2018年9月7日-チャールズ・ホスキンソンのビデオアップデート

チャールズは、ライブ出演でカルダノについて簡単なアップデートを提供しました。 チャールズのビデオアップデート(英語)をここでご覧になるか、以下の概要をお読みください。

チャールズはこのビデオアップデートをコロラド州の自宅から送っています。 チャールズは、カナダ、バルバドス、南アフリカ、スイスと仕事で数多くの旅をしています! トロントでは、ブロックチェーン未来会議に出席し、ラリー・キングとのパネルディスカッションに参加しました(これについてはこちらでご覧になれます )。 南アフリカでは、ブロックチェーンイベントに参加し、スイスではカルダノのための事業活動に従事しました。

1周年

カルダノが市場に乗り出してから、1年が経とうとしています。 成果の全体や特別なイベント、そして私たちがトップ10の暗号通貨にどう影響を与えたかについては、チャールズがそのための特別なビデオを出すことになっています。

カルダノ 1.4 と 1.3.1

1.4は、ロギングの変更やデータの保存方法、ウォレットのバックエンド、新しい入力の選択に関するポリシーなど、非常に大きなアップデートが行われました。 結果的に、アップデートは2つの部分に分割されました。 カルダノ 1.3.1は今月中に出荷される見込みで、小さな修正(ダイダロスをタスクバーに固定する問題など)が含まれています。 これらは1.3のアップデートではなかなかうまく適合しなかったもので、先を待つより今出荷する方が理にかなっているものです。

IOHKは1.4で追加テストを行います。 10月には、1.4を実行するテストネットがリリースされる予定です。 これにより早期採用者は、1.4を実行する初期バージョンのダイダロスをインストールでき、先行して試してみてフィードバックや改善点を送ることができることになります。 ユーザーにとっても、同期と接続のベンチマークが改善されているかどうか確認したいところでしょう。

1.3.1がリリースされたら、ヨロイ(Chrome拡張ウォレット)がテストネットモードに入ることになります。 このコードは既にセキュリティ監査が行われました。 テストネット のヨロイとメインネットのヨロイの間には短い乗り継ぎのための時間があるでしょう。 これは、多くの人々を助け、ウォレットのエコシステムに多様性をもたらす優れた製品となる見込みです。

Ledgerサポート

これも、上記の点と相互に関連しています。 ヨロイは、おそらくLedgerを使用する最初のインターフェイスになります。これらの接続方法はすでに十分に確立されています。 これについてはIOHKとエマーゴ(Emurgo)の間で議論が生じるでしょう。 暗号化が完了し、ラストコードも完了、監査も済んだら、いくつかのアプデートを待つだけとなり、コールドストレージ到来 です。

アカウントベースとUTxOモデルの調査

いくつかのイノベーションは、アカウントモデルやIELE、スマートコントラクトモデルなど、世界の 「イーサリアム(Ethereum)」側で進化しています。 IOHKは、これについてKEVMとIELEの2つのテストネットを立ち上げました。 スマートコントラクトのKと信頼性、そしてダイナミクスを向上させるために取り組んでいます。 これがどうなるかについてよく理解しています。

一方、UTxOの側では、IOHKは、これをPlutusやMarloweのような言語を含む拡張UTxOモデルを「再考」しました。 Marloweの先へ行っての目標は、財務要素の周期表を作成することになります。 これにより、テンプレートを組み合わせて、ヘッジファンドやウォールストリートの会社が通常行うことを複製するための基本コレクションを実装できるようになります。 IOHKは、Plutusを使ってブロックチェーン側、クライアント側、サーバー側を正しく理解しようとしています。 ローカルに、またはサーバー上で実行されるものについてはHaskellで行われますが、ブロックチェーンではそれに応じてコンパイルされる特殊な言語になります。 これは、スマートコントラクトのために現在使用されているものより優れた、より包括的なモデルです。 これは大きな研究開発ですので、来年にはPlutusを目にする機会がもっと多くなるでしょう。

キメラ元帳&資産

IOHKは、キメラ元帳と資産の仕様を完成させました。 詳細は、エマーゴのSebastienでこのビデオをご覧ください。 基本的には、ネイティブ資産はどうあるべきかの概念を広げることです。 IOHKは実装方法について良いアイデアを持っており、スケーラビリティのメリットが大きいため、これをUTxOモデルに組み込むことに興奮を覚えています。

ウロボロス(Ouroboros)

2016年にPraosとGenesisに達して以来、進化してきました。 最近の動向としては、IOHKにはある社内文書があり、これは近々ビザンチン将軍問題(Byzantine Fault Tolerant)プロトコル(ウロボロスに触発され、ウロボロスを補完するもの)でリリースされる予定です。

ウロボロスは長い道のりを歩んできましたが、現在は実装のための細部を詰める段階に入っています。 また、多くの研究競争が進行しており(例: AlgorandとThunderella)、そこでは著名な科学者とプロジェクトがPoSを模索しています。 こうしたことの利点は、私たち全員がお互いに学べるということです。

ステークプール

チャールズは、分散化に着手するようになると、私たちは少なくとも1000のステークプールを必要とし、それでネットワークは正常に動作すると言います。 多ければそれだけ有利です。 いつものように、ステークプールはオプションです。 他のプロジェクトは21-101をやっているので、時間の経過とともにこれらをどのように分散化できるかを見られるのは素晴らしいことです。 IOHKには、他にもリリースする文書があり、それはステークプールとインセンティブのゲーム理論に着目しています。 文書はあるゲーム理論についての会議に提出されています。

ラスト - プロメテウス(Prometheus)

これは動きの速いプロジェクトです。 チャールズは今週コマンドラインクライアントを使ったデモを行いました。 APIを使用せず、一歩ずつ段階的に物事を克服できるものです。 IOHKは彼が実際何を意図しているかを示すデモビデオを作成する予定です。 また、より多くの協力を得られるようプロジェクトをコミュニティに公開してもいます。 チャールズはScalaでのIOHKの進歩についても触れています。

アフリカについての最新情報

アフリカはこのプロジェクトの大きな市場であり、より汎アフリカ的なアプローチが取られています。 IOHKのアフリカ事業部のディレクターは、現在、ウガンダにおり、アンゴラに着手しようとしています。 そこには、圧倒的な量のパイロットケースと多くのものをトークン化したいとい要望があります。 機能が向上するにつれて大きな機会も訪れますので、これらの機能をカルダノパイプラインに詰め込むためのより簡単な機会が得られるでしょう。

ダイダロス(Daedalus)

ダイダロスチームは、Dappモデルにおいて大きな進歩を遂げています。 ダイダロスとカルダノウォレットは同じもののように見えますが、実際にはダイダロスは、どちらかといえばアプリケーション プラットフォームとして、Google PlayやApp Storeに似たものとして表示されます。 アプリケーションを展開できる環境です。 私たちはまだそこに到達していませんが、このモデルがどうなっていくかについては、じっくり考えられています。 10月には、内部デモが開始される予定です。 今年の終わりに向けて、ダイダロスの上に展開されるHaskellウォレットとダイダロス プラットフォームそれ自体とがますます分離していくのが見られるでしょう。 これについては、年末に向けてさらに発表があるでしょう。

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