アジア太平洋地域の食品トレーサビリティに対する需要の増加

アジア太平洋地域の食品トレーサビリティに対する需要の増加
児玉健 2021/6/23 (寄稿記事を翻訳)
引用元 chamber of digital commerce

アジアにおける製品トレーサビリティ需要の高まり

アジアの人口は2030年までに2億5,000万人増加すると予測されており、世界の中産階級人口のうち65%がアジア太平洋地域の住民となります。これらの消費者は、購入する製品にますます関心を持つようになり、信頼できる製品を購入しているか確認するために、食品サプライチェーンの詳細を求めるようになります。

西洋で見られるように、最近はますます多くの消費者が技術に精通し、便利かつオンデマンドで提供される栄養価の高い、新鮮で安全な農産物へのアクセスを望んでいます。特に世界的なパンデミックの間、消費者は信頼できる食品原材料にプレミアムを支払う意思を表明するようになりました。

しかし、農業食品業界は消費者需要の増加に対応するのが精いっぱいだという状況です。
急速な人口増加と都市化に加えて、世界的なパンデミックが続いたことにより、非効率的なサプライチェーンを起因とする廃棄物の増加や品質の低下も加速しました。
気候変動や環境悪化など他の要因もありますが、これらは農業食品産業のこの苦難に拍車をかけたにすぎません。

現在、アジア太平洋地域は世界の食品チェーンの主要な構成要素であり、世界の食料と農産物の輸出全体の19%、輸入全体の31%を占めています。

アライド・マーケット・リサーチが発表したレポートによると、世界の食品トレーサビリティ市場は2017年の109億6000万ドルから2025年までに222億7000万ドルに成長し、2018年から2025年のCAGR(年平均成長率)は9.3%になると予測されています。

アジア太平洋地域は、最大の成長率を示す地域になると推定されており、新鮮な農産物や種子、漁業、肉や家畜などの産業の成長と、中国、インド、その他の新興国の主要企業の拡大により、2018年から2025年にかけて14.9%のCAGRが見込まれています。

これにより、地域の企業や大規模な組織は、ブロックチェーン技術を利用して透明性と一貫性のあるサプライチェーンのトレーサビリティを生み出し、消費者により信頼される製品を提供するなど、アップグレードされた技術ソリューションを大規模に行う緊急性が高まりました。

この地域の多くの企業が依然として紙を基本とした時代遅れのデータ管理をしています。そこでブロックチェーン技術がより高速かつシンプルで安全であり、経済的にデータを蓄積する方法を提供します。

製品トレーサビリティに対する EMURGO トレースとそのメリット

世界的な新興テクノロジー企業であり、シンガポールに拠点を置くカルダノブロックチェーンプロトコルの創設企業である、EMURGOのトレースソリューションは、ブロックチェーンソリューションの長所を生かして、農業食品企業の複雑な問題を解決することを目指しています。

EMURGO Traceは、企業がニーズに合わせてカスタマイズしながら、消費者や利害関係者に対して食品の背景にある真実のストーリーを伝えることができる、まったく新しく、安全で効率的なデジタルな方法を提供します。

デジタルなブロックチェーンベースのソリューションを通じて生み出されたこのユニークな価値提案は、最終消費者からの信頼、効率的なデータ記録、データの透明性、販売マージンの増加を提供し、企業と顧客にwin-winの関係をもたらします。

ブロックチェーントレーサビリティソリューションの統合により、企業は消費者需要の増加、品質の透明性の低下、ビジネスコストの上昇などの問題を解決できます。

ブロックチェーンの拡大がアジアの産業・組織にもたらす未来

世界的なパンデミックにもかかわらず、ブロックチェーンエコシステムの強化と、技術の開発、商業化、採用を促進することを目的として、2020年12月にシンガポールで初期資本を1,200万ドルとするシンガポールブロックチェーンイノベーションプログラム(SBIP)が発足しました。

一方、中国もブロックチェーンがもたらす好機を掴もうとしています。今月初め、中国雲南省政府は、省内のブロックチェーン開発を支援する計画を立てました。例として、この分野のスタートアップ企業に家賃や人材採用のための補助金を出すとのことです。

アジア全体が揃って各地域の産業にブロックチェーン実装へのアプローチを示していることは明らかです。これは、スマートシティ、分散型データ、未来の支払い方法を一般社会での主流にしていこうとする、デジタル革命のフロントランナーです。今はまさにブロックチェーン時代の始まりであり、EMURGOは、我々の業界の発展と共に、アジアと世界中でデジタル革命が起きていくことに非常に興奮しています。

児玉健は、最も複雑な組織の最も複雑な問題を解決するための専用のソリューションを提供し、カルダノプロトコルの創設機関である世界的な新興テクノロジー企業EMURGOのCEOです。 EMURGOは、シンガポール、日本、米国、インド、インドネシアにオフィスを構え、世界中に多くの顧客とパートナーがいます。