■登場人物:借入人、貸付人、清算人、LQトークンホルダーの4名。各々になることのメリットと行動はこちら!
・借入人は、自分が貸し付けた分を上限に、Liqwidから好きなトークンをLiqwidプールから借りられます。利息をもちろん払います。自動調整され効率的(理論的最安値)な利息を得ることができ、プールからなので、貸付人と何%の金利で、何月までに返済、などと契約条件の合意の必要もありません。ADA等のトークンの価格変動により担保が借入額に対して少なすぎると、清算人に担保を強制清算されるリスクはあります。担保なしで分散型ID認証により借入ができる可能性もホワイトペーパー外で示唆されており、高金利でお金を借りざるをえなくなっているアフリカの人々のマイクロファイナンスの助けになる可能性があります。
・貸付人は、好きなが額をLiqwidプールへ貸付でき、利息を得ることができます。プールからなので、借入人と何%の金利で、何月までに返済、などと合意する必要や借入人を探す必要がなく、借入人に逃げられるリスクや利息の取り逃がしリスクが少ないです。かつADAのステーキング報酬も並行して得られる可能性がホワイトペーパー外で示唆されています。
・清算人は、借入人が担保額以上に借りすぎてしまった状態になった場合は、担保を強制的に売却して、手数料を得ることができます。Liqwidを守ることで報酬を得ることができます。
・LQトークンホルダーは、そのトークンに応じてLiqwidのシステム変更について投票でき、清算されるリスクを承知の上でLQトークンをステーキングすることでステーキング報酬をもらうことができます。清算人同様、Liqwidを守ることで、また、Liqwidの発展に貢献することで報酬を得ることができます。
■少し技術的な詳細の流れを示します…登場人物が多いので、技術的な流れを掴むために、シンプルに、すべて「Liqwidプロトコル」を主語にして考えます!
Liqwidプールは、ADAや他のネイティブトークンを貸付(=借入の担保)として受け取ると、qTokenを担保預かり券として返します。Liqwidプールは、自動的に最適な金利分だけ、qTokenの元の資産が増加させます。Liqwidプールは、貸付の返済請求(=借入の担保の清算)として、qTokenを担保預かり券の返却として受け取ると、ADAや他のネイティブトークンを金利分とともに返します。
Liqwidプールは、ADAや他のネイティブトークンの借入希望を受け取ると、qTokenを担保預かり券の残高が大きいほどに、ADAや他のネイティブトークンを送金します。Liqwidプールは、自動的に最適な金利分だけ、借入額が増加させます。Liqwidプールは、担保預かり券の残高のうちの一定額が価格変動などにより借入額のほうが大きくなると、清算人に担保がその分没収され返済させます。
Liqwidプールは、LQトークンホルダーの投票でシステム変更などされ、万が一清算人が処理できないほどに担保としてたトークンが暴落したケースでLQトークンが貸付人救済に使われることを条件としてLQトークンを預かると、一定期間後にLQステーキング報酬を与えます。
Liqwidプールは、借入人がその担保額と比べて借入金が大きくなりすぎた場合、清算人が清算プールに預けている資産から代わりに借入人の借入を返済し、その代わりに借入人借入残高とqTokenを借入人から清算人へ、清算に対する報酬含めて送金されます。