Cardanoから重要なお知らせ:Cardano OBFT ハードフォークについて

Cardanoから重要なお知らせ


2020年2月20日、IOHKはCardanoメインネットにおけるShelley期機能公開に向けた重要な更新を行います。テストネット上での徹底したテストを経て、現在メインネットのコンセンサスプロトコルを現行のOuroboros Classic(Byron期)から更新バージョンであるOuroborosBFTへを切り替える準備が整いました。

Timのビデオはこちらから観れます:

切り替えの理由

Ouroboros BFTへ更新する主な目的は、Ouroboros ClassicからOuroboros Praosへの移行を簡易化することです。これはメインネットのShelley期開始に向けた重要なステップとなります。この更新は、技術的には「ハードフォーク」と表現されますが、あくまで計画され管理されたプロトコルの更新であり、Ouroboros Classicから、Shelley期の動力となるOuroboros Praosへの橋渡しの役割を果たすものです。

Ouroboros BFTとは何か

ビザンチンフォールトトレランス(BFT)はシンプルなコンセンサスアルゴリズムの種類であり、Ouroboros BFTはOuroborosファミリーに属するBFTアルゴリズムです。Ouroborosファミリーには現在Cardanoメインネットで実行されているプロトコル、Ouroboros Classicも含まれます。今年中に実施が予定されている分散型Shelley期への完全移行の際には、Ouroboros Praosが実装されます。

OBFT更新の実施日時

協定世界時2月20日木曜22:44:51、エポック176において、メインネットのコンセンサスプロトコルを現行のOuroboros Classic(Byron期)から、2つの計画しているハードフォークのうち第1回目に当たるプロトコル更新を用いてOuroboros BFTに切り替えます。

準備すべきこと

ADA保有者は、不具合やサービスの中断を避けるため、Cardano 1.6.0への更新を必ず行ってください。

Daedalusユーザーは、最適なパフォーマンスを継続できるよう、OBFTハードフォークをサポートしている最新バージョン0.15.1を使用していることを確認してください。バージョンは、アプリケーション画面上部でいつでも確認できます。

OBFTの後

OBFTは、メインネット上でShelleyの機能をサポートするOuroboros Praosのデプロイ準備が整うまで維持されます。この時点で、再び取引所パートナーの協力の下、第2回目のハードフォークが実施されます。

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