IOHKブログ:国連とIOHKが開発目標に向けてブロックチェーンの使用で協調

IOHK、Cardanoベースの持続可能な開発案に資金$10,000を投資

2020年10月6日 Eric Czuleger 読了時間3分

United Nations and IOHK join forces to use blockchain for development goals

世界に向けた分散型の金融およびソーシャルオペレーティングシステムを構築することはCardanoの使命の中核です。しかしこれは、単独でできるものではありません。そのため、私たちは常に成長を支えるグローバルな基盤を構築するために役立つ関係に目を光らせています。この度、喜ばしいことにIOHKは国際連合とのジョイントチャレンジとして、飢餓、不正、気候変動の克服へ向けた歩みを促進するためにデザインしたハッカソンチャレンジを開始しました。

サステナビリティとブロックチェーン

このハッカソンチャレンジでは、ブロックチェーンコミュニティに国際的発展へインパクトを与える機会を提供します。このチャレンジでは、Project Catalyst(プロジェクトカタリスト)により展開する、コミュニティに焦点を当てた資金調達というIOHKの専門技術を活用します。このイニシアティブにより、イノベーション、投票、分散型資金調達がクラウドソーシングの開発企画案およびその実装への資金運用によってCardanoにもたらされます。

IOHKと国連職員はProject Catalystプラットフォームを使用し、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」に見合うイニシアティブを見つけ、資金を提供します。この目標は2015年に193の各国首脳により採択されたものです。ここでは極端な貧困および飢餓を撲滅し、不公平と不正を正し、気候変動に対処するために2030年までに達成すべき17の目標が掲げられています。

この共同チャレンジでは、国連の「行動の10年」のための資金調達の有効性と透明性を高める財務のデジタル化をベースとしたプロジェクトを推進することが期待されます。グローバルな持続可能目標達成の期限である2030年の前哨戦として、国連はその創設75周年を記念します。この多国籍組織はグローバルな集団行動の課題に取り組む中で、ブロックチェーン技術をその解決策として採用しました。重要な開発目標に対処するためのアイデアを提案し、これを実施する堅固な方法を構築する手助けとして、IOHKがふさわしいのはこのためです。

将来をクラウドソーシング

プログラムに参加することで17の目標のいずれかに焦点を当てたアイデアを推し進めることができます。参加を促すために、IOHKは賞金として$10,000相当のADAとともに、プロジェクトが結実するよう継続的なサポートを提供します。企画案はIOHKおよび国連職員からなるパネルが審査します。パネルは技術面、スケーラビリティ、社会的影響力の優秀さ、さらに財政面およびボランティアのサポートといった要素を考慮して勝者を決定します。勝者は最もインパクトのある方法でアイデアを実施できるよう、国連およびIOHKの専門家に相談することができます。

スキームへの参加条件として、エントリーはオープンソースで、Cardanoブロックチェーン上で使用するために作成されるものとします。コード例は、Cardanoの金融コントラクト用ドメイン固有言語Marlowe(マーロウ)で作成することになります。完全にコード化したものを提出する必要はありません。その代わり、ブロックチェーン技術や持続可能開発に関与したいと思わせるようなアイデアが期待されます。企画案の応募は土曜日から開始され、締め切りは日本時間2020年10月19日2:59です(10月18日11:59MDT)。詳細は公式規則をご覧ください。

勝者は、国際連合憲章の発効を記念する10月24日の「国連の日」に発表されます。Cardanoを使ってサステナビリティの目標を達成することに関心のある方はどうぞご参加ください。国連の「行動の10年」を助けるために今すぐ声をあげましょう。Cardanoの開発一般に関心をお持ちの場合は、IdeascaleでProject Catalystにご参加ください。

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