チャールズさんがインタビューする形式で、:の前はチャールズさん、:のあとはフレデリックさんです。
・フレデリックの銀行産業大賞のPWCでの仕事の経験などを持つ彼をCardano財団へ参加を歓迎します。Cardanoへの第一印象は?:テクノロジーと、コードを打ち出す力、コミュニティのエネルギー、これらに驚きました。
・フォーチュン500でも採用されるために、次の1−2年で対処すべき課題、認識ギャップなどは?:実際には文化と人々です。最高の製品、最高のプロトコル、最高のスタックがありますが、それだけですなわち世界の採用があるわけではありません。大企業の多くは人と機能で守られています。コンプライアンス担当、内部監査人、などです。既存の世界の価値観と文化を理解し、彼らが必ずしもブロックチェーンに詳しくない前提で、これが包括的で問題解決のためのテクノロジーでセキュリティを高めよりよく公正なビジネスとなることを理解してもらわなければいけません。将来のセキュリティとは車のドアをノックして大丈夫?と聞く、というものではないはずです。将来のセキュリティとはアーキテクチャです。真実でない夢を売っているコンサルタントレポートがたくさんありますが、我々は実際の問題を解決できると信じています。コロナはでもさらに多くのことが示されました。世界は簡単に封鎖されますが、次の災害が起きた時はどう対応するかを考えなければなりません。
・フォーチュン500でブロックチェーンを採用するとなったときに、それはどのようなプロセスであって、どれほど時間がかかるものでしょうか?:①これは時間がかかり、アプリをダウンロードして試すというものではありません。長年にわたってプロジェクトを進めたが、失敗し、人々を再雇用するといったことも起きます。②プロセスは正当な手順をふむ必要があります。③分散型インフラは従来のプライベートクラウドで開発されるものと大きく異なります。価格設定、トランザクションコストガス料金が特に全く違います。価格をモデル化できない場合はビジネスになりません。この予測可能性が高いことは前提で、これが難しい場合は調達部門からストップがかかり、採用されないでしょう。
・私たちがCardanoでコストの予測可能性を重視した理由です、人々は素早く世に製品を出し、バグが出たら直しながら、改変を行っていくことを求めていますが、フォーチュン500ではそのように物事は進みません。:実際RD部門はイライラするところです、ガバナンスのインフラが必要です。
・ビットコインアナーキーモデルで機能の導入にかなりの時間がかかります、そして、中央集権組織の方向性もあります。CardanoではCatalystやヴォルテールでは、どのような状態だと2023年に成功したといえますか?:①柔軟性(これがガバナンスの決定版、というものはなく、多様な意見を反映できるものである必要があります)②テストガバナンス(サイドチェーンを利用できること)③Cardano財団がCIP含め磁石のような存在になる
・3つともに重要です、Cardanoでは2020年はこれらの基礎的なシステム関連で可能にすることに注力してきました、2院制など多くのアイデアがあります。ガバナンスプロセスとコミュニティはフォークできません。次の質問へ進みましょう、Cardano財団はどんなことが必要ですか?:現在Cardano財団がしていることはせいぜいサービス提供のみで、コミュニティのパワーを利用できておらず、コミュニティ間でのパワーの接続もできていません。コミュニティロードマップなどで多くのアイデアがコミュニティに流れています。現在は基礎的な部分を整え、さらにガバナンスや開発者ポータルなどを整えていきます。さまざまな委員会を設ける必要があります…科学、規制、コミュニティ等。
・ROIの時代から、社会的責任も考える時代になりました、SSLは世界的に使われていますが、少数のボランティアにより管理されており、そのバグが世界中を襲ったことがありましたが、不安定なインフラは実は多くあります。また、我々は多くのものを開発しましたが、それは多くの会社によって多様なノードとして開発されることが良いと思っています。ローカル化されたハブと、集権的組織…これをどう思いますか?:まずはローカルの問題をローカルな知識を経て解決していく必要があると思います。そこには多くの教育が必要でしょう。
・最後の質問です。我々は2021年末に何を達成するのか?:①分散型アイデンティティが小さい規模であれ中規模であれ達成されていることを望んています。②活気あるHaskellコミュニティ、ビジネスロジックを考える非Haskellコミュニティであることを望んでします。③Catalystシステムで世界を変えようとする人々が集まっていることです。