IOHKブログ:クリスマス最終日

英語の伝統的な数え歌になぞらえたCardanoの過去、現在、未来

2021年1月4日 Anthony Quinn 読了時間3分

The final days of Christmas

英語の伝統的な数え歌クリスマスの12日間にちなみ、過去、現在、未来について思うことを、12月25日から1月5日までの期間1日1人分として紹介していくこの企画。最後に2日分を紹介します。ちなみに、最初の12月25日分の記事は24日、クリスマスイブに投稿されました。

11日目:Charles Morgan、サイバーセキュリティヘッド

私の業務は、ウェブサイトの保護といった明らかなものから、出張中のスタッフに物理的な安全についてアドバイスしたり(ホテルのドアにはストッパーをかませましょうとかね)、世界各地の250人余りの人々に二段階認証を強制したり(Yubikeyは最高ですよ)と、多岐にわたっています。そして、昨年のセキュリティ統計をご覧いただければわかる通り、サンタクロースが煙突を降りるよりもずっと多くの問題に対処しなければなりません。オンラインに存在する数十億ものファイルのうち5分の1が、完全に世界中からアクセスできるなんて、信じられますか。これがあなたの健康に関する記録や財務情報だったとしたら、恐ろしいことです。

現在、3つの興味深いアイテムに取り組んでいます。1つ目は、機械認識を使用した、Cardanoの盗難検出、追跡、マネーロンダリング防止戦略です。次に、セキュリティ監査および異常検出の自動化。そして、より個人的なレベルになりますが、Ethical Hacker v11認定を目指しています。

2021年に関して言えば、サイバーセキュリティチームの増員を楽しみにしています。これにより、セキュリティ体制、製品の動的および静的監査の実行をはるかに積極的に行うことができ、ISO / IEC27001の認証とコンプライアンスを追求できるようになります。この仕事は、Input Outputが技術的に安定した企業であるという世界的な認知度を高め、Cardanoと、このブロックチェーンプラットフォームを基盤とした製品の信用を強化していくうえで重要です。

12日目:Rob Moore、デジタルデリバリーマネージャー

Shelleyの配信とCardano分散化の始まりはプロジェクトにとって記念碑的なイベントとなりました。ウェブチーム全員が予想外の事態に備えてスタンバイしていましたが、もちろん、結局は私たち全員が移行の様子を見守っていました。Shelleyが確実に配信されるための役割の一端を担ったことは、簡単に忘れられるようなことではありません。

最近は、質の高いクリエイティブな作品を提供するための準備に多くの時間を取られています。12月にイーサリアムクラシックに取り組む開発者に向けた新たなクライアントのMantisを立ち上げたことはこれから起こることの序章に過ぎません。

ライブ音楽、友人や家族に会うこと、計画を立てること、同僚と実際に会うこと、海外旅行。以前は、こうしたことすべてが当たり前のことだと思っていました。今はこれが恋しいですし、2021年には再開できることを願っています。

これで、「クリスマスの12日間」は終了です。このうち、Daedalusや日本の詩、分散型IDまたは夢見るタコなど、一部でも心に響くものがあることを願っています。ケンブリッジのクレアカレッジコーラスによるクリスマスの12日間は、確実に笑いをもたらすでしょう。2021年がエキサイティングな年になりますように!