CatarystFund9日本関連提案BAD/GOOD/概要/提案者コメント一覧(暫定)&東半球ミートアップ詳細議事録(byISSA)🎉

[CatarystFund9日本関連提案BAD/GOOD/概要/それに対する提案者コメント一覧(暫定)(by日本人アドバイザーさん)]

Good、Badは一部の有志の日本人PAさん達のものになります!かなり辛口コメントなものもあります💦
現段階の記載はあくまで一部の有志の日本人PAさんが思うところの評価であって、全て100%正確というわけではないことをご承知おきください🙇‍♂️
それに対する提案者さんたちのコメントも右側の欄に付記しております!

概要:CatarystFund9日本関連提案BAD/GOOD/概要/提案者コメント一覧🎉

詳細:Cataryst Fund9日本関連提案BAD/GOOD/概要の一覧🎉(暫定) - Google Sheets

[東半球ミートアップ録画]

[Fund9のスケジュールの進行状況]

① プロジェクトアセッサー ( PA ) による、各提案内容の事前評価がすべて完了

→各提案に少なくとも10人以上のPAから5段階評価とコメントが付けられた(以下のサイトから内容を確認できる)

https://cardanocataly.st/proposal-review-tool/#/assessments

→20日まで、各提案者はこれらの事前評価の中から不当な低評価の取り下げを申請することができる(詳しいやり方は録画を参照)

→その後さらに2週間かけて、ベテランPAが取り下げ申請のあった低評価を再検討し、各提案の最終評価が出揃う(ベテランPAが評価の妥当性を認めた場合は、取り下げ申請は棄却される)

② 投票前の提案プロモーションイベントの紹介(*基本は英語でプレゼンする)

・IdeaFest Fund9

→Catalystの運営母体の一つである「Swarm」が主催する恒例のPRイベント。3分間のプレゼン時間が与えられ、その録画はSwarmのYoutubeチャンネルに共有される。開催日時は7/30と7/31の17:00 UTC、参加の申し込みは以下のGoogleフォームから。

・EMURGO Academy & Fund9

→EMURGOが主催するPRイベント(今回が初?)。すでに発表者の募集は終了しているが、投票者は以下のzoomから参加して、100種類以上の提案のプレゼンを視聴することができる。開催日時は7/18~22の7:30 PMから。

・Catalyst TV supported by Tran Mie

→ベトナムコミュニティ代表のミーさんが主催するPRイベント(Fund7で採択された提案)。規模感は上記二つに劣るが、約10分のプレゼン時間があるため、提案の詳細までPRが可能。参加の申し込みは、ミーさんのテレグラムに直接連絡してください (ユーザー名: @mietran0407)。

③ Fund9の投票期間(8/11~8/25)

→投票初参加のホルダーさんは、8/4までにDaedalusかYoroiで有権者登録(4桁のPINナンバーとQRコードの発行)を済ませましょう。特にPINナンバーは、投票データの送信時に入力する必要があるので、必ず控えておきましょう(もし控え忘れた場合は、有権者登録をし直してください)。

→現在Daedalusの有権者登録画面において、登録期間の表示がズレているという不具合が見受けられますが、有権者登録自体は問題なくできます。

[Fund9の日本コミュニティ関連の提案紹介]

→今回の定例会では、提案内容よりも、提案者本人の紹介やPAからの評価コメントに対する返答などがメインでした。ホルダーの皆さんにとって、賛成票を投じるに相応しい人物かどうかを見極める判断材料にもなりますので、ぜひ録画を視聴してみてください!

① ゆーにゃさん

「Fund9の提案」

『L-Earning Bazaar: Web3 Integration (予算: $80,000×2)』

→AtalaPRISMによるDIDと紐づけることによって、教育者は自分の講義品質を、学習者は講義課程の修了を保証できるようなLearn to Earnの教育プラットフォームを開発する。

『CNFT Community in Asian Community (予算: $31,500)』

→ゆーにゃさんが運営する「CNFT is Community」が「Soudan NFT」と共同で、東アジア圏向けのCNFTコミュニティを新設する。

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「自己紹介」

・Cardanoを知ったきっかけは?

→Twitterで海外の暗号通貨インフルエンサーが紹介していたのを見て知った。

・Cardanoに魅力を感じた理由は?

→チャールズのアフリカに対するビジョンに共感したから。

・CNFTに興味を持った理由は?

→前職が出版社の子会社に勤めていたため、元々NFTに興味があったから。

→現在はディスコードでCNFT is Communityの運営者を務め、海外のインフルエンサーも巻き込みながらウォレットの作り方やミントのやり方などを説明している。

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「提案のチームメンバーの紹介」

・五嶋龍

→NY育ちでハーバード大学を卒業した天才ヴァイオリニスト。彼は著名なCardanoファンでもあり、「OtodojoNodes」という自分のCNFTプロジェクトも設立している。

・高久保正樹

→スイス銀行をはじめ、大手外資銀行のネットワーキング構築に長年従事してきたプログラマー。

・ニック アヨッテ

→EquineやBenjamin’s Club&GroupといったCNFT界隈でも有名なミントマシーンを開発、Plutusパイオニアプログラムを修了した技術者。

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「PAの評価に対する返答」

・既存の競合マーケットプレイスとの差別化は?

