チャールズ・ホスキンソンのShelleyに関する重要発表とサプライズAMAビデオの要約

チャールズ・ホスキンソンのShelleyに関する重要発表とサプライズAMAビデオの要約

要約者:@Eric_Czuleger IOHKコンテンツライター

8月30日金曜日、チャールズはコロラド州ロングモントにIOHKの新しい事務所で驚きのAMAを発表しました。8月末日までにいくつかの日付を発表するという以前の約束を1日前倒した形となりました。プロジェクトが開始されて以来のチャールズの多くのAMAのパンテオンの中で、おそらく最も重要なものの1つとなるでしょう。この中では、ネットワーク ShelleyのRustテストネットのロールアウトについての最終的な情報、さらには実質的なステーキングが第4四半期に導入され、実質的にShelley時代の始まりとなるだろうというニュースをお聞きいただけます。また、Cardano プロジェクトについて、過去数年間の業績によって批判者を崩すパワフルな評価もお聞きいただけます。

席について講演を全部観る機会がなかった皆さんのためには、議論されたことの簡単な要約を提供したいと思います。また、会話の中で提起された重要な質問に対する回答を抜き出しました。講演全体をご覧になりたい場合は、こちらでご覧いただけます。

ビデオの簡単な概要

- ネットワーク テストネットは9月中旬立ち上げ予定。

- インセンティブ化されたテストネットの立ち上げの発表は9月28日に行われる予定。

- Ouroboros Hydraは9月に完成し、Ouroborosの研究を終える予定。

- 9月20日にワイオミング大学でハッカソンが予定されている。

- Plutusの次のアップデートも9月に行われる予定。

- Cardanoは、第一原理思考を通して暗号の問題の解決に着手。

- Yoroiウォレットでステーキングができるようにしたい。

- Raspberry Piのような小さなデバイスでのホスティングができるよう期待している。

- 過去4年間の最大の課題は、不可能を可能にすることを信じていることだった。

Cardanoの最新情報

(2:00)Rustのクライアント テストネットとネットワーク テストネットは、コミュニティにリリースされ、何百ものバグを修正した後も安定しています。Shelleyの立ち上げに伴い、分散型でインセンティブ型のテストネットに移行します。これにより、ステークプールオペレーターのコミュニティを構築し、人々が現実世界の報酬を通じて本当のお金を稼ぐことが可能になります。ネットワーク テストネットは来月出荷されます。早くて9月15日です。

(4:01)さらに、チャールズはByronの発売2周年を祝うために28日にブルガリアに行きます。チャールズはそこから、インセンティブ化されたテストネットの立ち上げを発表します。これは、本質的にShelleyのロールアウトとなります。

(7:25) 9月は重要な月

9月には、Ouroboros Hydraの完成が予定されています。これは、Ouroboros プロトコル研究の最後の前進です。これは、実行可能なプルーフオブステーク プラットフォームの作成に関する以前のすべての研究の実現化となりますので、重要です。また、これによってシャーディングとグローバルスケーリングも可能になります。Ouroborosの完成は、コンピューターサイエンスにおけるプルーフオブステークの問題を解決する上で大きな前進となることを意味します。

9月20日に、ワイオミング大学で大規模なハッカソンが開催され、ワイオミング州知事を含め500人の開発者が参加します。そこで、私たちはPlutusの次のアップデートを公開します。これにより、開発者は、Cardano ネットワークで動作するアプリケーションとスマートコントラクトを構築できるようになります。最近リリースされたPlutusの本とUdemyコースは、Cardanoを使った構築についてコミュニティを教育することにより、Ethereumエコシステムと同等のものを達成するのに役立ちます。

質問と回答:

(16:03) Algorandについてどう思いますか?

素晴らしい人たちのいる良いチームだと思います。チャールズは以前、この分野でのより多くの競争をポジティブだと思っているとtweetしたことがあります。Algorandは、IOHK同様今後5〜10年以内に登場します。ただし、IOHKは、早く始まったことと、暗号化分野に必要なものに対してより包括的な視点を持っていることから、Algorand より少なくとも2年先を行っていると私たちは思っています。これには、相互運用性から財務、投票システムまですべてが含まれます。私たちは、彼らがIOHKから学んでいるのと同様彼らから学べることを楽しみにしています。

19:15~26:37)あるYTコメンターが言っているように、このセクションは「おそらく私が聞いた中で最も素晴らしいスピーチの1つ」です。これについては皆さんご自身にご自分の判断をしていただきましょう。しかし、ビデオ全体を見る時間がなければ、チャールズがプロジェクトのすべての成果を概説するこのセクションをお見逃しなく。チャールズは「詐欺的な」批判を巧みに崩しています。刺激的なものと本当の「マイクドロップ」(素晴らしすぎてこれ以上何も言うことはないの意味)の瞬間です。

(26:59) メインネットに移行するまでテストの実行時間はどれぐらいになりますか?

その発表は28日に行われる予定です。

(27:17) Phil WadlerはまだIOHKで働いていますか?

