2021年6月21日付 ヘラルド・シーツ 記事より
ホスキンソン「 カルダノは2022年ワイオミング州の共和/民主党の予備選でブロックチェーンの活用を計画しています。」
IOGのCEOであり、カルダノ(ADA)の考案者であるチャールズ・ホスキンソンは、チームが2022年の共和党/民主党の両予備選にカルダノのブロックチェーンを適用する計画を立てている事を明らかにしました。
ホスキンソンは、人工知能(AI)研究者であるレックス・フリードマンとの5時間にわたるインタビューでこのことを明らかにしました。彼はこの会話の中で国家がブロックチェーン、特にカルダノをオンライン投票にどう活用できるかを説明しました。
カルダノの考案者によると、チームが構築しているすべてのガバナンスツールは、多くの国で同様に利用可能とのことです。彼は2022年にはワイオミング州で実現する予定だと言います。
チャールズ・ホスキンソンはこれについて以下のように述べています。
「我々がカルダノで構築している全てのガバナンスツールはそのままほかの国で利用できます。米国では、ワイオミング州でこのようなものを展開しようと考えています。共和党の予備選挙で、優先投票と投票登録を電子投票システムによって完全にオンライン化しようとしています。これは2022年に実現する予定です。」
チャールズ・ホスキンソンはかなり前から取り組んでいました。
チャールズ・ホスキンソンは2020年10月のコインテレグラフとのインタビューの中で、彼のチームがカルダノブロックチェーンを将来の国政選挙に適応させるためのインフラを構築している事を明らかにしています。
ホスキンソンによると、まず第三者機関が予備選挙でカルダノネットワークを活用することから始まり、その後、自治体や州の選挙へと広がる可能性があります。また、旧来のシステムが不安定な国では、ブロックチェーンによる投票システムのアイデアがより有用であると述べています。
しかしながら、カルダノの考案者は、ブロックチェーンベースの投票システムのスケールアップは複雑で厄介だという事実を認めています。
ホスキンソンは次のように述べています。
「3年から5年後には、そのテスト結果を反映した上で、例えばエチオピア政府やジョージア政府に売ることも十分可能だと思います。彼らは、国勢調査や登録、明るく自由な選挙に多くの問題を抱えているため、新しい投票システムを探しているのです。」
「プライバシーを気にせず票を数えるだけの一般的な選挙なら、10億人を対象に実施できます。でも、自分が誰に投票したかを外部に証明したくはないものの、少なくとも自分の投票がカウントされていることが確認でき、プライバシーも確保されていて、投票用紙でバックアップも取りたい、となるに違いありません。すると、数十億から数千へと分割しなければならない状況になってしまうのです。」