→CNFT最大のマーケットプレイスであるJPGストアと提携を結べたことで、CNFT界隈からの集客効果が見込める点。

・CNFT is CommunityをSoudan NFT上に移行するメリットは?

→Soudan NFTのコミュニティには中国人やベトナム人のユーザーが多く、彼らを巻き込むことでアジア圏でのCNFTの認知度を広げることができるから。

② 平山典彦さん

「Fund9の提案」

『Quality Assurance of Organic Foods (予算: $10,460)』

→農薬や化学肥料を一切使用せずに、土壌微生物を活性化させる自然農法で育てた野菜やそれを飼料とする家畜の品質保証にAtalaPRISMを活用する提案。

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「自己紹介」

・前職

→石油化学工場での製品開発、福井のふげん原子力発電所のプラントエンジニア

→作業事故による全身被曝を経験し、最終的に食事療法によって回復に至る。

・そもそもブロックチェーン技術に興味を持った理由は?

→日本の食材の品質管理が不十分で、食育基本法が実質的に守られていない現状を問題視していたから。

・Cardanoを知ったきっかけは?

→ISSAさんのブロックチェーン勉強会に参加して初めて知った。

・Cardanoに魅力を感じた理由は?

→Catalystという資金調達イベントが、コミュニティ内という閉鎖社会で行われながらも、国境を越えた連携ができるという点(農協の利権から逃れたいという目的と一致)。

→コミュニティ内に富裕層の投資家が多く、高価格な有機食材への需要が高そうである点。

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「提案のチームメンバーの紹介」

・横山和成

→元農研機構出身で現在は立正大学の教授として勤めている土壌微生物研究の第一人者。水田技術をはじめとした自然農法にも精通している。

・森山俊介

→北里大学海洋生命科学研究所教授。水産資源の農業への利活用も研究している。

・松本明子

→胃腸疫学や生活習慣医学を研究する内科医。医学的な食事療法を提案可能。

・市川一茶

→早稲田大学の3回生でCardanoアンバサダーを務める。Catalystへの提案サポートや生産した有機食材のコミュニティへの宣伝、AtalaPRISM導入の仲介などを行う。

・その他、調理師や栄養士、複数の農業関係者などがチームに参加

③ ランケットさん

「提案」

『Japanese Traditional Crafts NFT (予算: $51,000)』

→京縫や阿波和紙といった日本の伝統工芸品をCNFT化することで、工芸品の価値の保存と職人の経済的支援を目指すプロジェクト。

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「PAの評価に対する返答」

・そもそも、このプロジェクトは持続可能であるか?

→既存の伝統工芸産業に新しい販路を提供するだけであるため、元々のビジネスモデルが崩れる心配はない。

→職人へのサポート運営費も、新しいマーケットプレイスの発展に伴う宣伝手数料やミントのサポート費用などで十分賄える(サポートによる自分の利益はあまり求めていない)。

・今後どのように取り扱う工芸品や職人の協力者を増やしていくのか?

→そもそも今回のプロジェクトは、職人側からの申し出があってスタートした。阿波紙ファクトリーはKittamuが斡旋してくれたため、京縫いながき工房はランケットさんの知り合い経由&職人が暗号通貨の投資家でもあったため協力を得られた。そのため、まずはスモールスタートでの成功を収めた後に、現状の協力者経由で新しい職人の紹介をしてもらうつもりである。

④ 八木俊匡さん

「提案」

『Sustainable Coffee to Earn (予算: $50,00)』

→コーヒーの生産に伴うCO2の排出量を削減し、それを排出権取引として企業に売り込み、それによるインセンティブを途上国のコーヒー生産者への支援に充てる、この一連の流れを一元管理できるようなCoffee to EarnのDAppsを開発する。

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「自己紹介」

・現職

→関西にあるコーヒーショップ3店舗のオーナー

・そもそもブロックチェーン技術に興味を持った理由は?

→”おいしい”という消費体験を価値付けできるような技術を探していたから。

→そして、記録を通じて個々人のコーヒーの細かい好みまでを明らかにし、コーヒーをより楽しんでもらいたいから。

・Cardanoを知ったきっかけは?

→4月に行われた大阪ミートアップに参加して詳しく知った。

・Cardanoに魅力を感じた理由は?

