2019年レビュー:Cardano財団変革の年
2020年、あけましておめでとうございます!
去年は、私たちが地理的に、言語的に多様化し、規模と範囲を拡大していったことで、Cardanoコミュニティにとっては成長の時代となりました。
2019年、Cardano財団の社内チームも拡大しました。半ダースにも満たなかった人数も、12か国の16カ所で20人を超えるまでになりました(、、、、、、、、、、、)。
コミュニティと財団の社内の人材の両方が成長するにつれて、ブロックチェーン業界に貢献し、Cardanoの採用を促進することを目的とした様々なイベントや活動への私たちの関与も増えました。
私たちは、2019年ブルガリアで、「コミュニティを受け入れる」ことをフェスティバルのメインテーマとしてCardanoの2周年をお祝いしました。財団は、学術、研究、教育の各イニシアチブを支援することで、若者が将来のためのスキルを習得し、貧困から抜けだせるようにするための援助をしました。ワイオミングで開かれたWyoHackathon 2019などはその例です。Cardano財団はまた、Seiza(Cardano ブロックチェーンエクスプローラー)とTangata Manu(オープンソース コードベース ライブラリ)への資金提供もしました。
2019年の成果と教訓を踏まえ、Cardano財団チームは、今後もCardanoのためにより多くの責任を担うことを重視していきます。非常に忙しくなる2020年に入る前に、ここ1年のハイライトの一部をご紹介します。
Cardano財団会長の@Nathan_Kaiserは、2019年についてのハイレベルなレビューを共有し、2020年にこれから来ることを垣間見ようとしています。
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Cardano財団とグローバルコミュニティの拡大
Cardano財団は、グローバルコミュニティに段階的な分散化のための権限を与え、必要なツールを備えています。コミュニティ管理チームは、旗艦イニシアチブであるCardanoアンバサダープログラムを含む様々なプロジェクトを通じてこれらの取り組みを主導しています。アンバサダープログラムに加えて、チームはまたコミュニティ活動を支援しており、公式チャンネルをモデレートして活動を安全にし、さらに、定期的に発行するニュースレターとプロジェクトの概要を通して情報と教育資材を提供しています。
Cardano財団は、範囲を広げ、急速に成長しているコミュニティの管理を改善するために是非とも必要なスキルを提供することで、社内チームを拡大しました。最近もシニア コミュニティエンゲージメント・戦略のリーダーにCasey Monroeを任命し、追加しましたが、コミュニティ管理チームの規模は大幅に拡大しました。Tiago Serôdio、Tommy Kammerer、Niels、Andy Hendrikx、そしてRyan Heが財団に加わりました。Cardano財団最大のチームは現在、アジア、ヨーロッパ、アメリカのタイムゾーンをカバーしています。財団は、中国語、英語、日本語、韓国語のコンテンツに加えドイツ語を公式にサポートする言語として追加しました。
言語とカバーするタイムゾーンを拡大してコミュニティをより適切に管理することに加えて、Cardano財団は、コミュニティ主導のプロジェクトの基礎を築き、また、アンバサダープログラムの強化も図っています。プログラムの次の段階では、コミュニティの自律性を徐々に高めるための報酬が含まれる予定です。Cardano財団会長@Nathan_Kaiserは、「次のステップは、コミュニティ管理機能を合理化し、組織構造や関与のプロセス、プロジェクト管理を最適化して、コミュニティとの相互作用を改善し、コミュニティのプロファイルを多様化することです」と述べています。
2019年、財団はまたHinrich Pfeifer、Gianna Abegg、Kerstin Lin、Frédéric Johnsonを加えて運営・技術チームを強化し、さらに、評議会に2人の新メンバー を加えました。Cardano財団の社内チームは現在、18カ国からの出身者で構成されています(、、、、、、、、、、、、、、、、、)。
Cardano財団ゼネラルセクレタリー@HinrichPfeiferは、2019年に財団の人材とコミュニティの両方が大幅に拡大したことを強調し、併せて2020年に向けた拡張計画も紹介しています。
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法律を作って、ブロックチェーン業界を改善する
私たちのミッションの1つは、法律と商業基準を策定することです。Cardano財団は、2019年、ブロックチェーンのガバナンスの確立と改善に関する対話をリードするために代表的な業界組織に加わりました。
過去1年間で財団は、トラステド・ブロックチェーンアプリケーション国際協会(INATBA)、グローバルデジタルファイナンス、クリプト・バレー協会(CVA)、アルゴリズム契約形式統一企画(ACTUS)、ボストンブロックチェーン協会、香港フィンテック協会、スイス商工会議所(香港)などの会員となりました。
Cardano財団はまた、世界中で100以上のイベントに参加し、代表的なビジネスリーダーと政策立案者と共にブロックチェーンが可能にする将来についての私たちのビジョンを提示しました。財団は、様々なポリシーや規制を持つすべての地域でブロックチェーンビジネスのエコシステムの開発に関与しており、2020年もこれを継続します。
Cardano財団は、2019年、継続的な開示を通じて暗号資産空間に高いレベルの透明性をもたらすために、Messari registryに参加しました。私たちは、Messaryが設定したのと同様の価値と基準を遵守することで、業界の透明性が高まっていくと考えています。
