他の貧弱なシステムがそれを補うために導入する担保徴収システムを持ちません。

:white_check_mark:2017年にはもっと多くの不安定化がありましたが、もうCardanoは皆が運営しています。IOGからの再起動や指示命令もありません。実際にIOGは日曜だったので大半は寝ていました。これは本当に良い兆候です。しかし、これらの不安定化は解決されなければいけません。さらにパフォーマンスを上げて、コストを削減し、分散化を促進したいのであれば。

「Cardanoの2分停止について」

Cardano Stall - YouTube**](Cardano Stall - YouTube

:white_check_mark:2分停止しました。結論、これは一過性のもので、いくつかの出来事の組み合わせであり、再現性も低いのですが、日曜の夜にチームを呼んで話しログを調べました。

:white_check_mark:トリガーとなったイベント自体を見ることは難しいですが、良いニュースは、想定された通りにCardanoはシステムを回復して、戻ってきました。原因を知りたいところですが、分散型システムは時として創造的なバグを生み出します。原因に到達するにはもうしばらくかかります。AmazonやGoogleでも常にさまざまな理由でダウンしています。

:white_check_mark:重要なことはレジリエンス(回復力)とセルフ・ヒーリング(自己修復力)です。本当に再現不可能な理由で、障害が起こることがあります。原因すらわからない可能性もあります。

:white_check_mark:悪いケースでは取引所からパニックになり電話がかかってきて、緊急ノードにアップグレードしDiscordを開き・・・ということもありません。私たちは決定論的でありたいと考えています。つまり原因と結果が常に明確な状態です。

:white_check_mark:Genesis****や Leios****のようなアップグレードでまた状況が変わることもあります。いずれにせよ、私たちは監視を続けます。ネットワークは良好です。契約以上の義務を果たしてくれたチームメンバー、そしてこれらを監視支える SPO****に感謝します。

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