→コーヒー豆の主要生産地であるアフリカ地域に力を入れているブロックチェーンであるから。

→コスト高になりやすいブロックチェーンの実装費用を調達しやすいCatalystがあるから。

・今後の展望

→ベースとなるサプライチェーンの記録システムはすでに構築済み。次はこれらの情報をブロックチェーンに乗せる段階である。

→ただ、上記のサプライチェーンにCO2排出量という新たな要素を加えたいため、プロジェクトを2分割して本提案を出している。

⑤ ユンセラさん

「提案」

『Recognize Impact through DIDs (予算: $68,967)』

→社会課題の解決に特化した人材マッチングサービス「Socious」の開発を5分割で提案。ベースとなるアプリはすでに開発済みなので、この提案ではAtalaPRISMとの統合を行う。

『Atala Integration with Milkomeda (予算: $46,100)』

→Sociousのオンチェーン化はEVMを活用するため、Milkomedaとの統合も同時並行で進める必要がある。

『Scoring Social/Environmental Impact (予算: $48,400)』

→マッチングを通じて取り組んだ社会課題に対する貢献度を「インパクトスコア」として数値化し、それに比例したユーティリティトークン(THANKトークン)を開発する 。

『Decentralized Escrow for Remote Job (予算: $54,400)』

→リモートでの人材マッチングによる契約不履行を防止するための分散型エスクローを構築する。

『Impact lending for the unbanked (予算: $63,600)』

→本サービス内でインパクトスコアを担保にできるレンディングサービスを展開する。

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「自己紹介」

・前職

→UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)やICRC(国際赤十字)の職員

・そもそもブロックチェーン技術に興味を持った理由は?

→寄附に頼らない持続的な人道支援の実現に必要な技術であったから。

・Cardanoを知ったきっかけは?

→スイス人のコミュニティメンバーから詳しく教えてもらった。

・Cardanoに魅力を感じた理由は?

→コミュニティの雰囲気が、お金儲け<社会課題の解決に重きを置いているから。

・5つの提案の繋がりは?

→まず、AtalaPRISMとMilkomedaとの統合、インパクトスコアとユーティリティトークンの開発がベースとなる。次に、インパクトスコアの最初のユースケースである人材マッチングサービスの健全化のためにエスクローの開発が必要であり、さらに別のユースケースとして、レンディングサービスの展開にも挑戦する。

⑥ 三浦ノブヒトさん

「提案」

『Antique Tokenization for Fairness (予算: $40,000)』

→新しいCNFTマーケットプレイスのFibo(https://fibo.art/)で浮世絵をはじめとした日本の伝統的な骨董品をNFT化するプロジェクトを提案(今回の定例会から初登場)。

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「自己紹介」

・現職

→火鉢や鉄瓶などの骨董品の製造者(前職はWebエンジニア)

(三浦さんの作品の販売サイト:https://hibachiya.com/)

・そもそもブロックチェーン技術に興味を持った理由は?

→メタバースやNFTアートに興味を惹かれてからブロックチェーンも勉強するようになった。

・Cardanoを知ったきっかけは?

→Fund8で資金調達に成功した日本の藍染職人から教えてもらった。

・Cardanoに魅力を感じた理由は?

→電力消費量の少なさや取引手数料の安さに将来性を感じたから。

・今後の展望は?

→物理的な骨董品にもNFTとしての新たな価値付けを目指していきたい。

⑦ハーグエンさん

→親日のベトナムコミュニティメンバーの1人。Fund8で複数の資金調達に成功し、主にCatalystの提案者に対するサポートを行っている(日本コミュニティへも提供)。Vcoincheckは彼女がチームに入っている会社である。

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「提案」

『Service Marketplace for Japan, VN (予算: $24,150)』

→英語を話さないベトナムと日本コミュニティ向けに、スキルの高い人と経験の浅い提案者およびPAを繋ぐプラットフォームを作成する。

『dRep tool for non-English speakers (予算: $26,500)』

→Catalyst提案の概要やレビューが英語、日本度、ベトナム語の3カ国語で掲載されたドキュメントを作成する。

『Support dRep Japan and Vietnam (予算: $14,500)』

→dRep関連のドキュメントを日本語とベトナム語に翻訳してコミュニティで共有するとともに、日本とベトナムでのセミナーやオンライン会議を主催する。

『Vcoincheck Library (Phase 2) (予算: $28,500)』

→Cardanoに関する情報、知識共有Webサイトをアップグレードする(Fund8で採択された提案)。

『Vcoincheck-Share(Knowledge) to earn (予算: $52,400)』

→Cardanoおよびブロックチェーンの知識の共有やトレーニングの実施、教育コンテンツを提供するようなプラットフォームを開発する。

⑧ カオティンさん

→日本在住のベトナム人Webエンジニア(日本ルーム初参加)。Fund8で資金調達の経験あり。

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「提案」

『Chatbot AI for Project Catalsyt (予算: $40,124)』

→Catalyst関連の最新情報やドキュメントを検索できるAIチャットボットを開発する。まだ実験段階であるCatalystプロジェクトは、Fundが進むたびに大きな仕様変更が行われ、人力で最新情報を集めるのは中々手間であるため、提案者や投票者にとっても魅力的な提案内容である。

[ISSAさんから、その他、Fund9の海外コミュニティの提案紹介]

① Razさん

『Scale-UP Cardano Community Hubs (カテゴリー予算: $500,000)』

→各地域で行われる開発面以外でのコミュニティ活動を支援するためのカテゴリー。このカテゴリーはFund5から続投されている常連カテゴリーであり、日本コミュニティもEXPOプロジェクトをはじめ、過去の提案の半数近くがこのカテゴリーから資金提供を受けている。しかし、Fund9では得票率の不足により続投に失敗したため、今後の提案者のためにも、日本コミュニティ全体としてこのカテゴリーを応援したい。