IOHKからのお知らせ:IOHKとジョージア政府、ブロックチェーン技術におけるパートナーシップを表明

IOHKとジョージア政府は、ジョージアを国際ビジネスにおける世界一流のハブ国とするべく、ブロックチェーン技術においてパートナーシップを締結する旨発表しました。

今朝、ユーラシア大陸のコーカサス地方に位置する国、ジョージアの首都トビリシで、IOHKのチャールズ・ホスキンソンCEOが覚書にサインしました。ここでは、IOHKがジョージアの教育および科学担当相と協力して第三世代ブロックチェーンを利用したプロジェクトを特定および実施する旨が取り決められています。

ジョージア政府は大学セクター、特にヨーロッパ諸国との間で高等教育卒業資格の互換性を確保するという現在進行中のプロジェクトを、IOHKの専門知識がとりわけ重要となる分野であると位置づけています。

IOHKはまた、ジョージア政府のビジネスおよび教育サービス省とともにAtala(アタラ)やCardanoを利用した、ブロックチェーンにより可能となる以下のソリューションを開発します。

  • ブロックチェーン技術およびデジタル資産を基盤としたフィンテックビジネスのサポート
  • 第三世代ブロックチェーン技術を使用した、同省による機密データのセキュリティ改善のサポート
  • 同省担当サービスへのスマートコントラクト機能統合の補助
  • ジョージアの各大学における卒業資格とヨーロッパ諸国の高等教育卒業資格との互換性を確保するという現在進行中の同省プロジェクトのサポート

Mikheil Batiashvili教育、科学、文化、スポーツ担当相は次のように語ります。

「ジョージアは世界銀行による世界のビジネス環境ランキングで、前年の112位から現在6位にまで上昇するという、目覚ましい発展を遂げています。このランキングは、米国や英国を含む、多くの国際ビジネス主要国をしのいでいます。しかしながら、我が国はいまだ発展段階にあり、IOHKの世界トップレベルの専門知識、特に第三世代ブロックチェーン技術によるてこ入れにより、セキュアでデジタル化された国際ビジネスにおける世界一流国になるという目標に向けて、より一層前進することを願っています」

また、IOHKのチャールズ・ホスキンソンCEOは次のように述べています。

ジョージア政府とビジネス、教育、行政サービスに関して幅広いプロジェクトで協調できるとは、胸の高鳴りを抑えきれません。強力な大学セクターと政府の「やればできる」という姿勢により、ジョージアは世界屈指の魅力的な国際ビジネスのハブ国として急成長を遂げています。ここでその行程に加わることができることを大変うれしく思うとともに、ジョージアにブロックチェーンエコシステムを発展させ、国民の皆さんが現在直面している課題を解消する手伝いができることを楽しみにしています」

IOHKは一連のワークショップ、ミートアップ、フォーラムやその他のイベントを企画し、年内にもその開催を始め、同国における最も深刻な課題とともに既存のスキルベースを特定していきたいと考えています。こうしたスコーピングワークをベースに、ジョージアのビジネス、政府、教育セクターにIOHKのブロックチェーン技術を埋め込むという、より広範なプロジェクトの一環として処理すべき、技術面、商業面、運営面、その他様々な側面を視野に入れた、実行可能性調査を設計していきます。