EMURGO、新しいオープンソース製品Tangata Manuを開発しリリースする

EMURGO、新しいオープンソース製品Tangata Manuを開発しリリースする

Cardanoの公式商業部門であるEMURGOは、Tangata Manuを開発、リリースを行いました。Tangata Manuは、新しい、完全オープンソースのコードベースライブラリで、サードパーティの開発者と企業がインターネットブラウザとモバイルデバイス上で動く独自の安全なCardano・ADA用ライトウォレットとエクスプローラーを作成するために使用します。Tangata Manuは、そもそもIOHKのIcarus(イカロス)の最初の開発に触発されたオープンソースライブラリで、委託とステーキングプールと共に完全な分散化をもたらすCardanoの次世代を担うShelleyとも互換性があります。

Tangata Manuは、EMURGOのYoroiウォレット、Cardanoブロックチェーンエクスプローラー「Seiza」の製品開発、リリースの成功に続き、EMURGOがこの1年に一般に公表する3番目の製品となり、Cardanoのグローバルな採用を推進し、ADAの保有者に価値をもたらすというEMURGOの使命に沿っています。Tangata Manuの最終的な開発は、Cardano財団からの追加資金で完了しました。

Tangata Manuは、Cardano ブロックチェーンのデータをCardano・ADA ライトウォレットやブロックチェーンエクスプローラーのような製品向けの使いやすく、カスタマイズされたデータベースストレージにインポートするための、オープンソースで開発者にとって不可欠なツールボックスです。主な目標は、基本的にあらゆるブロックチェーンデータをAPIを使用して読み取り、接続されたカスタムストレージまたはデータベースにエクスポートするためのシンプルでオープンなアクセスを第三者の開発者と企業に提供することです。

「EMURGOは、Cardanoコミュニティ向けに社内で開発された製品をまた1つ提供できることをとても喜んでいます。Tangata Manuは、時間をかけてアップグレードされた安定したソリューションであり、一般ユーザーが使って構築できるよう用意されています。EMURGOは、前進するCardanoのADAとCardanoの第3世代ブロックチェーン ソリューションの使用事例を強化する、オープンな製品をリリースすることによって、Cardanoエコシステムに機能的なユーティリティを着実に追加しようと本当に一生懸命取り組んできました」。EMURGOのCTOであるNicolás Arquerosはそう述べています。

Tangata Manuは、YoroiウォレットとCardano ブロックチェーン エクスプローラー「Seiza」と共に、より強力なADAユーティリティーと流動性の構築に向けた戦略的イニシアチブを表現しています。インターネットブラウザとモバイルデバイス向けのシンプルなCardano・ADA ライトウォレットとエクスプローラーの作成にTangata Manuを利用する開発者と企業は、最終的には、ADAで取引をする際のより最適化されたユーザーエクスペリエンスをADA保有者に提供することになります。他方で、小売業者がこれらのウォレットを販売チャネルにより簡単に実装できるようになる可能性もあります。

EMURGO は、Cardanoの分散化されたブロックチェーンエコシステムを採用するプロジェクトや組織を構築したり、またそれらへの投資やアドバイスを行うことによって、Cardanoの採用を促進し、ADA保有者に付加価値を提供しています。EMURGOは、ブロックチェーンの研究開発における専門知識と、ブロックチェーンと業界の関連パートナーから成るグローバルなネットワークを活用して、世界中のベンチャーをサポートしています。

プロジェクトの詳細については、https://emurgo.io をご覧ください。