ブロックチェーンと規制


Bloomberg News

暗号通貨の法的な位置づけおよびブロックチェーン技術にまつわる規制フレームワークは、国によって大きく異なります。中国のように新規仮想通貨公開(ICO)を厳格に禁止している国や暗号通貨を資産として法的に認めていない国もあれば、スイスのようにブロックチェーン技術を進んで受け入れ、多大な投資を行う国もあります。 つい最近、米国のワイオミング州で合計13のブロックチェーン促進法が制定されました。同州はこれにより米国で唯一、ブロックチェーン技術の個人や企業への浸透を促す包括的かつブロックチェーンに好意的な法的フレームワークが確立した州となりました。 新しい技術が広く採用されるためには、法律と技術に「下位互換性」がある必要があるという見方があります。同州の規制機関では法制定時、こうしたことが考慮に入れられました。

しかしその一方で、ほぼすべての業界に革命をもたらすであろうブロックチェーン技術におけるイノベーションが、規制機関ができることにより阻害される、という意見もあります。 そして、その活用法がまだ定まっておらず、発達段階にある現在、規制機関は、まだ存在しないものをどうやって規制するのでしょうか。 また、イノベーションは規制により実際に阻害されるのでしょうか。

ブロックチェーンおよび暗号通貨に対する規制の必要性について、 あなた はどのように考えますか。

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IOHKサミットでは、法制定や規制機関がブロックチェーン業界にどう影響を与えるか、そしてブロックチェーンや暗号通貨のポテンシャルを最大限に引き出すためには暗号通貨に好意的な政策がいかに不可欠かを考える講演が数多く開催されています。 ワイオミング州で最近制定されたブロックチェーンに関する法制定の際に重要な役目を果たした、ケイトリン・ロング氏(ワイオミング州ブロックチェーン連合の共同創設者)およびタイラー・リンドホルム氏(BeefChainの共同創設者)がサミットに登壇し、法規制の変化が実社会にどう影響するか、そしてワイオミング州が暗号通貨に対して進歩的なスタンスを取っていることにより、同州と業界の双方がどう恩恵を受けることになるかについて講演を行います。