Cardano Shelleyのテストネット、参加者募集中

テストプログラムにご参加ください!

投稿者image David Esser

多くの皆さんが、製品をテストしたりコミュニティからのフィードバックを得るためにIOHKが運営する、Cardanoの各バージョンやその他の製品のテスト用シミュレーターを実行することのできるテストネットについて耳にしたことがあると思います。

中にはすでにGitHubレポジトリのコードを試してみた方もいるでしょう。 Byron期からShelley期へ移行する中で、私たちはCardanoコミュニティとの協調関係を深め、その素晴らしい才気から多くを学びたいと思っています。

Shelley用のRustコードベースは準備が整いつつあり、コミュニティの皆さんにテストネットの構築を手助けしていただきたいと考えています。Shelley期の基幹が分散化にあることから、テストやドキュメンテーションにも分散化を強めたアプローチで臨もうということです。Cardanoテクニカルコミュニティの拡張および最終的にブロックチェーンがコミュニティに移行される日に向けて、全員が準備を整えられるようにするためにも、これは重要なステップとなります。

Telegramに、活気あふれる専門のベストプラクティスグループ、Stake Pool Best Practices Telegram(ステークプールベストプラクティステレグラム)グループが設立されてしばらく経ちました(会員数1,290名)。巷に多くの才能や関心のある人々があふれていることは明白です。最近、潜在的ステークプールオペレーターについての知識を深めるために、チャネルでアンケートを実施したところ、非常に好意的な反応をいただきました。現在までに150もの全回答をいただいています。

コミュニティの技術的スキルおよび知識の範囲はどのようなものか。ステーキングに対する人々の興味は特にどこにあるのか。彼らはステークプールをビジネスとして運営するプランを持つホビーストまたは起業家なのか。また、どのような設備を使用する予定か。マーケティングやその他のビジネスサポートは役に立つか、等々。私たちはできるだけ多くを学ぼうと、数多くの質問をしました。その最終目的は、Shelleyの分散化モデルを可能な限り効果的な方法で実装し、その中でどのようにコミュニティをサポートできるか、その方法を見つけることです。物事の推進力になるのは、まさにこうした人々なのです。

したがって、ステーキングテストネットの公開に向け、Cardanoコミュニティに協力をお願いしています。IOHKはこの初期グループを様々な側面からサポートします。

現在テストプログラムをサポートするために、すべてオープンな専用のコードリポジトリおよびログを設けています。 Shelleyテストネットは間もなくリリースされます。 何をどうすればいいのかは、ガイド、動画、チュートリアルなどで説明します。Rustクライアント用に十分なドキュメンテーションを準備しており、インストール方法、ノードの操作方法および、GitHubを使用したバグやログの不具合のレポート方法に関するガイダンス動画も公開されます。

テストプログラムの鍵となるのは、異なる技術レベルや経験を持つ人々が、様々なプラットフォームや設定環境で一緒に作業することです。このグループからのフィードバックにより、次に続く人々すべてにとって、最終的にインストールや設定、操作といった技術が簡単になります。

テストネットは3つの主要な段階ごとに順次リリースされます。

第1段階:セルフノード(前「ボックス内ブロックチェーン」)

最初の段階は、設定と「セルフノード」のホスティングに尽きます。セルフノードとは「ボックス内ブロックチェーン」、すなわち鍵機能をテストするための最小規模製品(minimum viable product:MVP)です。これは基本的に、自分ののジェネシスブロックからブートストラップして、自分のデバイスでマルチノード環境を実行し、ステークプールが実際にどのように作動しているかを見るためのツールセットとドキュメンテーションです。これはシングルインスタンス内の完結したネットワークのようなものです。

私たちはガイドを提供し、多くの人々が様々な設定下でノードを実行することによって得た結果を収集します。

それでは、ネットワークはどうなったのでしょう。分散化ソリューションをテストするはずではなかったのでしょうか。この点に関しても心配ありません。テストはセルフノードから始めますが、コードは既に組まれていますので、後々このセルフノードに対して多くの機能を実装していくことができます。多くの機能性、すなわちネットワークとインセンティブコンポーネントを追加していっても、セルフノードに対して開発されたコードは変更する必要はほぼ、あるいははまったくありません。これがプランです。

したがって第1段階では、すべてがローカルでどのように機能するかという感触をつかめるように、自分の環境に合わせて基礎設定を確立します。初期のコードにはコアとなる機能性のみが含まれ、基本的な機能を試せるようになっています。ステークプールタスクフォース全体から、私たちは異なるハードウェア、オペレーティングシステム、クラウドホスティング環境、技術的スキルレベルによる運営について学ぶことができます。タスクフォースとのコラボレーションにより、幅広い結果を得ることができるのです。

第2段階:ネットワークへの接続

第1段階で十分な成果が得られ、十分な数の堅牢なノードが設定、実行されるようになったら、ネットワークへの接続を始めます。その目的は、統合された単一のテストネットを作り上げ、進行するにつれてノードを追加し、ネットワークを一歩一歩拡張していくことです。自分自身のインスタンス内で実験する代わりに、システムへと移行し、インターネット中のノードと会話を始めます。ピアとのゴシップを楽しんだり、ブロックをダウンロードしたりします。そこから私たちは、まったく新しいビヘイビアや潜在的なリスクシナリオを知ることができます。

第3段階:インセンティブシステム

ここではネットワークにインセンティブシステムが追加されます。ブロックの移動がすべてこの上なくうまくいっていても、Shelleyの真の潜在的能力はステーキングによって顕在化されます。ここでは、ステークプールを促進するために、どのようにステークプールがステーキング報酬を受け取るかが示されます。

これが今後数か月間に予定されているプランの概要です。また私たちはEMURGOとも密接に連携して作業を進めています。EMURGOはテストへの協力と同時に、Yoroiウォレットの相互運用性を確保します。EMURGOの新ブロックチェーンエクスプローラー、Seizaは、私たちの進める多くがそのエコシステムにおいて極めてユニークであることをビジュアル化するために最適なツールです。

このテストプログラムはコミュニティとのコラボレーションにおける実験です。この中では、数多くのテスト、再コーディング、ドキュメンテーションおよびトレーニング資料の改訂、手直しなどが行われます。個別コンポーネントのインテグリティと同時に、こうしたコンポーネントがそれぞれ調和して作動することを確認します。目的は明確ですが、どのように進むかは興味深いところです。分散型システムを分散型プロセスでテストする、私たちはこれがふさわしいと思うがゆえにこれに踏み切りました。コミュニティが運営することになるシステムをコミュニティとの幅広いコラボによってテストするのです。

更新情報は皆さんにお知らせします。このプログラムを設定して作業をともに進めることを選んでくださった皆さんには、そのパートナーシップに心からお礼申し上げます。

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