Cardanoのプロジェクトは、本当にグローバルで、財団はアフリカからアジア、そしてヨーロッパからアメリカ大陸へと地球を縦横に動き回り、ブロックチェーン業界の現在の状態を研究し、商業標準を形成しています。この取り組みの一環として、私たちはアフリカ大陸の54か国でブロックチェーンガバナンスを開発するためにアフリカ諸国との対話を開きました。Cardanoプロジェクトは、当初からアフリカに着目し、政策立案者が透明なガバナンスシステムを確立するための支援をしてきました。
Cardano財団評議会メンバー@Tamara_Haasen は、主要な利害関係者とのコミュニケーションと協力の重要性が増していることを説明しています。
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戦略的パートナーシップとコラボレーションで、Cardanoの採用を推進する
パートナーシップは、私たちのテクノロジーの採用を促進する最も重要な部分の1つです。Cardano財団は、Cardanoを様々なビジネスモデルに適合させ、実際のユースケースを開発するための最良の方法を模索しています。
2019年にCardano財団が構築した主要な提携の1つは、ドイツのベルリンを本拠地とするKonfidio Venturesとの提携です。この戦略的パートナーシップは、Cardanoブロックチェーンで実社会のビジネスを強化することを目的としています。まずは、銀行、物流、医薬品の各業界での利用や貿易金融での導入を狙い、その後は政府機関や公共サービスでのユースケースを視野に入れます。
Cardano財団はまた、COTIと提携してadaPayソリューションを提供しました。これにより商業者はフロントエンドの支払いシステムを採用できるようになります。COTIとの協力は、企業やコミュニティに具体的な支払いソリューションを提供する最初のステップの1つでした。adaPayソリューションは現在利用可能となっており、adaPayがどう動くのかはCOTIのデモストアでご覧になれます。また、2019年にCardanoブランドのTangemカードを発行しました。
Shelley時代を完了し、ゴーグエンを前にして、私たちはさらなるユースケースでCardanoの採用を促進するためにより多くのパートナーシップの構築を予定しています。
Cardano財団会長@Nathan_Kaiserは、2019年に行った戦略的パートナーシップの重要性とそれらが2020年における採用の促進にどう役立つかを強調しています。
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Cardano財団は、コミュニティとブロックチェーン業界に力を与える
2019年、Cardano財団は、様々な利害関係者と協力して、ブロックチェーンについてのあらゆることを議論してきました。すべての利害関係者の説明責任を確保し、業界におけるCardanoの地位を強化するには、オープンな対話と共同の努力が不可欠です。業界のトレンドについての意見交換と率直な議論は、Cardanoとそのカウンターパートの両方にとって相互利益となります。
Cardano財団は、2019年、ブロックチェーンについての多数のイベントや会議に参加し、Cardanoの認知度を高め、アジア、アフリカ、南北アメリカ、ヨーロッパのリーダーたちとアイデアを共有しました。
2019年夏には、Cardanoアジアロードショーが開催され、台北、シンガポール、香港がその対象となりました。私たちは、Cardanoを地域コミュニティに提示し、Asia Blockchain Summitや、シンガポールで行われたWorld Blockchain Summit、香港で行われたSPOT Conferenceでブロックチェーンガバナンスに関するアイデアを共有しました。また、台北、シンガポール、香港の現地のCardanoコミュニティーと会合を持ち、プロジェクトの将来に関して議論をしました。
地球の反対側のアメリカ東海岸でもロードショーを開催し、ニューヨーク市、ワシントンDC、ボストンでサポーターたちと会合を持ちました。アフリカとヨーロッパでも多数のイベントが開催されました。
Cardanoコミュニティは、2020年さらに成長することが期待されています。
まだ地元のコミュニティに参加したことのない方は、グローバルCardanoコミュニティの世界地図をご覧になってみてください。お住まいの地域にはありませんか? では、今日から皆さんのグループを始めましょう!
Cardano財団副会長@Manmeet_Singhは、このビデオでブロックチェーン業界における財団の役割の高まりについて、私たちのビジョンを共有しています。
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採用促進と実世界ユースケースにおける Cardano ブランドの役割
Cardano財団は、Cardanoブランド再評価のブランド戦略・デザイン担当エージェンシーとしてMcCann Dublinを任命しました。この任務は、プロジェクトにとって、そしてCardano財団にとって重要なマイルストーンとなります。財団は、ブロックチェーンソリューションに対する需要が高まる中でブランドを再評価し、世界をリードするブロックチェーンプラットフォームとしてのCardanoのポジションを高めることを通して価値を届けたいと考えています。
ブランドアイデンティティは、Cardanoの市場での地位に重要な役割を果たします。主な目的の1つは、開発者から投資家まで、学者から企業まで、幅広いグループに対する訴求力を高め、専門家でない聴衆との関係を向上させることです。ブランド再評価の目標は、断片的になっている聴衆の集団を識別し、それらの人々を結び付ける共通の脈絡を見いだすことです。
2019年、Cardano財団は、グローバルPR・コミュニケーション・マーケティング機能を確立し、Bakyt Azimkanovをエグゼクティブチームに加え、Ye Ji Kimを昇進させました。
PR・コミュニケーション・マーケティング担当グローバルディレクターの @Bakyt_CF Azimkanovは、ブランドの重要性と、ブランドが2020年におけるCardanoの採用と実社会でのユースケースにどのように貢献するかについて説明しています。