もちろん。彼は現在、何人かの大学院生にトレーニングをしたり、論文を書いています。

(27:50) コメント:あなたは期待値管理でもっと良い仕事ができるかもしれません。

暗号空間内の期待値管理は難しいということを私たちは確認できます。問題は、業界の誰も第一原理から始めないという事実にあります。テクノロジーができることと実際に使用されるものとの間には大きな違いがあります。この分野の多くのアクターは、サトシ・ナカモトの仕事をコピーしただけでしたが、システムが数十億人に拡大可能であることを確実にしようとは決して考えませんでした。これはビジネスの問題ではなく、コンピューターサイエンスの問題です。

この業界は、グローバルレベルへのスケーリングが可能な段階に近づいています。私たちはスケーラビリティが途上にあることを理解したわけですから、これを可能にするビジネスモデルについて考え始めることが重要です。これを行う方法を見つける最良の方法は、実験することです。

目標が世界を変えることである限り、プロジェクトはまさにそれを実現するチャンスを持ちますが、しかし、第一原則から始めることが重要です。

(32:18) CardanoとEthereumはどれくらい離れていますか?

私は、Cardanoは2年遅れていると聞き続けています。

Ethereumは、Cardanoがすでに開発したプロトコルの多くをこれから開発しなければならないという事実を考慮すれば、実際にはCardanoに2年遅れています。さらに、彼らは既に実行されている大規模システムにプロトコルを実装する必要があります。走行中の車のタイヤを変えることを想像してください。動いている大きなトレーラートラックでタイヤを交換するのはさらに困難です。Ethereumの機能を更新するのはそのようなものです。Cardanoには、モデルのスーパーセットである優れたスマートコントラクトシステムがあり、拡張UTXOとEthereumスタイルのアカウントを含む2つのアカウンティングシステムをサポートしています。さらに、Ethereumは、オンチェーンガバナンスという考え方を放棄しました。

(34:24) チャールズ、あなたは方向を正したり、それに従い対応したりするために競合他社が何をしているのか注視していますか、それとも自分の戦略に閉じこもっていますか?

私たちはすべての競合他社に細心の注意を払っています。チャールズが数多くの人と旅行をしたり、話し合う理由の1つはこのためです。他のプロジェクトの大部分がオープンソースであることを考えると、多くの競合するプラットフォームは透明であり、精査することができます。アカデミック、ビジネス、テクノロジーの観点から各プロジェクトのすべての側面に注目
しています。それに応じて適応をします。

(36:36) チャールズは、なぜステーキングにタイムロックの報酬と罰金を使用しないのですか?

インセンティブはプロトコルの根本的な問題を解決するために使用されるべきではありません。プロトコルはインセンティブなしで機能するはずです。

(39:20) サミットで展示される小さなステーキングデバイスを販売する人はいますか?

目標は、リファレンスを入手し、サードパーティの商業者を見つけてそれをハードウェアデバイスに乗せられるかを確認することです。CardanoがRaspberry Piで実行されているのを見るのはとてもクールだと思います。

(41:33) Tezosは完全に動作するPoSを実行していますが、なぜCardanoではないのですか?

Tezosには異なるアプローチがあり、さまざまな問題を解決しています。特に、彼らは何よりもまずガバナンスの問題を解決することを重視しました。IOHKはより総合的に作業し、研究を通じて相互に関連した課題の解決を試みています。

(42:10) Hydraの後に他にリリースできるものはありますか?

Hydraの後、すべての論文の改訂版が出ます。

42:53) 相互運用性はCardanoの重要な柱の1つです。単純にいって、これに関与しないブロックチェーンプロジェクトはありますか?

いいえ。Cardanoは、EOSやEthereumを含め誰とでも連携します。さまざまなエコシステムのすべての人々と協力することは貴重なことです。人は人です。

(43:50) Atala はどんな具合ですか?

順調に進んでおり、エチオピアとの間では間もなく契約が締結される予定です。アタラと協力している3か国(ジョージア、エチオピア、モンゴル)はすべて順調なようです。

(44:20) Yoroiとステークできますか?

これはチームの中心的な要望であり、ロードマップの中に入っています。

(45:28) 過去4年間で最も大きな困難は何ですか?

過去4年間で最も苦労したのは、うまくいくという信念を保っていることでした。スケーラビリティ、相互運用性および持続可能性の問題を解決するには、全面的に機能するシステムを設計するためのベースラインのイノベーションセットを開発する必要がありました。これは、多くの論文を書き、実装をゼロから開発することを意味しました。基本的に、これまでに行われたことのないことを実行することになります。どこにも行かずに10年を費やすことは完全に可能ですが、IOHKは最終的に実を結ぶ方法に乗り出さなければなりませんでした。

(51:59) 別のTed Talkを行ったとしたら、どんなトピックを選択しますか?

チャールズは、自分は同じ話をするが、学んだことを語るだろうと述べました。続けて、IOHKが達成したことに関して10年間の回顧展をやりたいと言いました。

(53:30) IOHKは、ガバナンスシステムが確立されたら、どのようにCardanoをコミュニティに渡しますか

Cardanoは、段階的にガバナンスに対処します。システムは、参加者が多い場合のみ役立ちます。最初のステップは、参加をもたらすためのインフラストラクチャを構築することです。これは、ミートアップグループから改善のための提案プロセスや人を集めてケアすることに至るまで、あらゆることを通じて行われます。次に、民主的なメカニズムが作成されます。投票システム自体のことで、これは、層による投票を行ったり、あるいは全体的な1つの投票ユニットを使うことなどなんでもあり得ます。

しかし、最終的に人々は投票に参加したくなることになってます。これは、有権者に提示される選択肢が適切であることを保証するということです。Cardanoは、アンバサダープログラムにシード枠を与え、ミートアップを奨励し、投票プロトコルを開発しています。その後に参加を促すことになります。時間が経てばこのシステムはもっと分散化され、IOHKは最終的にはとても大きな海の中の小さな声になるでしょう。これは、そうなるべきです。


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