プロジェクトゴーグエン(2018年6月)のアップデート概要

IOHKのプロジェクトマネージャー、ジェラルド・モロニー(Gerard Moroney ) が、プロジェクトゴーグエンの6月のアップデートをお届けしました。 ジェラルドは6月のアップデートがいつもより少し遅れた理由を説明することから始めました。たくさんのことが起こったからです! チームが現在行っていること、それを公表してコミュニティのフィードバックを得たいという希望を持っていること、と興奮が次第に高まります。

要約

  • プロジェクトゴーグエンはすべてスマートコントラクトです
  • 目標は、カルダノのコンピュテーションレイヤー(CL)に対してスマートコントラクト(SC)機能を提供すること
  • ワークストリームには、サイドチェーン、会計、複数通貨、Plutus、マーロー、IELE、エンドユーザーと外部開発者の統合などが含まれる
  • 目指している成果は、 コンピュテーションレイヤー、ツール、トレーニング、文書化など

プロジェクトのアップデート(先月の進捗状況)

  • サイドチェーン、会計、複数通貨 - この分野は順調に進んでおり、現在はモデルやプロトタイプをコードに変換する正式な方法の段階にある
  • プルータス -コア言語の設計と証明が完了。プルータスのスマートコントラクトがブロックチェーンに記録される形式を含む
  • プルータスのコードをコンパイラとVMに処理するためのHaskellライブラリの最初の部分が実装される予定
  • マーロー - マーローオンラインエディタを開発中で、これによりHaskellのサブセットを使用したマーロー スマートコントラクトの生成が可能になる
  • 分析を実施しており、これによってコントラクトの可能的な成果を見て、実行時に何が起きても支払いを満たすのに十分なお金をコミットしていると確認できる(これは、財務的に使えるスマートコントラクトの作成にとって重要な機能)
  • IELE - Runtime Verificationでのパートナーとの連携は非常に速いペースで進んでいる
  • ゴーグエンチームとチャールズ・ホスキンソンは、イリノイ州シャンペーンに向かった。同市はRVが生産的な会議のためのホームにしているところで、彼らはそこでIELE仮想マシンのデモを行った
  • IELEテストネットは現在開始準備段階にあり、チームはテストネットが公開されたときに体験するのに役立つ多くのコンテンツ/教育資料を作成している
  • また、IELEとその背後にあるテクノロジー、そして今後の方向性についての背景情報を提供するためのプレゼンテーションとインタビュー一式を録画するためにオックスフォードに向かっている
  • エンドユーザーと外部開発者 -IOHKで開始した新しいプロダクトマネージャーが1名いる。スマートコントラクトについては、開発者のニーズを詳細に説明する予定
  • 統合 -エンジニアリングチームによって承認されたアーキテクチャーと統合計画があり、現在は大部分の仕事は正式な方法に関係している
  • 技術文書と教育 -IOHKは、コミュニティに利益をもたらすコンテンツを作成する場合、厳格なプロセスを有している。 教育チームは、マーケティング&コミュニケーションズと並行し、最近は、IELEテストネット立ち上げのためのコンテンツの準備のために特に熱心に取り組んでいる。
  • しかし、彼らは機敏なアプローチを取っているので、KEVMテストネットの内容で欠けているものがあれば、IOHKに知らせてほしい
  • 品質保証 -QAチームは、納品されたソフトウェアが高品質であることを保証するために開発者と協力して頑張っている。 彼らは、IELEコンポーネント用の包括的なテストスイートが確実に存在するよう取り組んでいる。
  • QAはまた、脅威モデルと濫用事例も導入している。 つまり、問題が発生する可能性のあるさまざまなシナリオを見て、テスト事例を見つけ、コード内でこれらが解決されていることを確認するということ
  • マーケティング&外部コミュニケーション -このチームはコミュニティとのコミュニケーションを扱う。 ジェラルドは技術と進歩をあらゆる人々に正しく伝えるために、これらの人々とますます協調している。

フィードバック

  • チームが発見しているその他の事柄はコミュニティからのもの
  • スマートコントラクトの開発者をもっとよく理解する必要がある
  • 開発者らはより優れた関与ができるようこれを軌道に乗せ、会議やハッカソンを通じてフィードバックできるよう計画を立案している
  • また、テストネットサイトでの作業を続け、ユーザーのIELEテストネット理解に役立つ教材を追加する
  • IOHKは、フルタイムのコミュニティマネージャーを雇用し、テストネットユーザーをサポートし、かつ、フィードバックがプロジェクトゴーグエンチームのより良いソフトウェア構築を支援できるようにする

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