東半球ミートアップ議事録byISSAさんーFund9の進行状況&その他最新情報(ISSAさん/Ranketさん/Haさん/vPA等…)

[Fund9の進行状況&その他Catalyst関連の最新情報]

① Idea Festというグローバルな提案PRイベントが行われました。

→提案者の中から希望者は、世界中のCardanoコミュニティに向けて自分の提案内容をPRできる機会が与えられます。日本コミュニティからは、ゆーにゃさんやセラさんなどが英語でプレゼンを行いました。3hにも渡るPRイベントの録画は、後日字幕付きでアップロードされる予定ですので、確認でき次第共有します。

② PA評価に対する提案者の反論期間が終了し、ベテランPAによる最終審査へ移行しました。

→7/21~8/5の2週間で、ベテランPAによる提案内容の再審査が行われ、最終的な5段階評価が決定されます(投票アプリでは、この事前評価が高い順に提案がリストアップされます)。

③ Fund9の有権者登録の締め切りは8/4の20:00までです。

→過去にCatalyst投票に参加した経験のあるホルダーさんの中で、Fund4以降に発行したQRコードとPINナンバーをしっかりと控えている方は、そちらを再利用できますので再登録は不要です。一方で、Catalystの投票に初めて参加する方やウォレットを新しく作り直した方、または以前に発行したQRコードとPINコードを失くしてしまった方などは、有権者登録が必要です!

→学生アンバサダーのISSAさんが、各種ウォレットでの有権者登録のやり方を動画にまとめてくれましたので、ぜひそちらを参照しながら登録を進めてください。

④ 有権者の報酬として、Catalyst総資金の13%にあたる$ 2,080,000が分配されます。

→分配量は投票した提案数ではなく、投票に参加したウォレットに含まれるADAの枚数に比例します。そのため、単純計算ですが以下のようにあなたの有権者報酬を算出できます。
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→これらの報酬の対象となるには、少なくとも1票以上を投じる必要があります。そして、報酬の分配は、9月中旬から下旬に、ステーキング報酬と同じ形式で登録済みウォレットに戻される予定です。

⑤ これまでに1000件以上の提案に資金提供がされ、そのうち169件が、自己申告によるクローズアウトレポートとビデオを提出してプロジェクトを完了しました。

⑥ dRepがFund10から実施されることが、ほぼほぼ確定しました。

[日本ルーム要約①]【ISSAさん】

① Fund9から、日本関連提案をすべてリスト化して宣伝することをやめます

→理由として、「最近になって、日本関連提案の通過率の高さに海外ホルダーから批判の声があがってきたから」「過去に通過した日本関連提案の中でも、進捗があまり芳しくない提案も正直あるから」などが挙げられます。

→代わりにdRep(仮)目線で、個人的に投票したいと思う提案を日本関連に限定せずに、いくつか選んでリスト化する予定。どうしても日本関連提案をすべて確認したい方は、YUTAさんのフォーラムを参照してください。

② 学生チャレンジカテゴリーの紹介と継続申請

→学生チャレンジカテゴリーというのは、簡単に言うとカタリストの総予算16億円のうち、1000万円の予算枠を学生の提案者に限定して使いましょうという提案です(私が運営者です)。趣旨としては、学生のブロックチェーン関連のスタートアップを支援したり、学生のCatalyst提案者やブロックチェーンのエンジニアを新たに育成する提案を支援することなどが目的です。そして、一提案につき50万円以下という予算上限を設けて、提案者はチームに最低一名以上の現役学生を含めるという参加条件があります。

→Fund9から登場したこのカテゴリーに、世界中の大学生から40件以上もの提案があったので、その中から優秀な提案をいくつかピックアップして、こちらもコミュニティに共有する予定です。

→そして、Catalystの予算カテゴリーは毎Fundの投票で選び直しているため、私が提案した学生専用のカテゴリーもFund9で再び採択されないとFund10からは消えてしまいます。そのため、Fund9でこのカテゴリーの継続申請もしていますので、ぜひ今後のCardanoを支えるであろう若手を応援するためにも、再び投票してもらえると嬉しいです。

*カテゴリー運営者の仕事は、自分のカテゴリーから採択された提案の進捗を確認して、それをCatalystの運営チームとコミュニティに報告するだけです。どの提案に予算を分配するかを決める権利は、あくまで有権者であるホルダーの皆さんですので、私がピックアップした提案に賛成票を入れるかどうかは皆さんの自由です。

③ 平山さんとの共同提案である「Cardanoチェーンによる有機食材の品質保証」の補足説明

→提案内容の要約:「土壌にいる微生物を活性化させることで、農薬を一切使用せずに育てた有機野菜とそれを餌として食べた家畜の品質保証にAtala PRISMを使いたい。そして、提案の第一段階として、この土壌微生物活性化農法に協力してくれる新規就農者を集めるための説明会や専門家を交えたワークショップを開催して、その後の新規就農者に対する行政への補助金申請までを手伝います。」(予算:約100万円/4ヶ月分)

→この提案に付けられた評価コメントに対するフィードバック

  1. チームにAtalaの技術者が必要なのでは?

・Atalaの開発環境が未整備な現段階では必要ない。農業系のプロジェクトは、目に見える成果を出すために最低1年は必要なため、まずは技術が無くても進められる範囲を先取りで取り組み、技術者の確保ができ次第、次の提案を提出する予定。

  1. 予想されるリスクに対する対処法はあるのか?

・有機農業に取り組む新規就農者の補助金申請がすぐに降りない場合は、農業法人を興し、民間資金を調達する流れに切り替える。

・JAからの圧力に対しては、プロジェクトの協力者をJAとの繋がりがない新規就農者に限定することや、JAが嫌う有機農業に意欲的な自治体へのロビー活動などを継続することで、ある程度のリスクヘッジはできている。しかし、JAからの圧力がかかる前に、公的機関を巻き込んでプロジェクトを大きくする必要はある。

  1. 予算の内訳のうち、平山さんの出張費の割合が高すぎでは?

・平山さんの出張にはロビー活動費も含まれています。現在、仙台市で実践農場を開くために、市議会議員や役所の農業部門の担当者などと意見交換をするために、毎月何度も東京間を往復しています。さらに、この提案が採択された場合は、新規就農者の居住地域の行政と交渉し、住宅や農地の確保までを支援する予定なので、この金額の出張費を申請させてもらっています。

[日本ルーム要約②]【ランケットさん】

・すべての日本人提案者を応援する必要はないのでは?

→投票基準として、プロジェクト自体が成功しそうかどうかよりも、資金調達後のコミュニティとの距離の近さの方を重要視するべき。ISSAさんも指摘していたように、日本関連提案の中にも、資金を調達してからはオープンチャットや東半球MTにも顔を出さなくなり、進捗の共有を十分に行わない提案者が出てきた。こうした事態を避けるためには、資金調達後もコミュニティの活動に積極的に参加し、コミュニティからの意見にも真摯に向き合ってくれる提案者を選んで応援するべきだ、という個人的な意見を共有させていただきます。

[日本ルーム要約③]【Yuta】

日本関連提案一覧

次に日本関連提案について、アセッサーからのBAD・GOOD合わせて併記してまとめています、BADポイントもご確認いただき、公正にご判断いただけたらと思います!!:fire:

vPAのなり方、報酬など

以下にまとめています、日本語話者としましては、Haさんなどがこちらに参加されています!

ぜひご確認ください🙇‍♂️

PRイベントがあった影響で、今回の定例会は短いですが以上になります。有権者登録の締め切りまで残り5日しかありませんので、忘れずに行ってください!次回の定例会は、8/13(土)です。